こんな都市部にRVパークがあったなんて……!
「関東近郊で気軽に車中泊できるスペースがあったらなぁ」。快適な車中泊を行うための重要ポイントのひとつに、「場所選び」が挙げられる。
そもそも車中泊をしてもいいのか? 目的地へのアクセスは? トイレや水、電源などの設備はどうか? ただ「クルマで寝る」だけではなく、周辺環境も大切なのだ。
そんなさまざまな快適条件を考慮した、車中泊スポットの代表格がRVパークだろう。いまや全国で150カ所を超える施設数を誇り、今後さらに増えていくことが予想される。
しかし、これまでは都市部やその近郊には、まだまだ少ないという印象だった。けれど、「あれ? 横浜市内にRVパークがある……。いままで気がつかなかった!」
なんと自宅と編集部の中間にRVパークがあるじゃないか。これは行くしかない!! ということで向かったのが「横浜サニーRVパーク」だ。
横浜新道・今井ICからわずか100m、小高い丘に駐車スペースはあった。
「天気がいいと西に富士山、東には横浜市街地が一望できます」と、すてきな笑顔で話してくれたのは、同施設を管理する横浜サニーエアロパークの菅谷さん。施設もきれいで、妻や子どもだって問題なく使用できそうだ。
東京や横浜を観光するときのベース基地としてはもちろん、いま注目されているワーケーションにも活用できるはず。
関東の都市部にだって、こんなすてきなRVパークがある。観光にも、息抜きにも、仕事にも使える横浜サニーRVパーク。オオハシは今度、家族で来たいと思う。
横浜サニーRVパークの快適ポイント
車中泊専用パーキングということで便利な設備は多数! 真新しい共有スペースはとてもきれいで、トイレなど女性でも安心して使用できるはず。今後は、施設内に入浴施設の建設も検討中とのこと。非常に楽しみな計画だ。
24時間利用できるトイレは広々。トイレの窓を開ければ、春は美しいヤマザクラが見られるという。
トイレスペース内にある洗面台も、もちろんきれい。
室内にはキッチンや冷蔵庫なども完備。歓談できるテーブルやイスもあり、雨天で使用する際は便利! みんなの共有スペースなのでマナーを守って使いたい。
屋外にも快適設備が完備されている
もちろん外部電源もあり。車両5mまでは50A、5m以上は30Aが使用できる。
野外にも、水道や簡易炊事スペース、さらには共有のBBQスペースもある。ゴミ箱、ダンプステーションもあり、現地にて相談すれば無料で対応してくれる。発電機の使用もOKだ。
横浜サニーRVパーク 施設情報
東京都心、横浜市街へのアクセスがとても便利なRVパーク。駐車場からは、横浜ランドマークタワーなどもよく見え、夜景もきれい。丘の上にあるため、民家などを気にせず、車中泊をすることができる。フルコン、バスコンまで対応可能な駐車スペースも魅力のひとつだろう。
【DATA】
所在地:〒240-0035 神奈川県横浜市保土ケ谷区今井町1221
TEL:080-6807-0711 ※曜日によって予約担当が異なる。
月・水・金/菅谷:080-6807-0711
火・木・土/松崎:090-2909-8322
日/矢内:070-7526-5678
料金:5mまで5,000円/台、10mまで10,000円/台、10m以上15,000円/台
車中泊する前に知っておきたい公共駐車場における10のマナー
RVパークを管理するRV協会では、公共の駐車場を使用する際に厳守したいマナー10カ条を呼びかけている。
これは、道の駅や高速道路・有料道路のサービスエリア&パーキングエリアなどを使用する場合、必ず守るべきものばかり。
なかにはキャンピングカーに対する注意項目もあるが、一般車の車中泊に通じる内容も多いので、お出かけの際は絶対に厳守してほしい。
<マナー10カ条>
1 長期滞在を行わない
2 キャンプ行為はしない
3 公共の電源を無許可使用しない
4 ゴミを不法投棄しない
5 トイレ処理は控える
6 グレータンクを垂れ流ししない
7 発電機の使用は要注意
8 オフ会の待ち合わせは注意
9 車イスマークに駐車しない
10 無駄なアイドリングはしない
出典:
写真・文:大橋保之
取材協力:横浜Suny Aeropark、日本RV協会
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