アウトドアメーカー・モンベルが提案する環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT(シー・トゥー・サミット)」。2016年は日本全国で全9戦が開催されましたが、その最終戦となる三重・紀北大会に、2016年11月12~13日、編集部の紅一点・ヨシザワが参加してきました! 環境シンポジウムに加えて、カヤック+自転車+山歩きを楽しむことで、水の流れを遡り、自然のつながりを体感する同イベント。今回、ヨシザワは、初参加にもかかわらず、なんとシングルでエントリー! さあ、その結果やいかに!? まずは前編です。

初めて訪れた自然豊かな紀北町。
初参加となった「SEA TO SUMMIT」。

画像: 初めて訪れた自然豊かな紀北町。 初参加となった「SEA TO SUMMIT」。

「SEA TO SUMMIT」のことを人に話す度に「トライアスロンみたいなやつ?」といわれるのですが、それは大きな間違い。このイベントは順位やタイムを競うレースじゃない。私は奇数月発行の車中泊専門誌『カーネル』(vol.30~)にて、アウトドア派シンガーソングライターのMa-Ya(マーヤ)さんが、2016年開催の全大会に参加するという、チャレンジ企画の編集担当をしています。今回の三重・紀北大会を、編集部総出で盛りあげたい!ということで、取材チームを結成。しかし今回、『カーネル』の同企画担当者であるはずの私は蚊帳の外。なぜか!? そうなんです。実は、私自身がこの大会に参加することになったからなのです。これまで、Ma-Yaさんの勇姿を、大会を追うごとに深まるTVドラマのようにコツコツと応援してきましたが、最も大切なシーンを共有することができないなんて酷な話じゃないですか、編集長! もちろん、これまでMa-Yaさんのがんばりを、見守ってきた私にとって、一緒に出場できるのはうれしい。しかし、日頃の運動不足と慣れないカヤック&ロードバイクを考えると、どうしたって完走は無理……(と、モンベルの人でさえそう感じていたらしい)。私は、Ma-Yaさんの感動的なフィナーレをこの目で見ることができるのか!? そして、同大会4日前に「mont-bellしんやました店」で練習した、カヤック&ロードバイクの成果を発揮することができるのか? そんな不安を抱えて、ついに来てしまった大会当日。さあ、どんな結果になったのか、ぜひともスクロールしてみてください!!

この瞬間を待っていた!
透明度の高い熊野灘をシーカヤックで進む、進む

画像1: この瞬間を待っていた! 透明度の高い熊野灘をシーカヤックで進む、進む

幸運にも昨夜飲んだお酒は残っていない!? 天候は晴れ、波もない。いわゆるベタ凪。最高の条件のもと、開会式がスムーズに進んでいく。低い雲間から朝日が顔を出す頃、ついにスタート。自分の番号が書かれたカードを専用の機械にスリットしたら、第1種目のカヤックで出発! 出場者は皆、急ぐ様子はなく、和やかに海へ入っていく。私はというと、あまりにも呑気に準備をしていたようで、気がつくと一緒に出場している『カーネル』チームや『トランピン』チームは、すっかり見えない……。とはいえ、慌ててもいいことはないので、私もゆっくり、スタートを切った!

画像2: この瞬間を待っていた! 透明度の高い熊野灘をシーカヤックで進む、進む

初めてのシー・トゥー・サミット。人生2度目のシーカヤック。それでも自分のペースで艇を進める感覚は面白かった! ゆっくりと近づいては遠ざかる景色を横目に、ここを過ぎたらあの島、あの島を過ぎたら灯台、と目指すべき道筋を思い描きながら、夢中でパドルを漕いでいく(島っていっても、海上にぽつりぽつりと浮かぶ岩礁のことデス)。そうして、やっと漕ぎ方に慣れてきた頃には、すでにカヤックのフィニッシュ地点が目前に!「まっすぐギリギリまで漕いできて~」と、スタッフの方に誘導されるまま、カヤックはスムーズに浜へと上陸。本当は漕ぎ足りない!?くらいの気持ちもあったりして。そして、この時「完走できる!」と、じんわりと汗ばんだ手を見つめながら、ひそかに心の奥で、自信が湧いてきたのを覚えています!! さあ、次はロードバイクのステージへ。続きは後編にて!!

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