アウトドアメーカー・モンベルが提案する環境スポーツイベントSEA TO SUMMIT(シー・トゥー・サミット)。アウトドア系シンガーソングライターのMa-Ya(マーヤ)が、年間9戦開催された同大会のすべてを踏破する、9サミッターを目指して今年5月から奮闘中! 2016年最後の大会となる三重の紀北大会のため、ソトビラ編集部ヨシザワと一緒に、カヤック&自転車の特訓を受けてきました!! さあ、果たして、その上達ぶりやいかに!? Ma-Yaがレポートします。
カヤック特訓!
レジェンド・内田正洋さんに教えていただきました
カヤックの先生は、シー・トゥー・サミットでもおなじみ、海洋ジャーナリストであり、日本のカヤック界の第一人者でもある内田正洋さん。Ma-Yaは我流、ヨシザワさんは初カヤック。まずはカヤックの基礎から教えていただきました。パドルの持ち方から、カヤックのシートの調整の仕方など。これまで、大会中はゆっくりカヤックを見たり触ったりできなかったため、まじまじと見るカヤックはなんだか新鮮。今さらながら、パドルの持ち手が楕円形なことを発見したりして。「おぉ~そうだったのかぁ~!」と私。「フムフム…」とヨシザワさん。リアクションの仕方は違えど、それぞれが初めて知ったこと触れるものにワクワクが止まらない!? 陸での講習を終え、カヤックを海まで運ぶ。これまでの大会では、浜から海(湖)までの数mしか、自力で持って運んだことがない。慣れないふたり。うんとこどっこいしょ! これも含めてカヤックなのかぁ。と、ふたりともうなずく。やっとこさ運び終え、いよいよ出艇だ。
こここ、この感じっ。ひと漕ぎした瞬間、うれしくって意識が遠のきそう。前大会からしばらくカヤックに乗っていなかった私は、カヤックに飢えていたかも!? うれしさに任せて、ひとしきりグルグルと港を漕いで回った。なんとなく漕ぐことはできていたようで、細かいパドル捌きや体重移動について、内田さんがチェック。教えていただいたことを実践してみると、これまで力任せに漕いでいたときとは違って、少ない力でバヒューンと進む、進む。カヤック初というヨシザワさんはというと、なんと、涼しい顔で優雅にスイーっと漕いでいるではないか! 一瞬どこかのセレブかと思ったヨ。これは大会当日期待できる……。というか、別チームでの出場なので、ライバルになっちゃう! しばらく練習した後、内田さんを先頭に、アヒルの親子のように連なって水上ツーリング。これまで、シートゥーでお会いしても、あまり内田さんとお話をしたことがなかったので、実はこの日まで、ちょっと怖い方だと思っていたりして。しかし! 「ワッハッハッ!」海の上で豪快に笑う内田さんの日に焼けた顔は、とっても素敵だった。
横浜の街でロードバイクの練習もしましたよ
もっとカヤックを漕いでいたい気持ちを抑え、お次は自転車の特訓。自転車のコーチは、モンベル広報部の青木さん。青木さんもまた、日に焼けた肌がまぶし~。まずは、サドルの調整から。この調整がなかなかのポイントだそうで、乗っては降り、乗っては降りを繰り返し。数ミリ単位の違いで乗り心地が変わる……。いつも大会当日の朝に、慌ててササッと高さを合わせていたので、今度の紀北大会では入念に、入念に。私が所有している自転車は、ちっこい折り畳み自転車。なので、久しぶりに乗った今回のロードバイク、サドルが細くて、ハンドルがクリンと曲がっているドロップハンドルに大興奮。またもや喜び全開で駐車場を走り回るワタシ。そしてそう、ヨシザワさんはというと……。おぉ! 全開の笑顔でロードバイクに乗っている! いつもクールなヨシザワさん。こんな素敵なスマイルを持っているのね。きっとロードバイクが好きに違いない。大会後、ローディーになったりして。さあ、横浜のオシャレな風を浴びながら、山下公園を目指せ!?
シー・トゥー・サミットで走る海辺や野山の景色もいいけれど、横浜の異国情緒漂う街中を走るのも気持ちいいーーーー!! 通り過ぎた中華街の肉まんが気になるけれど、ここは真面目に質問、質問! 私の悩みは長時間ロードバイクに乗っていると、肩甲骨が痛くなること。道の端で、青木さんに私の走り方をチェックしてもらうと……。どうやら、加重の分散の仕方と、なにより力みまくって乗っていることが原因のよう。大会中の写真を見ると、たまに鬼の形相になっているのも、これが原因なのかも!? 青木さんに教わったとおりやってみたが、これがなかなか難しい。うーむ。こうでもないああでもないと、何度も行ったり来たり。練習あるのみ! とにかく、紀北大会ではリラックスを心掛けて、仏の心でチャレンジだ。ということで、ガチャガチャとギアチェンジの練習をしながら、昼下がりの横浜の街を駆け抜ける。今週末に迫る三重・紀北大会。このブログがアップされているころは、きっと大会直前。さあ、がんばってきます!!!