【概要】車中泊避難の基本をダイジェストで紹介。レジャーと緊急時の車中泊の違い、車中泊における短期避難、中長期避難の違い、エコノミークラス症候群の原因や対策、被災時の車中泊避難シミュレーション、車に積んでおきたいアイテムなど。

いま、車中泊専門誌『カーネル』にできること。

以前の勤務地だった新橋。都営三田線の御成門駅から地上に出たところでした。立っていることもできないような大きな揺れ。思わずガードレールをつかみ、バランスをとったのを覚えています。

いつもはひっきりなしに通る日比谷通りの車もすべて静止。いったん揺れがおさまり歩きだそうと思ったときに、すぐ後ろにいた人がスマホを見て、ぼそりとつぶやきました。

「また東北か……」

あれから10年。まだ復興は終わっていません。避難生活を送っている被災者の方々も、まだいると聞きます。その後、熊本地震や西日本豪雨など、大災害は幾度となく日本を襲ってきました。それは今後も続いていくことかと思います。

そんな災害大国・日本に暮らす皆さんに向けて、車中泊専門誌『カーネル』、そして車中泊やキャンプ情報を中心としたアウトドアウェブメディア『SOTOBIRA』ができることは何か?

それはやはり、これまで培ってきた車中泊の知識を、少しでも災害時に役立ててもらうように、その知識やノウハウを紹介していくことだと思うのです。

今回は、これまで車中泊避難に関して紹介してきた記事を一部ダイジェストにまとめてみました。ぜひとも参考にしてもらえたら幸いです。

車中泊専門誌『カーネル』編集長 大橋保之

  

車中泊避難の基本【ダイジェスト】

まず、車中泊で知っておきたいこと① レジャーと緊急時の車中泊の違い

【レジャーでの車中泊】

自発的に行うため不便も楽しい。
  
眠れる。もしくは眠れなくても楽しい。

【緊急時の車中泊】

「車で寝なければいけない」状況。
  
眠れなくて辛い
  ↓↓
だからこそ、「車中泊避難」時でも安全・安心して寝られる準備と知識が必要!

まず車中泊で知っておきたいこと② 車中泊における短期避難と中長期避難の違い

画像: まず車中泊で知っておきたいこと② 車中泊における短期避難と中長期避難の違い

まず車中泊で知っておきたいこと③ エコノミークラス症候群(急性肺動脈血栓塞栓症)について

原因

狭いシートなどに座ったまま、長時間、足を下にして同じ体勢で過ごすと足の血液の流れが悪くなり、血管の中に血栓ができることから発症。

症状

呼吸困難が主な症状。初期段階では、下肢の赤み、腫れ、むくみ、だるさなど。

予防

①できるだけ足を上げて心臓と同じ高さにして寝る。就寝時の体勢も適宜変更。
②適度な運動や足のマッサージ、曲げ伸ばしすることを定期的に行う。
③適度な水分補給も大切。夜間もできれば車内に水分を保管したい。
※ふくらはぎの働きを助けるサポートソックスの着用もあり!

上記「症状」の項目を要チェック。この症状が出たら、周囲の人に声を掛け、救助要請を! エコノミークラス症候群は車中泊の場合だけではなく、避難所で生活していても発症することがあります。

画像: まず車中泊で知っておきたいこと③ エコノミークラス症候群(急性肺動脈血栓塞栓症)について

散歩や体操はもちろん、こまめに足をマッサージしたり、ストレッチすることも予防法のひとつ。

まず車中泊で知っておきたいこと④ 季節によって変わる車中泊

「車中泊避難」で注意すべきキーワード

画像: 「車中泊避難」で注意すべきキーワード

情報収集と早めの判断が重要! 車中泊は万能ではない。避難中であっても、車中泊にこだわらず
早めに安全な場所へ移動すること。

被災時のシミュレーション① なぜ車中泊避難を行うのか?

車で生活する理由を想像してみる

自宅や車は?

・自宅が全壊、もしくは半壊で家に帰れない。
・車は被害にあわなかった。
・自宅付近で余震や洪水などの恐れがある。

避難所は?

・最寄りの避難所は人が多すぎて落ち着かない。
・避難所も倒壊の怖れがある。
・避難所ではなく、自宅付近で生活したい。

自分と家族は?

・家族に乳児や女性がいて、プライベート空間がほしい。
・ペットも一緒に避難したい。
・普段から趣味で車中泊(やキャンプ)に慣れている。

被災時のシミュレーション② 「家族で車中泊」をイメージする

車中泊避難で最も重要なことは、

マイカーで寝るならどの位置が快適か?
誰が何人、マイカーで寝られるか?
寝れない人は、どうするか?

を考えておくこと。

・車は何台あるか?
・車のタイプは何か?
・車の大きさは?
・シートアレンジは?
   
・何人家族か?
・家族構成は?
・年齢、性別は?
・車中泊経験は?
    
「家族のなかで誰が車中泊避難をするか?」が見えてくる!
そして車中泊避難できない人はどうするかも考えておく。
例:テントを積んでおく。etc. 

画像: 被災時のシミュレーション② 「家族で車中泊」をイメージする

被災時のシミュレーション③ 車中泊避難で安眠するための準備と知識

そもそも車中泊避難とは、「車で避難」するのではなく、「避難所代わり」に車を利用すること。

車の中で安眠するには「寝床のフラット化」と「窓の目隠し」をすることがポイント。

寝床のフラット化=体のリラックス

画像1: 寝床のフラット化=体のリラックス

タオルなどで段差を埋める。

画像2: 寝床のフラット化=体のリラックス

ヘッドレストやクッションも活用。

画像3: 寝床のフラット化=体のリラックス

バッグなどですき間を埋めて体を水平にする。

画像4: 寝床のフラット化=体のリラックス

厚みのある銀マットは万能。

画像5: 寝床のフラット化=体のリラックス

市販マットは快適。

窓の目隠し=心のリラックス

画像1: 窓の目隠し=心のリラックス

段ボールの自作シェード。後席は網戸。

画像2: 窓の目隠し=心のリラックス

自作シェード。後席は網戸。

画像3: 窓の目隠し=心のリラックス

バスタオルや毛布、ブランケットを簡易カーテンに。

画像4: 窓の目隠し=心のリラックス
画像5: 窓の目隠し=心のリラックス

既製品のカーテンやシェードも発売されている。

車に積んでおきたいアイテム

画像: 車に積んでおきたいアイテム

+αで積んでおくと役立つアイテム

画像: +αで積んでおくと役立つアイテム

まずは車中泊を試してみよう!

画像: まずは車中泊を試してみよう!

自分や家族が車で寝ることができるのか? 車で寝るときに、何が気になるのか? 何が必要か? いろいろなことがわかるはず。快眠ポイントは人によって違うことも多い。楽しみながら車中泊をすれば、緊急時の練習にもなる!

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