3月10日(土)~11日(日)、熊本・阿蘇地方で初開催となった自転車イベントをご存じでしょうか? その名も「JAPAN ECO TRACK RIDE in ASO 2018(=ジャパンエコトラック・ライドイン阿蘇2018)」! これは、熊本県阿蘇地方の各地方自治体と、日本を代表するアウトドアの総合ブランド・モンベルが全面協力して開催されたもの。阿蘇山の自然、歴史、文化を感じながら、自転車の旅を楽しめるとあって、総勢200名の参加者が当日、熊本に集結。気持ちのいいファンライドを楽しみました。

阿蘇 自転車旅
楽しみ方は200人200色。春の阿蘇で、思い思いの自転車旅を楽しむ参加者の皆さん。

そもそも「ジャパンエコトラック」とは?

さて、ここで少しだけ解説。そもそも「ジャパンエコトラック」とは何か? これはモンベルが提唱する、いま注目の新しい旅のスタイルなのです。トレッキング、カヤック、自転車といった「人力」で日本各地を旅し、その土地ならではの魅力を楽しもうというもの。気になったあなたは、下記のオフィシャルサイトをチェックしてみて!
http://www.japanecotrack.net/

そんなジャパンエコトラックの12番目のエリアとして、2018年2月、熊本県阿蘇エリアが新たに認定されました。それを記念するとともに、熊本地震のさらなる復興支援の一環として開催されたのが、この「ライドイン阿蘇2018」なのです。
今回、設定されたのは3コース。まず、最も短いコースAが阿蘇五岳一周ルート。それでも距離は70km、累計の獲得標高は1,285m。順に距離は長くなっていき、コースBは阿蘇南外輪山満喫ルートで、距離92km、獲得標高1,944m。コースCの阿蘇一周チャレンジルートにいたっては、距離145m、獲得標高3,090m!
各コースの詳細も、上記のエコトラックのWEBサイトに掲載されているので、ぜひ一度ご覧ください!

ジャパンエコトラック阿蘇
同イベントの開会式が行われた3月10日には、「ジャパンエコトラック阿蘇」登録記念イベントも開催。さらに同日付けで、モンベルと熊本県は「包括連携協定」も締結しました。

ソトビラ編集部の裏エースが、満を持して登場!

さて、さて、さて。こんな壮大な自転車イベントに、急きょエントリーすることになってしまったわがソトビラ編集部。これはいつもの「参加することに意義がある!」という甘い考えでは、きっと完走できない。そこで、ソトビラスタッフのなかから選抜されたのが、広告部のサトウ課長。社内では「黒い稲妻」の異名をもつ元高校球児。ここは彼に託すしかない! なんと大会数日前に参戦をオファーしたにも関わらず、快諾してくれた我らが稲妻……さすがアスリートです。本当に感謝です!

画像: ソトビラ編集部の裏エースが、満を持して登場!

ということで、意気揚々と向かった熊本県阿蘇。しかし、いくらアスリートとはいえ、自転車競技はほぼ素人のサトウ課長です。さすがに取材をしながらのイベント参加は、そんなに容易ではありません。なので、ここは欲張らずにコースAを選択。大丈夫。モンベルが設定したコースですよ。最も短いコースだって、阿蘇の魅力をたっぷり味わえるルートになっているのです。

コースAの概要
これがコースAの概要。阿蘇市、高森町、南阿蘇村にまたがっており、阿蘇五岳と呼ばれる中岳、高岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳周辺をグルッと一周するルートとなっています。

道の駅 あそ望の郷くぎの
11日のファンライド本番に先駆けて、道の駅 あそ望の郷くぎので開催された開会式では、安全祈願の祈祷も行われました。

絶好のコンディション! さあ、出発です

ついに迎えたファンライド当日。コースAのスタート地点は道の駅 阿蘇からで、ゴールも一周回ってこの道の駅。コースA参加者の65名は、再びこの地を目指して、次々と出発していきます。とはいえ、制限時間が8時間30分とあってか、それほどピリピリした雰囲気はなく、和気あいあいといった感じ。

スタート
柔らかくもまぶしい朝日を受けて、朝7時のスタートを待つ参加者の皆さん。

画像: 総勢200名が阿蘇の自転車旅を満喫! ジャパンエコトラック「ライドイン阿蘇2018」
ソトビラチームのサトウ課長もスタート。がんばれーーー!

