![画像1: カスタムカー&チューニングパーツの祭典! 世界最大級の「東京オートサロン2019」レポート!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/29/ef85998b5d4c253440e80ca6bbbf90c2a7ea391f_xlarge.jpg)
1月11日(金)~13日(日)に千葉県・幕張メッセで開催された、「東京オートサロン2019」。世界最大級のカスタムカー&チューニングパーツのイベントとして、毎年、世界中から注目を集めている。37回目の開催となった今回は、400を超す出展社、展示車両は900台オーバーというオートサロン史上最大規模! 過去最多となる、33万人を超す来場者が訪れた。
MU(マルチユーティリティ)/モデリスタ
![画像: MU(マルチユーティリティ)/モデリスタ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/5799f34f06328f1641ae3f840fc3e53edaba9d08_xlarge.jpg)
トヨタのミニバン、「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」をベースとしたコンプリートカー。常に広いラゲッジスペースを活用できるよう、通常の3列仕様から2列5人乗り仕様へと構造変更。日常生活での買い物などから、車中泊、キャンプといったアウトドア・アクティビティまで活躍する、まさに「マルチユーティリティ」の名にふさわしい車両になっている。
ラゲッジのフロアは、木目調が目を引くフロアボード「MU専用フロア」を標準装備。水や汚れに強く、耐摩耗性に優れたロンリュームという素材が使用されている。床下は収納スペースとなっており、荷物の取り出しがしやすいよう、フロアボードが左右2分割にできるという工夫も。
さらに、オプションの「マルチユースボード」を使用すれば、ベッド、ラゲッジスペースの仕切り棚、車外でのテーブル&ベンチセットとしてなど、幅広い使い方が可能。ほかにも、フロアの木目調と合わせた「MU専用シートカバー」も展開している。
https://www.modellista.co.jp/
GMLVAN V-01、C-01/GORDON MILLER(ゴードンミラー)
![画像1: GMLVAN V-01、C-01/GORDON MILLER(ゴードンミラー)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/43d31423957d4d201ea1dacae16098693408e050_xlarge.jpg)
「GORDON MILLER(ゴードンミラー)」は、カー用品ショップ「オートバックスセブン」のオリジナルブランド。「心躍るガレージライフ」をテーマに、カーインテリアやアウトドアギアなど、シンプルで男心をくすぐるアイテムを数多く展開している。
そんな同ブランドが手掛けた、初の車中泊カーが「GMLVAN」シリーズだ。ハイエースベースで、クラシックな丸目フェイスが特徴的な「V-01」と、日産・バネット(NV200)をベースとした「C-01」の2モデルをラインナップ。
※上写真は「V-01」。
![画像2: GMLVAN V-01、C-01/GORDON MILLER(ゴードンミラー)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/32e31b7b24d303b7cae7483ab32312edcfc145eb_xlarge.jpg)
どちらのモデルも共通して、天井、壁、ベッドには天然の木材を使用。防水、防汚加工された木目調のフロアと相まって、雰囲気のある落ち着いた内装に仕上がっている。ベッド下の空間は収納スペースになっており、天板を外すことで、より大きな荷物の積み込みも可能だ。
「V-01」は就寝モードにすると、全幅1,230×全長2,445㎜もの広大なフルフラットスペースになる。
※上写真は「V-01」。
![画像3: GMLVAN V-01、C-01/GORDON MILLER(ゴードンミラー)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/61755e3304229c9061a9fa359959c2af3cfdbfe6_xlarge.jpg)
![画像4: GMLVAN V-01、C-01/GORDON MILLER(ゴードンミラー)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/8a24a27eb789b262467015f89996d3d988e53da1_xlarge.jpg)
取り回しやすさを重視するなら、ハイエースベースよりコンパクトな、上記の「C-01」がおすすめ。「コンパクトなぶん、居住スペースが狭いのでは?」と思うかもしれないが、心配無用。車内は十分に広く設計されており、全幅1,200×全長1,840㎜のフルフラットスペースが確保されている。
http://www.gordonmillerpro.com/motors/
