家庭用&車載用エアコンを搭載した、夏におすすめのキャンピングカーを紹介。エアコン搭載のキャンピングカーなら、猛暑での車中泊も涼しく快適。近年流行している家庭用エアコン搭載のキャンピングカーの解説や、キャンピングカーが夏に強い理由なども紹介。

▼【2022年版】エアコン搭載、高断熱処理が施されたおすすめキャンピングカー8モデル

近年流行中! 夏車中泊の救世主⁉ エアコン搭載のキャンピングカーとは?

画像: 近年流行中! 夏車中泊の救世主⁉ エアコン搭載のキャンピングカーとは?

ここ数年、キャンピングカーの暑さ対策装備で流行しているのが、家庭用エアコンの搭載である。昔からキャンピングカー向けの車載用エアコンはあるのだが、ルーフに載せて使うタイプで重く、音がうるさいなどと評判があまりよくなかった。

キャンピングカーはクルマのメインバッテリーのほかにサブバッテリーを搭載しているが、そのバッテリーを3本積みにするなどで大容量化して、家庭用エアコンの電力源として使うことが主流になってきている。

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家庭用エアコンの電力はどこから取ればいい?

画像: 家庭用エアコンの電力はどこから取ればいい?

家庭用エアコンのAC100V電源を取る方法は3つある。

①キャンプ場の電源サイトなどで車外から取る。
②発電機を使う。
③車内のサブバッテリーの電気をインバーターで変換する。

最近は③の方式で家庭用エアコンを装備するキャンピングカーが増加。昼間の走行でサブバッテリーの電気を溜めて、暑い夜にはその電気を使いエアコンを動かすのだ。

だからキャンピングカーは夏に強い!

画像: だからキャンピングカーは夏に強い!

一年をとおしてアウトドアを旅するキャンピングカーは、エアコン装備や断熱仕様など、夏の暑い時期でも快適に過ごすための工夫が多数あり!

まずはクルマのボディ。キャブコンなどは、断熱材をFRPなどでサンドイッチした外壁を使っているので、外からの暑さが伝わりにくい。さらに車内の涼しさをキープできるというメリットもある。

さらにアクリル二重窓、ルーフベンチレーター、シェード&網戸など、キャンピングカーならではの装備品の助けも借りて、夏の暑さを克服することができる。

★キャンピングカーの基礎知識はこちらの記事で!★

  

猛暑の車中泊でも涼しく快適に過ごせる、車載用&家庭用エアコン搭載のキャンピングカーを紹介!

【バンコン】キャンパー鹿児島 CK WILDER

画像1: 【バンコン】キャンパー鹿児島 CK WILDER

5月末に発表されたモデル。ハイエースの標準ボディ・標準ルーフ車をベースに架装している。

収納家具の上に薄型テレビとともに並んでいるのが車載用エアコン。このエアコンを動かすために、115Ahのサブバッテリーを2個積んでいる。

内装は巷でも人気のバンライフ的なもので、ウッドを多用した温もりのある雰囲気。6名乗車、2名就寝なので、ふだんは足代わりとして乗用車ライクに使え、週末は夫婦やカップルなどで使う旅クルマとしてピッタリ。

全高1980㎜という標準ルーフ車のパッケージのなかにエアコンを標準装備しているのが魅力である。

\ エアコンはコレ!/

画像2: 【バンコン】キャンパー鹿児島 CK WILDER

DC12Vで駆動する車載専用設計のエアコン。ハイパワーでありながら静音設計が施されているので、車内で使うのにピッタリといえるだろう。冷房機能のみ。標準装備としてサブバッテリー2本積みになっているのは心強い。

画像3: 【バンコン】キャンパー鹿児島 CK WILDER

価格:438万1360円~(2WD・ガソリン)

