【概要】軽キャンピングカー「テントむし」オーナー・まるななさんを紹介。北海道在住で、過ごしやすい夏だけでなく、マイナス24℃の真冬の北海道でも車中泊を楽しんでいる。

4シーズン、季節を問わずに車中泊を楽しむ!

画像: 冬はなんと屋外で、雪上コタツ!?

冬はなんと屋外で、雪上コタツ!?

ポップな見ためで人気の軽キャンピングカー「テントむし」。その生まれ故郷は鹿児島県。そのルックスに心躍らせたこともあったが、寒い北海道で生まれ育った筆者にとって、南国育ちのポップアップ式軽キャンピングカーは、縁遠いものだと思っていた。

しかし、とある女性との出会いから、その固定概念は打ち砕かれる。その人物は、北海道在住のテントむしオーナー・まるななさん。

画像: 軽キャンピングカー「テントむし」で北海道をタフに遊ぶ車中泊女子!

オーナー:まるなな さん
愛車のテントむしを中心に、北海道ならではのレジャーや車中泊の工夫をブログとYouTubeで発信している。車中泊歴は9年で、大好きな登山の前泊としてもよく利用するそうだ。

もともと車中泊が好きだった彼女。軽バン狙いで地元の中古車店を探していたが、テントむしの実車を見て一日で購入を決意したそうだ。

「自分に合わなくて手放すことになっても、軽キャンピングカーの需要は高いので、普通の軽自動車よりは高く売れるだろうと思いました」

画像: 冬はFFヒーターを活用するほか、窓からの冷えを防止するために断熱ボードでガード。カーテンの裏にはアルミシートを。床には毛足の長い敷きパッドが必須。カイロや湯たんぽを使えば、さらに寒さに対応できる

冬はFFヒーターを活用するほか、窓からの冷えを防止するために断熱ボードでガード。カーテンの裏にはアルミシートを。床には毛足の長い敷きパッドが必須。カイロや湯たんぽを使えば、さらに寒さに対応できる

しかし、彼女は誰よりもアグレッシブにこのキャンピングカーを乗りこなしている。過ごしやすい夏だけでなく、マイナス24℃の真冬の北海道でも、ときにはFFヒーターを使わずに車中泊をすることも。

自身の体験をもとに、北の大地で軽キャンピングカーに乗ることのメリット・デメリットを、赤裸々にブログでつづっている。

ここまで聞くと、さぞかし気を張って車中泊している?と思うかもしれないが、決してそんなことはない。おもな過ごし方は、リラックスして窓の外を見ながら本を読むこと。食事も手軽にすますようだ。

画像: 気温が高くても、テントむしの特徴である大きな窓を開ければ、さらりとした風が通り抜ける。外気をたくさん取り入れられるポップアップルーフは、湿度が低くエアコンいらずの夏の北海道にこそ、最適なのかもしれない。

気温が高くても、テントむしの特徴である大きな窓を開ければ、さらりとした風が通り抜ける。外気をたくさん取り入れられるポップアップルーフは、湿度が低くエアコンいらずの夏の北海道にこそ、最適なのかもしれない。

「がんばっている」という意識はないようで、自然体で車中泊を楽しんでいる。これが彼女の強さであり、クルマとの相性のよさであり、北海道キャンパーらしさなのかもしれない。つまり、どの車がどこで活躍するかは、オーナーの考え方や楽しみ方次第、ということかも。

冬の車中泊シーズンに、もう一度彼女に話を聞けたらなぁ。きっと冬の過ごし方のヒントをくれるはず。

【POINT】好きなものを集めたら、リラックスできる空間になりました!

画像1: 【POINT】好きなものを集めたら、リラックスできる空間になりました!

女性が自宅でくつろいでいるように見える車内。軽キャンピングカーの中とは思えない!

画像2: 【POINT】好きなものを集めたら、リラックスできる空間になりました!

かわいらしいアイテムたちのテーマを聞いてみたところ、返答はなんと「特になし」。自分の部屋で使う雑貨を集める感覚で、なんとなくモノを置いていっただけなのだそう。気張らないスタイルそのものが、愛らしい空間を作っているようだ。

画像3: 【POINT】好きなものを集めたら、リラックスできる空間になりました!

愛車購入時のキッチン。

画像4: 【POINT】好きなものを集めたら、リラックスできる空間になりました!

自作した棚。食器を置くスペースができた。

画像5: 【POINT】好きなものを集めたら、リラックスできる空間になりました!

中にはカトラリーや調味料などの生活必需品が少しずつ入っている。扉の裏には、顔全体が映るサイズの鏡があるのが女性らしい。

出典:カーネルvol.49 2021年春号
写真:まるなな 
文:日本を旅するうめの

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