アクティブエース/ダイレクトカーズ
ハイエースベースのキャンピングカーを専門的に扱っている「ダイレクトカーズ」。乗車人数や使用目的に合わせた、幅広いモデル展開を行っている。
今回展示された新モデルは、脱着式のシートを採用し、自由な車内レイアウトが可能! 車中泊仕様はもちろん、展示車両のようにフィットネス機材を積んで「移動スポーツクラブ仕様」にしたりと、今までにない使い方も。一見すると、外見は通常のハイエースだが、ひと味違う内装になっている。
![画像1: アクティブエース/ダイレクトカーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/43dde05910c504022a5327eb4a1cfe75fa19e636_xlarge.jpg)
ラゲッジフロアには8本のロングスライドレールを採用。好きな場所にシートを固定できるだけでなく、前後の向きを変えて装着できる。オプションの脱着式テーブル(写真のシャワー付きテーブルは参考品)を取り付けることで、さらにレイアウトの幅が広がるだろう。
![画像2: アクティブエース/ダイレクトカーズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/f15a3b5504118eb677d214d8ead2a77b75254b8d_xlarge.jpg)
簡単なシートの脱着を可能にする、シートのアタッチメント部分。レール上の好きな位置に置き、あとは2本のボルトを締め込むだけなので、セッティングもシンプル。さらに、アタッチメントの後部にはキャスターがついているため、外したシートを運ぶ際にも便利だ。
http://www.cars-drt.com/
給電くん ポップアップルーフ/オートワン
軽キャンパー専門店の「オートワン」が展示したのが、この「給電くん ポップアップルーフ」。同社の人気モデルのこの車両には、走行充電にくわえ、55Aサブバッテリー、30Wの薄型ソーラーパネルを標準装備。そして、ポップアップルーフにすることで、軽キャンながら4人での就寝を可能にしている。小さな車体に充実の装備を搭載した、頼れる軽キャンだ。
ラゲッジ後部の助手席側には、電子レンジなどの家電品やペットボトルの収納棚を設置。その下にはインバーター(700Wモデルを標準装備)の収納スペースも。インバーターは1200、もしくは2000Wモデルに変更可能(各オプション)。
![画像: 給電くん ポップアップルーフ/オートワン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/0a798ff2ef24f8a6ee0cffc610e8c62f373441da_xlarge.jpg)
ラゲッジ後部の運転席側は、上段に収納棚、下段には跳ね上げ式のシンクまで装備。ベッドマットの下にも収納スペースを設けるなど、限られた空間をフル活用するための工夫が詰まっている。
オプションも豊富で、FFヒーター、サイドオーニング、防虫ネットなど、充実のラインナップ。手軽に車中泊を楽しみたい人から、本格的な設備を求める人まで、自分好みのカスタマイズが可能になっている。
http://www.autoone.co.jp/
Super D’s Pick Type-1/T.S.D
![画像1: Super D’s Pick Type-1/T.S.D](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/2133315538c89060807383fc8a616f25adafaafb_xlarge.jpg)
会場内には軽トラックベースのカスタムカーも多く見られるなか、この車両は、軽トラにポップアップテントという展示で注目を集めた。
スズキ・スーパーキャリーLがベースで、ラゲッジバーやフロントガード、スペアタイヤブラケットなどが装着され、ガッチリとした外観が特徴的。足回りには2インチのリフトアップが施され、より悪路などの走破性が向上している。
![画像2: Super D’s Pick Type-1/T.S.D](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2019/01/25/445d147f90e7b8edaa35d1c04b172571e2184782_xlarge.jpg)
今回の展示では、後部にラゲッジバーを増設して枠をつくり、その上にポップアップテント(別売り)を設置。荷台には荷物を載せるだけでなく、チェアなどを置いてひと息つけるスペースにもなっている。荷台部分は、耐衝撃性に優れた特殊塗料「LINE-X」での塗装に変更可能。よりアクティブな使い方ができそうだ。
http://www.t-style08.com/
今回の取材中、何社かのメーカーの方に話を聞いたところ、最近はアウトドアや車中泊仕様の展示が増えてきている、とのこと。とくに軽自動車をベースにした車両は年々増えているそうだ。昨今のアウトドアや車中泊ブームが、一見無縁に思えるカスタムカーイベントにまで影響を及ぼしていることに、正直驚かされた。
次回は、さらに大きな動きがあるかもしれない。来年の「東京オートサロン」にも大注目だ!