【バンコン】オーエムシー ゼロ

画像1: 【バンコン】オーエムシー ゼロ

日常使いはもちろん、車中泊、キャンプ、そして災害時のシェルターとしても使えるように装備をパッケージしたモデルだ。

その装備のひとつが「ラップポン」。これは水を使わないトイレで、1回分ごとにラップにまとめてくれる優れもの。災害時だけでなく車中泊旅でも重宝すること間違いなし。

そして電気を供給するために215Wの薄型ソーラーパネルを装備。電子レンジ、冷蔵庫、リチウムイオンバッテリーなども標準装備している。

\ エアコンはコレ!/

画像2: 【バンコン】オーエムシー ゼロ

冷蔵庫の上に装備されているのがミニクーラー。ポータブルタイプのスポットクーラーで、最大連続使用時間は5時間。おすすめの使い方は、直前までクルマのエアコンで車内を冷やしておいて、そのあとでミニクーラーを使って室温を維持していく方法だ。

画像3: 【バンコン】オーエムシー ゼロ

価格:617万1000円~(2WD・ガソリン・GLパッケージ)

【バンコン】レクビィ シャングリラ

画像1: 【バンコン】レクビィ シャングリラ

居住スペースの前側にL字型のソファをレイアウトして、リア最後部には独立したシャワー&トイレルームを装備。バンコンという限られたスペースのなかに、独立したシャワー&トイレルームをレイアウトしている貴重なクルマだ。

そのほかにもFFヒーターや冷蔵庫、電子レンジなどを標準装備しているのも魅力。5名乗車、3名就寝の8ナンバー登録車。ベース車にスーパーハイルーフ車を使っているので、車内でも居住空間が広く感じられる。

\ エアコンはコレ!/

画像2: 【バンコン】レクビィ シャングリラ

家庭用エアコンをリアにあるシャワールーム前に装備。バンコンの場合、室外機の置き場に頭を悩ませるところだが、床下に専用のステーで固定することでスッキリと収納。エアコンを駆動させるためのサブバッテリーは、リチウムイオン(100Ah×2)を採用している。リチウムイオン対応の走行充電器も装備する。

画像3: 【バンコン】レクビィ シャングリラ

価格:980万1000円~( 2WD・ガソリン)

【キャブコン】ナッツRV クレア5.3Xエボリューション

画像1: 【キャブコン】ナッツRV クレア5.3Xエボリューション

一番の特徴は、アイドリングだけで家庭用エアコンが使えるという充電システム「エボリューション」が搭載されていることだろう。

1日に4~5時間のアイドリングをするだけで、メイン+サブバッテリーがほぼ満充電になるというシステム。昼にクルマで移動して目的地に着いたときには、ほぼ充電が終わっているという仕組みである。

クレアのほかボーダーバンクス、スティングにも、エボリューションシステムを搭載したモデルがある。

\ エアコンはコレ!/

画像2: 【キャブコン】ナッツRV クレア5.3Xエボリューション

乗車定員6名、就寝定員6名でファミリーで使うのにもおすすめのキャブコン。リアには常設セミダブルベッドをレイアウトする。その最後部に家庭用エアコンを配置することで、エアコンの風はリアから遮られることなくフロント部分まで届く。

画像3: 【キャブコン】ナッツRV クレア5.3Xエボリューション

価格:829万9500円~(2WD・ガソリン)

【キャブコン】バンテック コルドバンクス

画像1: 【キャブコン】バンテック コルドバンクス

ロングセラーを続けるキャブコンが2020年2月にバージョンアップし、3代目コルドバンクスとして発表された。

ダイネットには大勢で団らんできるスペースがあり、バンクベッド、リア2段ベッド、ダイネットをベッドに展開することで、合わせて5名分の就寝スペースとなる。

キッチンには2口コンロとステンレス製シンクを装備。冷蔵庫や電子レンジはオプション設定となっている。

\ エアコンはコレ!/

画像2: 【キャブコン】バンテック コルドバンクス

家庭用エアコンはエントランスドアの上に装備されている。ダイネットに向かって直接風を送れるので、大人数でも涼しく過ごせそうだ。サブバッテリーはディープサイクルバッテリー1個を標準装備。オプションでトリプルサブバッテリー化もできる。

画像3: 【キャブコン】バンテック コルドバンクス

価格:644万6000円~(2WD・ガソリン)

文/浅井佑一
出典/カーネル2020夏号vol.46
※こちらの記事はカーネル2020夏号vol.46から抜粋、再編集したものです。詳細は本誌をご覧ください。

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