阿蘇の山々は、やっぱりエキサイティング

今回設定されたなかでは、最も初級向きとはいえ、そこは山岳地帯を走る道路を繋いでいくルートです。景色も美しい!が、もちろん斜度もきついのです。
まずは最初の登坂、国道265号の登り。ここがこのルート前半の核心部。その後、国道265号を下って、第一チェックポインの高森湧水トンネル公園へ。やや平坦な道を走って、第2チェックポイントである道の駅 あそ望の郷くぎのでひと息。そして、阿蘇南登山道の登りへ。ここがルート後半の核心部でしょう。最後は、阿蘇東登山道を下って、スタート地点の道の駅 阿蘇に戻り、ゴール!
さあ、サトウ課長の走りはいかに!?

やまなみハイウェイ
国道265号の登り序盤。写真で見るより、かなりきつかった!とのこと。

やまなみハイウェイ
同じく国道265号の前半部。雄大な自然を縫うように走る、つづら折りの登り。この風景を楽しんでいる余裕はない!?

道の駅 あそ望の郷くぎの
2カ所あるチェックポイントにはエイドステーションもあり、参加者を厚くもてなしてくれました。まさに心身ともにエネルギー補給。写真は、2カ所目のチェックポイントで、モンベルショップも併設されている道の駅 あそ望の郷くぎの。

山岳ステージ
中盤に設定されている緩やかな区間で、どれだけ足と体力を溜められるか?がポイント。眼前に立ちはだかって見えるのは、後半の山岳ステージ。

阿蘇南登山道のつづら折り
阿蘇南登山道のつづら折りの登り。標高が上がるにつれて、眼下には、阿蘇の里の風景の広がっていく……のですが、ここも前半の登り同様、この風景を楽しんでいる余裕はあまりない!?

草千里ケ浜
草千里ケ浜ではのんびりと乗馬体験も可能。イベント中でなかったら、乗ってみたかった!なんていう人も多いかも。

阿蘇火山博物館近く
阿蘇火山博物館近くで、草千里ケ浜と烏帽子岳を振り返る。まるで、阿蘇の自然が参加者を見守ってくれているような、そんな「力」を感じてしまう。

阿蘇の野焼き
今回、なんとイベント中に阿蘇の野焼きが行われていました。黒く焼けていく阿蘇の山々のなかを走るのも、非常に貴重な体験だった!とはサトウ課長。

仮設住宅
コース最終セクションのゴール手前で、仮設住宅の横を通過。まだまだ復興半ば。同イベントも、「復興支援」の一端を担っているということを思い出させてくれました。

無事完走! お疲れ様でした。

本当ならば、ここではゴールシーンとともに、このレポートの締めを書くところなのですが、なんと最後のフィニッシュシーンの写真がないという失態……。しかし、サトウ課長は70kmをみごと完走! タイムは7時間20分54秒。なんの練習もできず、撮影をしながらのエントリーということを考えれば、十分すぎる結果です。本当にお疲れ様でした!

さあ、次なるファンライド・イベントは?と気になるところですが、まだ鋭意企画中とのこと。今後の展開に期待したいですね。

そして、同じくモンベルが協力し、全国各地で開催されている環境スポーツイベント・シートゥーサミットの2018年シリーズが、ついにスタートします。
初戦は、5月19-20日に鳥取県で行われる皆生・大山大会。同大会にもソトビラチームが参戦しますよ! と、その話を聞きつけ「その日程、空いてるよ」と、またもや手をあげてくれたサトウ課長。さて、どうなることやら。次のシートゥーサミット・リポートもお楽しみに!!
※シートゥーサミットの詳細はこちらから。
http://www.seatosummit.jp/

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