ただし、安全な場所かどうか? 車中泊をしてもいい場所かどうか? 釣りでの車中泊は場所に注意してくださいね。
プロフィール:望月俊典
千葉県出身のフリー編集者。出版社で10年以上、ルアー釣り雑誌の編集に携わる。国内外の釣りはもちろん、釣りのために車中泊経験もそれなりに豊富。
愛車はスバルのサンバーバン
スバルが自社生産していた時代のサンバーなので、リアエンジン、4気筒、4輪独立サスペンションなど、ずば抜けた個性で一部に熱狂的なファンをもつ(らしい)。
運転席も荷台も広いのが特徴で、車中泊やバイクのトランスポーターとして、いまだに人気があるとかないとか……。走破性もまあまあ高く、いくらでも荷物が積めて、汚れても気にならないので、とにかく釣りに向いている (片道 300kmを超える遠征はややキツい)。
商用車のバンなので、後部座席を倒せば広大なフラットスペースが現れる。普通車のワンボックスは、タイヤハウスが両サイドに出ていて意外に狭いのだが、軽バンはこのとおり。
コット
荷台はフルフラットといえど、ちょっとした凸凹がありがち。これがあれば面倒な工夫はいらないし、隣に寝てる人との段差が容易につくれる。ロッドも下に収納可能。
マット
いわゆるアウトドア用のマット。床に敷くだけで、あるていど快適に寝ることができる。丸めるタイプよりも折りたたみタイプがおすすめ。これはサーマレスト社の定番品。
枕
あるとないとでは、起きたときのスッキリ感に違いあり。スタッフバッグに着替えを詰め込めば出来上がり。
寝袋
布団や毛布はかさばるので、荷物の多い釣りにはあまりよろしくない。季節に合った寝袋を用意しておこう。
9月の釣り取材ロケの車中泊スタイル。ロゴスのリーズナブルなコットを使用している。これは横幅が56cmとかなり狭いので、荷物が多かったり、ふたりで寝たりする車中泊にはうってつけ。この上にマットを敷き、取材時は夏用のダウン寝袋で完璧!
マグネット付きワークライト
工具通販の「モノタロウ」で購入したLEDライト。マグネット付きなのでクルマの金属部分に固定でき、さらに角度調整もできる優れ モノ。しかも719円……。
テーブル&チェア
車中泊とはいえ、外で釣りの準備をしたり、食事をしたりと、あるとやっぱり便利なのがテーブルとチェア。また、車内の荷物をどうにかして、テーブルセットを組めば……クルマの荷台がちょっとしたオフィスになる。これぞ秘密基地の醍醐味。
巨大ホムセン箱
軽トラの横幅サイズの、通称ホムセン箱。なんでも入って便利なうえ、 就寝時は屋根の上に乗せれば車内スペースが確保できる。泥棒もこれは盗めない(ハズ。ただし自己責任で!)。
ヘッドランプ&アイマスク
あると便利というか、車中泊の必需品。これさえあれば暗い所も明るすぎる所も気にせずに車中泊ができる。
クーラーボックス
夜のうちにスーパーやコンビニで買った、翌日の朝昼食などをキー プするために必要。旅先で要冷蔵なお土産を買いたいときにも便利。
殺虫スプレー
車内に侵入した1匹の蚊のせいで、朝まで安眠できないこともある。夏場はあると安心だ。
※こちらの記事はアウトドアトリップマガジン『WILD SIDE』の内容を一部抜粋、再編集したものです。