連載vol.2 NV200ベースの車中泊カー「キャネル」の装備類ってどう使うの?
2019年11月。社有車としてNV200ベースの車中泊カー・キャネルが配備されてから、早3カ月が経過。福岡から東京まで自走したクルマ旅は、たった2~3日だったにもかかわらず、波乱万丈の内容だった(連載第1回)。
その後、打ち合わせやイベントの機材車、そして移動編集部として、本当にいろいろ助かっている。もはや「相棒」と呼べるほどだが、実際のところ使いこなしているとは言い難い。
NV200ベースの車中泊カー「キャネル」の使い方を教えてくれたのは……
そこで今回お邪魔したのが、ナッツ神奈川店。キャネルを販売するナッツの、プロフェッショナルの皆さんに、キャネルの使い方をもう一度教えてもらおうという魂胆だ。
だって、スイッチ類が多くて、結局まだわかってない……。後部座席にあるテレビもずっと黒くて映らない。そんなカーネル編集部の悩みを聞いてくれたのが、ナッツ神奈川店に勤務する高橋聡さん(41歳)。
NV200ベースの車中泊カー「キャネル」の電源&スイッチ類の使い方
まず、もっとも理解できていなかった電源&スイッチ類から質問。大きく分けて3系統あるとのこと。電源&スイッチ類
「サブバッテリーの主電源のスイッチと、インバーターのスイッチ、そしてFFヒーターのスイッチは、それぞれ独立しています」
車内灯や100VのAC電源などを使う場合は、まず主電源のスイッチをオンにする。「インバーターのスイッチをオンにすると、テレビに付属するチューナーが使用できます」
注意点としては、テレビを見るには主電源をオンにして、インバーターもオンにしないと番組が見られない点だ。外付けされている別チューナーでチャンネルを操作するのだが、このチューナーはインバーターを介しているという。なので、インバーターのスイッチをオンにしないと見られないというわけだ。
そうか! だからこれまでずっとテレビが映らなかったのだ。「FFヒーターの電源も独立していて、主電源とインバーターがオフでも、FFヒーターは単独で使用することができます」
このFFヒーターは、年越し車中泊イベント「キャンプジャパン」に参加した時も使用していたので、なんとく理解していた。いやー、あの時はFFヒーターのおかげで、本当にホカホカで寝られたんだよな。
ちなみに、主電源の下にある液晶画面は、いったい何を表示しているのだろうか?
「これはサブバッテリーの充電状況を見るものです。いま何%充電されていて、どれだけの電力を使っているのか? がリアルにわかります」
確かにサブバッテリーの状況がわからないと、電気を使い切ってしまいそうで少しこわい。サブバッテリーの充電がなくなってしまったら、FFヒーターもテレビも使えない。冬場の車中泊でFFヒーターをあてにして、あまり装備を積んでいなかったら、本当に凍えてしまう。
NV200ベースの車中泊カー「キャネル」のシートアレンジは?
さらに、シートアレンジについても聞いてみる。セカンドシートの座面を動かすのが少しかたい!? とか。同じくセカンドシートの座面を通常仕様に戻すときに、シートベルトのバックルをうまく引っ張らないといけない……とか。
「慣れもありまして……(笑)」
そうか! もっともっと使って、慣れるようにしよう。
シートアレンジは多彩! 2列目シートは座面と背もたれがそれぞれ180度可動することで、前向き、後ろ向き、フラットに変更できる。さらに、リアラゲッジ側のクッションを移動することでフルフラットや対面対座仕様となる。
シートアレンジ3形態。まずはフルフラット! まさに車内ベッドで寝心地抜群。床下の冷蔵庫は移動可能。
こちらはシートをフラットにしつつテーブルを設置。通称・お座敷仕様。まるで自宅にいるかのように寛げる。
そして対面仕様。ミーティングや食事などにピッタリの応接室ができあがる。
**★カーネルの車中泊日記 vol.3は、カーネル編集長オオハシが初めてのルーフテント泊に挑戦!★
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