【概要】ルーフテント7点を紹介。特徴やスペックなど。選び方の豆知識も。

ルーフテント選びは開く方向も大切

車中泊空間を増やしたいなら、屋根の上に寝室を確保できるルーフトップテントを装着するのもひとつの手。

ルーフテントは、車体の前後方向に平行して開くタイプと、車体の横方向に開くタイプがある。

横方向に開くものは、ちょっとした屋根下スペースができて便利なのだが、公共施設など場所によっては展開が禁じられていることもある。

前後方向に開くタイプなら、コインパーキングなどに止めて、テント内からイベントを見学する……といった使い方も可能だ。

愛車のボディに取り付けて、便利度アップなルーフテントを紹介しよう。

ARB 4x4 アクセサリー フリンダース

電気系も装備したコンパクトモデル

3つのジッパーウインドウと天窓スタイルのルーフを装備したルーフテント。テント内にはライト、愛車の12V電源に接続可能なUSBポート2口を装備している。設営のラクさもさることながら、バンジーコードシステムで折りたたみもスピーディ。

価格:問い合わせ
展開時テントサイズ:1400×2400×1400mm
【問】フレックスドリーム arb4× 4.jp

ジェームス・バロウド スペース(S)

天井高のある広いスペースを確保

その名のとおり、十分な天井高を確保した広い居住スペースが特徴。背の高い人でも快適に過ごすことができる。開いたときにシェルの上部と下部が付いていないことで、開放感のある足元空間を実現した。

価格:49万8300円
展開時室内寸法:1960×1280×1430/480mm
【問】コイズミ jamesbaroud.jp

ジェームス・バロウド オデッセイ

カタチ、機能のすべてが美しい

ジェームス・バロウド最新モデル。空力特性に優れたデザインもさることながら、テント生地や部材にこだわり、遮光性などの快適性、そして堅牢性もトップレベル。360度の開放感あふれる空間は圧巻だ。ソーラーベントやLEDライトなど、装備も充実している。

価格:59万9500円
展開時室内寸法:1960×1380×980mm
【問】コイズミ jamesbaroud.jp

ARB 4x4 アクセサリー エスペランス

頑丈なハードカバーが付いたテント

ハードカバーの中にテントとマットレスが収納されており、収納時に寝袋なども一緒に入れられる。テント内には調光可能LEDライトを装備。設営、撤収が容易なモデルだ。

価格:問い合わせ
展開時テントサイズ:2000×1520×1200mm
【問】フレックスドリーム arb4× 4.jp

スーリー アプローチ(S)

デザインアワード受賞の美形テント

デザインアワード2023を受賞した革新的なルーフテント。独自のマウントブラケットを採用することで、同社製ベースキャリアを装着したすべての車種に簡単に取り付けが可能だ。3つの形態に変化させられるレインカバー、3分以内に設営できる構造など特筆すべき点が多い。

価格:52万8000円
展開時寸法:2130×1230×890mm
【問】スーリージャパン thule.com

ドメティック ルーフテント TRT140AIR

空気で簡単に立ち上げられるルーフテント

エアフレーム構造のルーフテント。自動停止機能付きのコンプレッサーを車両の12Vソケットにつないで、空気を入れれば設営完了。四方は通気性抜群のメッシュ窓にすることができ、四季を通じて大人2名が快適に泊まることができる。

価格:52万8000円
展開時寸法:2700×1400×1100mm
【問】ドメティック dometic.com

ホワイトハウスキャンパー スカイデッキ

後付けできる電動ポップアップルーフ

自社製キャンピングカーだけでなく、既存の愛車にも後付けできる電動のポップアップルーフ。開閉は手元のスマートフォンで可能だ。ルーフ部はメタルなので、剛性も十分に確保。立ち上げれば、2名が快適に寝られるスペースになる。ノア/ヴォクシーを筆頭に、今後対応車種を増やしていく予定。2024年発売予定。

※2024年7月20日~21日開催の「東京キャンピングカーショー2024」にてミニバンの1stシリーズを公開準備中

価格:未定
【問】ホワイトハウスキャンパー whitehousecamper.com

文:山崎友貴
初出:カーネル2024年5月号vol.66