【概要】「東京キャンピングカーショー2024」に展示された新作&注目のキャンピングカーを紹介。キャンピングカーライター・渡辺圭史がセレクト。

毎年2月に開催される「ジャパンキャンピングカーショー」に次いで、日本では2番目の規模となる「東京キャンピングカーショー」。2024年も7月20~21日の2日間開催され、合計約1万7000人の来場者が東京ビッグサイトに足を運んだ。

同イベント史上最多の100社出展、220台以上の展示モデルのなかから、カーネル編集部が注目したニューモデルやトピックスなどを紹介しよう。

世界的な人気を誇る5ドアジムニー専用のポップアップ登場!

ホワイトハウス
ジムニーシエラ5ドア電動ポップアップルーフ

国内販売が期待されるジムニーの5ドアモデル。先行発売される各国で人気のモデルとなっており、グローバルに注目されているクルマだ。

その人気の車種にいち早く専用ポップアップルーフを作ったのがホワイトハウス。電動式のポップアップが採用されており、収納時はジムニー本来のデザインが損なわれないロープロファイルデザインを採用。

走破性の高い車両と快適な居住空間を融合ハイクオリティSUV

バンテック
アストラーレGX4

ハイラックスにキャビンを架装したGX4。タイのキャンピングカーショーでお披露目され、現地では昨年から販売されているモデル。

側面ウォールが垂直に立ち上がり、室内空間を広くしている。リアの対面シートがワンタッチでベッドの一部として展開して、広々としたベットエリアを確保する。ハイラックス本来の高い機動性も期待できる1台。

レクビィ創業40周年記念モデルは装備満載。家庭用エアコンも

レクビィ
MRカランタ

対角線上に座ることができる、L字型ソファを採用したプラスMRをベースに、レクビィ創業40周年を記念して生まれたキャンピングカー。電子レンジ、家庭用エアコンが標準搭載されることになった。

ギャレーの位置を移動して、大きなデスクを設置し、その上部に家庭エアコンを装備。ハイエースワゴンベースで価格設定がお得なのもポイント。

走りを犠牲にしない広さと軽量化を両立した大型SUV専用モデル

MYSミスティック
Desierto-02+ 三菱・トライトン

走行時はコンパクトに収納されていて、キャビンとして利用するときはルーフを持ち上げて展開するポップアップ式キャンパーシェル。キャンピングカーショーでは新型三菱・トライトンに載せての展示が行われていた。

ダイナミックな大型SUVであっても、快適なキャンパーライフが楽しめる。クーラー設置が可能で、暑い夏でもアクティブに過ごせるモデルだ。

スライドアウトで室内空間を拡張するニュースタイル

ダイレクトカーズ
TRIP LOGBASE PREMIUM EDITION

走行時のボディサイズは標準的なキャブコンだが、ボディサイドがスライドアウトすることで室内空間が一気に拡張される。

リビングスペースがそのまま外側にスライドアウトし、逆側には大きな横座りソファが設置されている。

インテリアはプレミアムな調度品で統一されており、LEDライトの美しい間接照明のアクセントが優雅な時間を演出する。

\こちらもチェック/

ダイレクトカーズでは、カムロード用のパドルシフトを販売開始した。ハンドルから手を離すことなく、スムーズにシフトチェンジができる。

キャブコンの場合、意図的なシフトダウンで快適なドライビングを手に入れることができるので、パドルシフトの効果は高い。

軽自動車なのに足元のスペースも広々で快適空間

バンショップミカミ
ドッチバン(N-VANベース)

遊びでも仕事でも使えるので「ドッチバン」と名付けられたモデル。ベースはホンダ・N-VANを採用。

最大の特徴は運転席が回転式シートになっていて、ダイネットレイアウトのときに運転席を利用できること。よって、リビングスペースは軽自動車とは思えない広さになった。

リアにまとめられたボックスはベッドや収納スペースとして大活躍。

特徴的なボードを組み合わせてアレンジも簡単

ホワイトハウス
Cargo Clips

ウッド系のボードを組み合わせて、インテリアを構成しているのはホワイトハウスに展示されていたカーゴクリップス。天然木材を使用した有孔ボード「クリップウォール」と特許取得済の「マルチクリップ」を組み合わせている。

ベッド、引き出し、キッチンなどさまざまな家具を構成することができ、デザイン性の高さも注目のシステム。

ポップアップで快適に過ごせるエアウォール

デルタリンク岐阜
burstner Leyseo Gallery TD689G ハーモニーライン

デルタリンク岐阜ではヨーロッパの高級キャンピングカーブランド「バーストナー」を正規輸入販売している。ショーで展示されたモデルは、最先端のヨーロピアン仕様のキャブコンだった。

大きなポップアップが立ち上がり、室内空間は2階建てのような広さにまで拡張される。ポップアップのテント部分にはエアが注入され、断熱効果を発揮する。

カラバリ豊富で街中でも運転楽々のコンパクトキャブコン

アネックス
リバティ50DB

アネックスの人気キャブコン・リバティのショートモデルになる50DB。展示ブースでは鮮やかなレッドのエクステリアデザインが目立っていたが、カラーバリエーションは12種類もあるという。

電装系をアップブレードしたパッケージもあり、オプションを選択すると4.8kWhのリチウムイオンバッテリー、エアコン、冷蔵庫、電子レンジなどが付く。

ペットもオーナーも気持ちよく旅するペット専用モデル

バンテック
Corde Bunks(L寒)ペット限定車

ペットとの快適な旅を実現するコルドドッゴとコルドシャトン。コルドバンクスをベースにさまざまな装備が標準装備された限定パッケージモデル。

ペット用にエアコンが欠かせないので、6kWhのリチウムイオンバッテリーに出力240Wのソーラーパネルを装備。シートは手入れの簡単なモケット調ビニールレザーを採用。ペットが外を眺める窓も付いている。

\こちらもチェック/

バンテックの高品質なキャンピングカー作りをそのまま軽自動車に投入したルネッタがバージョンアップ。

会場にはダイハツ・アトレーをベースにしたモデルが展示されており、家具のレイアウトが変更されていた。美しい間接照明、ラウンドした家具などはそのままだ。

ポップアップや電源システムをリニューアル

ケイワークス
AURORA EXCLUSIVE ARTISAN

シックなインテリアと温かみのある照明、大人の空間を存分に楽しめるエクスクルーシブ アーチザン。

新採用のリチウムイオンバッテリー「宮神(みやじん)」は、リチウムイオンバッテリー本来の高い機能性のほかに、新採用のケーブル接続システムなど、安全面での強化もしっかりと行われている進化したバッテリー。新採用のポップアップのデザインもスタイリッシュだ。