家庭用エアコン完備で酷暑も快適に乗り切る!
車内には家庭用エアコンを完備。日本の夏の酷暑にも耐える、究極の夏の車中泊スタイルだ。RVパークの外部コンセントで電気を確保すれば、涼しい車内に早変わり。家族の評判も上々で旅の選択肢が広がった。
ベンチレーターの存在もデカイ
頼るのはエアコンだけじゃない。季節や気温に合わせてベンチレーターも使用。窓を少し開けて稼働すれば、車内に風の流れが循環するので、涼しく心地よく感じる。
シェードで外気温をシャットアウト!
運転席の窓ガラスの断熱も欠かさない。ガラス3面にシェードを貼り、さらにカーテンで運転席と居住空間をシャットアウト。外気の熱を遮断すれば、熱気の影響も受けにくく効率的に涼をとれる。
オーナー:岡田さん夫妻
愛車:トイファクトリー アルコーバ ハイエース スーパーロング キャンパー特装車2WD
愛車は大人気のバンコン・トイファクトリーのアルコーバ。最近はお孫さんも誕生。家族も増え、これからますます車中泊での旅が楽しくなりそうだ。
家庭用換気扇をDIY! 車内の空気を流す
DIY前夜、「あなた、何するの?」と奥様が驚いたのも無理はない。大手通販サイトから届いたのは、家庭用の換気扇!
助手席の窓ガラスに換気扇を設置する本格DIYを行い、リアハッチから取り入れた外気を車外に放出する仕組みだ。
リアハッチのちょい開けシステムも効果的!
虫よけネットを張ったリアハッチを少し開けて、助手席の換気扇を稼働。車内の風の循環を効率的に行うことで、外気温29.8℃の日でも車内はエアコンが動いているような冷気の流れを感じるワザ(ライター体感)
オーナー:なりくんのパパさん
愛車:トヨタ・ハイエース(200系Ⅰ型)
学生時代からという長い付き合いのおしどり夫婦。Ⅰ型ハイエースをDIYして、長く車中泊を楽しまれている。快適な車中泊だからこそ、奥様もストレスなく付き合ってくれるのだろう。
専門知識を活かして、保冷剤×サーキュレーター×体のしくみ
保冷剤で体の大きな血管を効率的に直接冷やす。深部体温が上がったあとに、下がるタイミングで眠くなる特性を活かすという。
サーキュレーターは防災面も兼ねて、AC電源、USB、乾電池で使えるものを用意。
シンプルな夏対策のひとつが冷感シーツ
驚くことに、夏の車中泊を乗り切るアイテムはほぼ3点のみ。そのひとつがニトリのNクールシリーズというエコアイテム。
オーナー:はなのこさん
車種:トヨタ・ノア ハイブリッドW×B特別仕様車
看護師ならではの専門知恵を活かし、必要最低限かつ安価に夏の車中泊を楽しむ。ただし効果的に冷やせないと熱中症になるので、不慣れな方は装備をそろえて涼をとるようにすること。愛車はミニバンタイプの一般車なのが、逆に手慣れた雰囲気を醸し出す。
文:がっちゃん・むっちゃん(ガタガタGOGO)
出典:カーネルvol.50 2021年夏号