これまでのポータブル電源とは違った電源システムとは?
![画像: これまでのポータブル電源とは違った電源システムとは?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/a12b7266f8d6a2a90f5633f10d3a89bac3e901a0_xlarge.jpg)
スマホの充電はもちろん、充電式ランタンや扇風機、電気毛布など、キャンプで電気製品を使うのは当たり前になってきました。とくに車中泊では、電気製品が使えるというのはとっても便利です。
そんなキャンプ、車中泊シーンで注目されているのが「ポータブル電源」。モバイルバッテリーより大容量で家庭のコンセント感覚で使えることから、車中泊の必需品となっています。
そこで今回紹介するのは、車中泊で使いやすいアウトドア用の電源システム「OGCフィールドパワーユニット」。一般的なポータブル電源とはちょっと違った、その特徴を解説していきましょう。
電源にディープサイクルバッテリーを使用!?
![画像1: 電源にディープサイクルバッテリーを使用!?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/df252c1dd0e02ae9f02f7a79dda9c76d9f339fa5_xlarge.jpg)
一般的なポータブル電源は、リチウムイオンバッテリーが内蔵されていますが、OGCが展開する電源システム「OGCフィールドパワーユニット」では、電源に市販のDC12Vディープサイクルバッテリーを使用します。
対応するバッテリーは「WP50-12NE」「WP50-12」「M24MF」の3種類。「WP50-12NE」「WP50-12」の電池容量は600Wh、「M24MF」は960Whとなります。
![画像2: 電源にディープサイクルバッテリーを使用!?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/a24a9270c96ebd6ccba7e5ddd1eb134b917f4f7a_xlarge.jpg)
これら別売りのディープサイクルバッテリーに、メインユニットとなる「OGCコントロールボックス」を接続することで、はじめてポータブル電源となるのです。
![画像3: 電源にディープサイクルバッテリーを使用!?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/9e19f9faea738b3cba435374d391668d032e982f.jpg)
「OGCコントロールボックス」に装備されている電源の種類は、AC100Vの出力ポートが2口、DC12Vの出力ポートが2口、USB Type-Cポートが1口、USB Type-Aポートが2口。
AC100Vの定格出力は300W(瞬間最大600Wまで対応)で正弦波を供給できるので、家電を選ばず安心して使えます。液晶画面には、使用中のW数、A数、V数が表示されます。
![画像4: 電源にディープサイクルバッテリーを使用!?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/2df2abd88c6a25ce9de7624c15691b839f156411_xlarge.jpg)
購入したバッテリーは、そのままの状態でも使えますが、別売りの「OGCバッテリーバッグ」に入れて使用すれば、楽に持ち運ぶことができ、バッテリーを保護することもできます。
![画像5: 電源にディープサイクルバッテリーを使用!?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/18149901b6c9eff23cacd02b6004791b43c19236.jpg)
バッテリーへの充電は、別売りの「OGCバッテリーチャージャー」で行います。配線をバッテリーにつないで、家庭用コンセントから充電すればいいだけなので、とても簡単です。
車中泊にピッタリのメリットがあった!
![画像1: 車中泊にピッタリのメリットがあった!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/bf7b0a04e1dd74121da9a6694edecbcfe05184bd.jpg)
「OGCフィールドパワーユニット」が、どのようなシステムなのかがわかったところで、次はリチウムイオンバッテリーを使用した一般的なポータブル電源との違いを解説しましょう。
いちばんの違いは、クルマで使用することを前提に設計されたディープサイクルバッテリーを使用するということ。
リチウムイオンバッテリーの場合、高温の車内に放置しておくと発熱・発火の恐れがありますが、ディープサイクルバッテリーの場合、その心配がありません。そういった点では、車中泊にピッタリの電源と言えます。
また一般的なポータブル電源は、長年使用して電池が劣化してしまったら、本体ごと買い換えなければなりません。しかし「OGCフィールドパワーユニット」は、電池だけを交換すればいいので、コストを抑えることができます。
![画像2: 車中泊にピッタリのメリットがあった!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/871f7d0e14775d1830c7c6dfee8d3e0879e76707.jpg)
ただしデメリットもあります。鉛蓄電池であるディープサイクルバッテリーは非常に重く「WP50-12NE」で約14kg、「M24MF」では約20kgもあります。力の弱い女性では、持ち運べないことも。
これを解消するために、先ほど紹介した「OGCバッテリーバッグ」が役に立ちます。長めの取っ手が2本付いているので、ふたりで持って運ぶことができます。
アイテムを追加すれば車中泊がさらに快適に!
![画像1: アイテムを追加すれば車中泊がさらに快適に!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/49aef17c465f882bfa36d877ff20904ab3c761cb.jpg)
さらに同ブランドのシートカバー「OGCシートプロテクター(フロント用)」を装着すれば、車中泊がもっと快適になります。
![画像2: アイテムを追加すれば車中泊がさらに快適に!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/f53ae699d8e48c75dd179e4bcdc2325586379a9a.jpg)
シートバックにはモールシステムが設けられていて、そこに「OGCコントロールボックス」を装着することができるのです。これならセカンドシートから後ろを展開してベッドメイクしても、電源が使いやすい位置にくるので便利です。
![画像3: アイテムを追加すれば車中泊がさらに快適に!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2022/02/13/f76bcef30c71f77107e9f0b6aa99c885ec3f5243_xlarge.jpg)
ちなみにステップワゴンの場合、運転席と助手席のあいだにバッテリー(WP50-12NE)を置くことができるので、置きっ放しにしておいてもジャマになりません。
車中泊用にポータブル電源を準備したいという人は「OGCフィールドパワーユニット」を組んでみるのもいいかもしれませんね。
写真・文:牛島義之