![画像: 車中泊キャンプの達人! 21年落ちのキャンピングカーとワンポールテントで楽しむ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/78e18d5e9907ef3565d3413515d853ec58a7b495_xlarge.jpg)
「いい車を大切に、長く乗っている」ことも、“車中泊の達人”の条件のひとつではないだろうか。
上の写真に写っているのは、そんなふたりの達人。片や、なんと走行距離45万kmを超えるバンコンを所有。埼玉の人気キャンピングカー・ビルダーである「ティピーアウトドアデザイン」の代表・神木勇さんだ(写真左)。
片や同社で腕を振るう菅野勝明さん(写真右)。こちらは21年落ちのキャブコンで、日々、家族キャンプを楽しんでいるという。
今回は菅野勝明さんの車中泊スタイルを紹介しよう。
「家族4人の家」をテーマにカスタイマイズ
![画像: 愛車はアネックス社のキャンピングカー「ニューマックス5.0」(平成9年型)。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/21f96421a02e2a92e164d78dd5001bb19ee21228_xlarge.jpg)
愛車はアネックス社のキャンピングカー「ニューマックス5.0」(平成9年型)。
オーナー 菅野勝明さん
ティピーアウトドアデザインで辣腕を振るうハイエースのプロフェッショナル。家族4人を支える大黒柱でもあり、JAC公認オートキャンプインストラクターの資格ももつ。私的キャンプ中、今回の取材を受けていただき本当に感謝!
4年前に購入した21年落ちのキャブコン、アネックス社のニューマックスが菅野さんの愛車。走行距離はそれほどでもないが、年式が古いため、たびたび不具合に悩まされた。現在ではほぼノートラブル! 菅野さんは購入後、70泊以上を同車でしている。
同車のテーマは「家族4人の家」だという。
「この車でイベントに行ったとき、子どもが友だちに『ウチくる?』って言ったんですよね」と菅野さんは微笑む。
![画像: 「家族4人の家」をテーマにカスタイマイズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/d5bff8579dfe04fb3e145d4ad78cceb26e7f18bd_xlarge.jpg)
元々キャンプ歴は約20年。アウトドアにはよく出かけていたが、4年前に同車を購入して、人生の変化を実感。
21年落ちだけに、最初は様々なアクシデントに見舞われたようだが、そのたびに手を入れ、現在ではまさに「ウチ」と呼べる存在に。
「自分流のカスタムはしていますが、基本はマイナス面を埋める作業がメイン。でも、せっかく古い年式のクルマを買ったので、その風合いも大切にしたいですね」。
キャンピングカー+ワンポールテントの車中泊キャンプ!
![画像: キャンピングカー+ワンポールテントの車中泊キャンプ!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/59d1001d78cb59f5a6507f2ef16afdaef1a000ff_xlarge.jpg)
キャンピングカーを「ウチ」と称するだけあって、菅野さんの車中泊スタイルはあくまで「日常の延長」を意識したもの。そこに「キャンプ」要素が加われば、「非日常」のアウトドアの楽しみも加味される。
キャブコンにプラスして、いま流行りのワンポールテントも使用。薪ストーブで暖をとりながら、リビングとして活用する。
カーサイドオーニングはキッチンに。そして就寝は車内。各スペースを割りきって使用できるのも車中泊キャンプの強み。
カーサイドオーニングはキッチンに
![画像1: カーサイドオーニングはキッチンに](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/b4f3b9aa65650b8ec8e9277868a3eed982ee55ae_xlarge.jpg)
![画像2: カーサイドオーニングはキッチンに](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/8fc10587f0197db081998f4e8044a7da11733716_xlarge.jpg)
簡易なスタイルを好む車中泊ユーザーのなかでは、最近あまり見なくなったコールマン・ツーバーナー。ホワイトガソリン仕様でポンピングを必要とする本格派バーナーをメインに、キッチンをレイアウト。
![画像3: カーサイドオーニングはキッチンに](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/77870be8ba334d069ffa3259cf334fa3007e7b76.jpg)
![画像4: カーサイドオーニングはキッチンに](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/5bfbabfa24d9b4c15de0c83b7965be69d06c4b10.jpg)
クラシックランタンやペリカンケース(密閉ボックス)など、こだわりのアイテムがキッチンスペースを彩る。
いま大人気のDODワンポールテント
![画像1: いま大人気のDODワンポールテント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/474ebff38e2b1bc9ba5744fa795dcfd596e3142b_xlarge.jpg)
![画像2: いま大人気のDODワンポールテント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/84fb26b796734264ed97ffea0d996e76021b5bc1_xlarge.jpg)
スタイリッシュなワンポールテントは、人気のDODテント。大きなレンコン窓(換気窓)が特徴的で、約390×390×260cmという室内スペースは家族4人ならジャストサイズ。
![画像3: いま大人気のDODワンポールテント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/cec9706342fc25ccb7f43ee1b256aa4ede488b6a_xlarge.jpg)
![画像4: いま大人気のDODワンポールテント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/8678a22efa9db9a6a8df0b9c0678f412c3806b4a_xlarge.jpg)
保温ボトルやランタンなどを置く木製ラック、テント内を温めてくれる薪ストーブは、DODテントの雰囲気にぴったりフィット。
![画像5: いま大人気のDODワンポールテント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/e7e33429bedb71584ea78ff8e9eab6d691af5226.jpg)
テントを換気しつつ、念のため、一酸化炭素センサーもテント内に設置している。
快適車内は就寝スペース兼パーティルーム!
![画像1: 快適車内は就寝スペース兼パーティルーム!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/c0cd565a51e974ee342ce5b83cc09122ec9cd8dc_xlarge.jpg)
バンクベッドに2名、ソファベッドに2名がゆったり就寝。
![画像2: 快適車内は就寝スペース兼パーティルーム!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/8e358415152047ab47d2bbfaf39c83972f889b58_xlarge.jpg)
悪天候時や寒いときは、子どもたちの遊び場としても重宝する
室内の快適装備はDIYで!
![画像1: 室内の快適装備はDIYで!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/61ebeb97186a715dc7b2d5bc3e89feb3655f2ba9_xlarge.jpg)
車内のキッチンスペースには菅野さんの自作ラックを装着。キャンプの場合、野外での調理がメインとなるので、キッチン機能よりも、細かな小物を整理できる収納スペースを増やしている。
![画像2: 室内の快適装備はDIYで!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/72eda294ff7999a228600d979aaa1d88c80946ab.jpg)
開閉式の棚の下にある収納スペースを増設。
![画像3: 室内の快適装備はDIYで!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/39551768796e1e970aea1bda0c02a94b3410e7b9.jpg)
大きな音が気になっていた換気扇はPC用ファンに変更。ともに菅野さんのDIYによるものだ。室内をより快適にする工夫はさらに増加中。
新旧装備をともに活用する!
![画像1: 新旧装備をともに活用する!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/babed2a1f17586a3cb61b2d8fe78a80f771a19cd_xlarge.jpg)
![画像2: 新旧装備をともに活用する!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/3f8e38037ca380ca121135938e8d4564c500efb1.jpg)
LPガスが装備されているところは、さすが平成9年型。ソーラーシステムももちろん稼働。
![画像3: 新旧装備をともに活用する!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2021/01/28/39ec3b1c67b4d9daa054e8272234219e7f8deec6.jpg)
特筆すべきは、菅野さんの手によるドアロックのキーレス化。ドアにカンヌキ錠を付け、リモコンで操作できるようにしている。
写真:松木雄一
出典:カーネル vol.43 2019秋号