【概要】レクビィのキャンピングカー「ソラン」の紹介。ハイエースがベースのバンコンタイプ。特徴や装備など。

街乗りしやすいサイズのキャンピングカー“街乗りバンコン”に、クルマ旅に必要な装備を標準搭載したレクビィの「ソラン(SOLAN)」。

スマートなエクステリアにカジュアルなインテリアが調和した、誰もが親しみやすいバンコンとして誕生した。

ベース車両はハイエースのロングがベースとなり、標準ボディ・標準ルーフのバン、ワイドボディ・ミドルルーフのワゴンをラインアップする。

標準ボディではディーゼルも選ぶことができ、それぞれ2WDと4WDを設定。使い方に合わせて、ベース車両を選べる。

エクステリアで特徴的なのは、側面に設置されたオプションの扉付き収納庫。

インテリア空間と遮断されているので、臭いのあるモノや汚れたモノを収納するのにちょうどいい。特にペットオーナーにとっては、うれしい装備となることだろう。

右側のリアウインドウにはエクステンションパネルが取り付けられ、室内スペースを確保。

エクステンションパネルの流れるような流線デザインは、ボディ全体のシルエットに溶け込んでいて、スマートな印象を与えてくれる。

サイドのエントランスドアから入ると、入り口付近にシンク、その奥にキッチンキャビネットがある。

リアへまわり込むと、ボディサイドにベンチシートがあり、その向かいに対面対座のシングルシートが2脚セットされている。

キッチンキャビネットにはいずれも標準装備の冷蔵庫、電子レンジを収納する。

入り口付近のシンクにはシャワーヘッドが取り付けられ、クルマの外側でも利用できる。また、入り口付近にあることで、給排水タンクのメンテナンスもしやすい。

シートアレンジでシート部分はフルフラットベッドとして展開可能。大人3名が就寝できる広さを確保した。

最後部にはリクライニング機能付きのマットが設置されていて、少し立ち上げることで、ソファに足を投げ出しながら、リラックスしたカウチスタイルを楽しめる。

シートには引っ掻きに強い素材を採用していて、ペットなどが爪を立てても安心。汚れに強く、撥水性のあるシートファブリックなので、日常の手入れもしやすい。

この素材を使った、フロント中央に設置するペット専用のベッドもオプション設定されている。

ソランは充実した標準装備が特徴のモデル。バッテリーシステム、FFヒーター、エアコン、ソーラー発電システム、リチウムイオンバッテリー、冷蔵庫、電子レンジ、テレビなど、すべてが標準装備される。大型キャンピングカーと変わらない、充実した装備だ。

ダイキンのデザインエアコン・risora(リソラ)を標準装備。薄型のエアコンとエクステンションパネルのおかげで、エアコンがインテリアの一部となって、美しいインテリア空間を作り出している。

充実のキャンピングカー装備を標準搭載し、カジュアルなインテリア空間を実現したソラン。

ペットオーナーにもうれしい数々の工夫が施され、デザインや装備アイテムのひとつひとつにこだわりを感じさせる1台といえる。

レクビィ ソラン
価格:738万6500円〜
ベース車両:ハイエース ロングバン(標準ボディ・標準ルーフ)
サイズ:全長4695×全幅1740×全高1995mm
エンジン:ガソリン2L/ディーゼル2.8L
駆動形式:2WD/4WD
乗車定員:6名
就寝定員:3名

レクビィ ソラン・ワイド
価格:770万円〜
ベース車両:ハイエースロングワゴンGL(ワイドボディ・ミドルルーフ)
サイズ:全長4840×全幅1925×全高2115mm
エンジン:ガソリン2.7L
駆動:2WD/4WD
乗車定員:5名
就寝定員:3名

https://recvee.jp/01_camper/01_line/solan/

写真:中里慎一郎 
文:渡辺圭史 

著者プロフィール

渡辺圭史……自動車、アウトドア関連の雑誌やウェブに携わるフリー編集者、ライター。仕事の際はクルマでの移動がほとんど。車中泊をしながら取材先に向かうことが多い。DIYが好きで、休日はクルマの改造に時間を取られている。