車中泊マナー10の基本を、キャンプジャパン・クルマ旅推進協会の理事を務める、さいば☆しんサンがレクチャー。初めて車中泊する人にとっては、何がよくて何がダメなのかをジャッジするのってなかなか難しい。車中泊の基本マナー10カ条を読んで、守って、楽しい“カーネル”を体験しよう!
1 駐車場での キャンプ行為はしない
道の駅や高速道路・有料道路のサービスエリア/パーキングエリアでのキャンプ行為は絶対にNG! 例えばテントの設営や、駐車場での調理や宴会といった類だ。駐車場はあくまでも“駐車場”であって、キャンプサイトではないことを頭に入れておくべし!
2 長期滞在はしない
自由気ままなクルマ旅かもしれないけど、いくら気に入ったからといって長期滞在は行わないように! 仮眠や休息のための公共の場所である、道の駅や高速道路・有料道路のサービスエリア/パーキングエリアでの連泊や長期滞在は極刑ものだ。
3 ゴミは持ち帰る(不法投棄しない)
クルマ旅も日数を重ねるとゴミが溜まるけど、それを道の駅や高速道路・有料道路のサービスエリア/パーキングエリアに持ち込んで捨てるのは不法投棄! 自分が出したゴミは必ず持ち帰るように。そうでないと、アナタが“人間のクズ・ゴミ”に……。
4 アイドリングはしない
夏の暑さにはエアコンを、冬の寒さにはヒーターとエンジンをかけたくなるのは誰でも同じ。だけど、発電機と同じで一晩中アイドリングしたままでは騒音となって、周りの人に迷惑をかけることに。エコに反して、地球温暖化の助っ人になりさがってしまうぞ!
5 車イスマークでの停泊はしない
屋根が付いていてスペースも広いから、降雨時などは車イスマークがある駐車場を使いたくなる気持ちもわからなくもないが、これも絶対にダメ! これでは本当に必要な人が駐車できなくなるし、アナタも本当にヒドい人になってしまう……。
6 周辺への音に注意
駐車場は公共の場。アイドリング時のエンジン音はもちろん、車内での会話、そして、駐車場での宴会はもっての他の大迷惑! 大きな声でなくても、囁きなども気になったりするし、ペットの無駄吠えなども他人にとってはストレスでしかない。
7 施設はちゃんと使おう(備品は持って行かない)
みんなが使う洗面やトイレなどをきれいに使うのは感謝の印。それなのに、備品のトイレットペーパーやハンドソープを持っていく人もいたりするのが実情なので、絶対に行わないように。また、コンセントからのスマホの充電(=盗電)も立派な犯罪だ!
8 サイズ違い駐車はやめよう
ハイシーズンの道の駅や高速道路・有料道路のサービスエリア/パーキングエリアは激混み! 駐車場所がなくて駐車場難民になってしまうこともあるけど、かと言ってサイズ違い……例えば、広いからといって大型車の駐車エリアに停めるのはルール違反!
9 ペットマナーを守ろう
目に入れても痛くないほどかわいいのがペットだけど、他人に迷惑をかけないのもご主人様の大事な義務! 無駄吠えはもちろんだけど、犬嫌い・猫嫌いの方や深刻なペットアレルギーを持っている方もいるから、ペットを悪者にしないために周りにも気を遣おう。
10 車中生活で迷惑をかけない(車内暖房機の火災など)
最近は12Vのヒーターやポット、炊飯器まであって、車中生活も快適になっているけれど、使い方を誤ると危険! 駐車場でのボヤ騒ぎになると、他人への迷惑では済まされない。車中泊生活で他人に迷惑をかけないよう、車内では細心の注意を!
文・イラスト/さいば☆しん
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