眠るという行為は最も無防備でプライベート性が高いもの。車中泊で安眠するためには、窓の目隠しが必須。防犯対策としても、ぜひやっておきたいことのひとつです。窓塞ぎのテクニックで、安眠と安全を勝ち取りましょう!
初級編
1.フロントにはサンシェードを活用
![画像: 初級編 1.フロントにはサンシェードを活用](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/21c29ddfea8d74f5e964f916f1691e825395272d.jpg)
目隠し対策にサンシェード……なんのひねりもないように感じますが、これほど安価で効果的なグッズを使わないテはありません。とくにフロントガラスは傾斜が激しいので、吸盤付きのサンシェードが手軽。
2.サイドウイントドウにはポップアップ式シェードが手軽
![画像: 2.サイドウイントドウにはポップアップ式シェードが手軽](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/34adf518a6dc0b6422aae03bb9ba9e116255b64a.jpg)
サイドウインドウの日差し・紫外線対策はクルマ用のカーテンかポップアップ式のサンシェードがベター。とくにポップアップシェードはコンパクトに収納できて装着も簡単。カーテンと比べても安価なのでオススメ。フロント用同様、専門店なら一年中手に入ります。
3.吸盤&洗濯ロープ&衣類で視線をカット!
![画像: 3.吸盤&洗濯ロープ&衣類で視線をカット!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/571ce558512604543dc97d41643eecec33c622db.jpg)
簡易的な方法ですが、アシストグリップに洗濯ロープを固定する、または窓に貼り付けた吸盤フックを使って塞ぐ方法も。視線を塞ぎたい面に洗濯ロープを張ったら、タオル等を吊るして窓を覆います。見た目はイマイチですが実用性は保証付き。
4.陽の上る方角(東)を把握!
![画像: 4.陽の上る方角(東)を把握!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/384dcd7507da380ca7560bbc128b31a22ddb6c92.jpg)
他人の視線に法則はないけれど、太陽の光は自然の法則に忠実。ならば、陽の昇る方角である東をチェックすれば、翌朝どこにどう日陰ができるかは予測可能。建物や自然の地形を利用すれば朝日の侵入を防げます。
5.視線を遮れるような駐車位置を考えよう
![画像: 5.視線を遮れるような駐車位置を考えよう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/56d83a1a51f68440749fe579683c2e095d6bacc6.jpg)
駐車する位置は人の通り道や周囲から目立つ場所を避け、駐車向きにも注意しましょう。4方向のうち1面でも壁で塞げれば、視線対 策はグッと楽になります。
一度駐車してから通行人の気持ちで自分のクルマを眺めると、目立つかどうかが分かるはず。建物の影に隠れられるのが理想的。
【中級編】
1.レジャーシートをマグネットで外側に貼る
![画像: 【中級編】 1.レジャーシートをマグネットで外側に貼る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/a14a8966e8d07980c8a6d279495d9f6e1fb3becf.jpg)
外側からレジャーシートを被せてマグネットで固定する方法も。レジャーシートの大きさ次第ではサイドウインドウすべてを一気に覆い被せることができますよ!
ドアの開閉が不便になるので、左右どちらか一方しかできませんが、車内が広く使えるのが長所。レジャーシートなら雨に濡れても問題なし!
マグネットは磁力が強いモノを使いましょう。事務用品ではやや弱いですが、その場合は複数で固定を。
2.リア側にはスモークフィルムを貼っておく
![画像: 2.リア側にはスモークフィルムを貼っておく](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/21a5831e148dfc5739f0149703958b9410bf4634.jpg)
本格的に取り付け工事をしてもらうのもいいですが、車中泊の時だけ貼りたい場合は繰り返し貼れる脱着式のスモークフィルムがオススメ。
スモークフィルムはカー用品専門店で約1000円前後で手に入り、サイズも豊富。ウインドウに直接当てて貼りたい場所を調節し、剥離シートを剥がすだけで、簡単に装着できます。
【上級編】
1.窓型ダンボールブロッカーをDIY
![画像: 【上級編】 1.窓型ダンボールブロッカーをDIY](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/8f9b4bab7db943cdbc0d60eece74ea51e536dc0e.jpg)
ダンボールならコストはほぼゼロで使い捨ててもOK。塗装の工程も美観を気にしないなら省略しても構いません。
【材料】
ダンボール(窓を塞げる大きさのもの) ※または銀マットでもOK
スプレー塗料
【作り方】
1)窓枠のサイズよりも2〜3mm大きめにダンボールをカットする。
2)好みの色のスプレー塗料で片面を塗る。
3)塗料が乾燥したらカラーリングした面を外側にし、窓の内側からダンボールをハメ込んで完成。銀マットを使う場合は塗装は不要。 ダンボールよりも柔軟性があるので窓枠にハメやすく、防寒性も高いのでオススメ。ただし、ちょっとだけコストがかかる。
2.ワンタッチ目隠しをDIY
![画像: 2.ワンタッチ目隠しをDIY](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783346/rc/2018/12/20/54774c5a52e47920c8177618da1a33c3e3f9d554.jpg)
布生地を使った目隠しは、収納がコンパクトになるのが便利。取り外した時、ベルクロに肌が触れても痛くないよう、クルマ側に柔らかい面を貼っておきましょう。
【材料】
ベルクロテープ (貼り合わせタイプ)
布生地 (難燃性素材を使おう)
両面テープ
【作り方】
1)ベルクロテープの、表面が柔らかい方を窓の外枠(上下2カ所)に両面テープで貼る。
2)布生地を窓が覆えるサイズにカットし、縁がほつれないように縫っておく。
3)ベルクロの固い方を布生地の上下に縫いつけ、ベルクロ同士を貼り合わせれば完成。
※本記事は『CarNeru(カーネル)特選! 車中泊の新基本』の内容を一部抜粋、再編集したものです。
★カーネル最新号 vol.45 はこちらから!★