「体をできる限り水平にして寝る」。

それが、一般的なクルマで車中泊をする際に、エコノミークラス症候群を予防する一番の対策。それでは、具体的に、どのような方法があるのでしょうか?

まず、運転席や助手席のシートで寝ざるをえない場合について考えてみましょう。一番、簡単で、なおかつ効果を発揮する方法は「凸凹やすき間をタオルや衣類で埋めること」。クルマのシートは、本来、寝る際の快適性を考慮して設計されていないため、完全にフラットな状態にはならないことが多い。しかし、タオルなど身近なものをうまく使うことで、少しでも体を水平に近づけることができるのです。

シートで寝る際にもうひとつ気をつけたいのは、足元の空間。座った状態と同じ、つまり膝が曲がった状態で寝てしまうと、血のめぐりが悪く、エコノミークラス症候群に非常になりやすい状況になってしまいます。しかし、ここも少しの工夫で改善可能です。荷物を足元に入れるだけで、足が上がり、体が水平な状態に近づきます。足元に入れるのは、段ボール箱でも何でも大丈夫!

また、ダッシュボードの上に足をのせて寝るのも、足に血がたまるのを防ぐことができます。非常時には行儀などより、体のことを優先しよう。

後部座席を倒したり、荷室が広かったりと、体を横にするくらいのスペースが確保できる場合でも、できるだけ凹凸やすき間を埋め、よりフラットに近づけて寝るようにしましょう。また、布団や銀マット、もしくは段ボールを敷くだけでも、睡眠の質を上げることができます。

クルマで「安全に」寝るために、身の回りのもので工夫することが、車中泊を少しでも快適にするコツですよ!

画像1: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

荷室をフラットにして寝る

画像2: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

毛布でもすき間を埋められる

画像3: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

タオルで座席の凹凸を埋める

画像4: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

中央を埋めれば大きな平面に

画像5: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

銀マットはクッション&断熱に

画像6: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

封筒型の寝袋は布団代わりに

画像7: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

板を使っても水平はつくれる

画像8: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

足元に毛布や布団を詰めても

画像9: 一般車で安眠するための、カラダ水平アイデア選手権!

荷物のクーラーボックスなどを足元に

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