【概要】車中泊で使用するポータブル電源の選び方について、重視したい6つのポイントを車中泊の達人・ruiさんが解説。

ポータブル電源選びでこだわりたい、6つのポイント

①長期旅で最も重要なのは「充電時間の早さ」

画像: ①長期旅で最も重要なのは「充電時間の早さ」

私がメインで使用している「EcoFlow RIVER Pro」は1時間で80%、満充電まで1.6時間という驚異的な充電スピードを誇ります。

同等スペックの他社製品なら、どんなに早くても4時間、通常なら8~10時間かかるのと比べたら、長期の旅のお供はEcoFlow製品しか選択の余地がありません。

そんなに長期で使うことはないという方も多いと思いますが、一般的な1000Whのポータブル電源でも、フルで使えば持って2日。それを考えると、急速充電がいかに安心材料かがわかると思います。

➁in/outのW数表示は節電の目安になる

画像: ➁in/outのW数表示は節電の目安になる

残り容量が目盛り表示だけのものが多いですが、できれば入出力W数が数字で出るものがおすすめ。車内の機器や照明がどれくらいの消費電力なのか知っておくと、節電や残りの使用時間の目安になります。

単純に消費電力の大きな家電を使うにしても、それを何分使うかによってポータブル電源の残り容量が変わってきます。消費電力の少ない照明だと思って安心して長時間使っていたら、実はものすごく電気を食うものだとわかることも。

そういった計算に役立てるためにも、数字は把握しておきたいものです。

③ソーラーパネルは過信するな! でも、あると安心

画像: ③ソーラーパネルは過信するな! でも、あると安心

ソーラーパネルさえあれば、勝手に充電されて無限に電気が使えると夢見がちですが、どんなに大量のソーラーパネルを設置しても、ポータブル電源側の入力にリミットがあるのはつい見逃しがち。自分のポータブル電源にマッチしたソーラーパネル選びが重要です。

また、スペック上の数字だけでなく「機器同士の相性」や、チャージコントーラーを導入することで結果が大きく変わることも。

一筋縄ではいかないソーラーパネルですが、容量ゼロまでの時間を遅らせてくれるのは確か。ないよりはあったほうが安心です。

④車内で邪魔にならない大きさ

画像: ④車内で邪魔にならない大きさ

大容量のポータブル電源は魅力的ですが、その分、サイズが大きくなりがち。車内のどこに置けるかしっかりシミュレーションしてから購入を。

“ポータブル”という名のとおり、狭い車内でも楽に移動できたほうが使い勝手もよく、充電のために持ち運ぶのも苦になりません。

またUSBやACなどの各種差し込み口の位置も、狭い車内では意外と重要。車内の隅っこに置きがちなので、使いたいポートが壁側に来てしまうこともよくあること。小型のものなら、その分ケーブルの取り回しも融通が利き、ストレスが減ります。

⑤RIVER Proなら半分こできて便利

画像: ⑤RIVER Proなら半分こできて便利

私の愛用しているEcoFlow RIVER Proの特徴として、同スペックのエクストラバッテリーを増設できる点があります。

ポータブル電源は全般的に、気軽に買うには少し躊躇する値段。なので中型、小型を購入したけれど、もう少し容量が欲しかったという場合、後から増やすことができるのは魅力的です。

また、公園やキャンプ場などでクルマから少し離れた所で使いたいときも、半分だけ持っていくという技が使えるのが画期的。小さな2個に分かれているので、車内でのレイアウトも自由度が上がり一石二鳥です。

⑥冷蔵庫用にもう一台。複数使いが便利

画像: ⑥冷蔵庫用にもう一台。複数使いが便利

メイン機とは別に、以前から使っていたsuaoki G500も現役で、車載冷蔵庫の専用電源として使用中。

車内で常に電源がオンなものを、比較的小型のもう一台で賄うのも便利かつ安心材料になります。ケーブルを引き回す必要がなく、他の機器の使用時間も気にしなくてよいので、冷蔵庫に限らず必要に応じた複数台使用は上級テクニックといえるでしょう。

こちらはシガーソケットからの走行充電ですが、インバーターを経由すると充電できるW数が大きく変わるので、DCで充電したいときは必須アイテムになります。

写真・文:rui 
出典:カーネル2022年3月号vol.53 

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