【概要】車中泊用ベッドキットを紹介。特徴など。

快適な車中泊のための重要なポイントのひとつが、「フラットな寝床で寝る」こと。

というと、簡単そうに思えるけれど、クルマで寝る場合は床やシートが凸凹していたり、水平にならず斜めになっていることも多く、そのままでは快適に眠れないことも多々。

それらを解消するべく車中泊好きたちは、凸凹部にクッションを置いてフラット化したり、車内ベッドをDIYするなど、さまざまな工夫を凝らしている。

けれど、「ベッドキット」があればそんな悩みも一発解消。すぐにフラットな寝床を手に入れることができるのだ。2ブランドの車中泊用ベッドキットを紹介しよう。

アイズ・GOODY DU

ハイエース200系専用ベッドキット。18年間支持されるロングセラー

マルチシェードやアイズブロッカーなどで人気のアイズから、ベッドキットも販売されている。ハイエース200系(I~VI型)専用で、ベッド展開&収納がとても便利な跳ね上げ式なのが特徴。

発売から18年間、徐々に進化させながら、現在では2000台も販売されているロングセラーとなっている。

ウォークイン仕様。

ベッド面の高さが無段階調節できることや、取り付け時に車体側に穴あけ加工が必要ないのもうれしい。

ウォークイン仕様。

さらに、広大なラゲッジとフラットで寝心地のいいベッドが、簡単に変えられることが大きな特徴といえるだろう。中央のマットのみが外れるウォークイン仕様もあり。

問:アイズ

ALPINE STYLE・MULTI BED KIT

ハニカム構造で軽量化を実現! 厚み80mmの快適ベッド

ベッドキットメーカーが多数登場してきたなかで、注目を集めているブランドのひとつがALPINE STYLE(アルパインスタイル)だ。

そもそも同ブランドは、カーナビなどを販売するALPINEが手掛ける車両カスタムブランドで、なかでも「forOUTDOOR」の「PLUS STAY」と銘打たれたマルチベッドキットの評価が高い。

その理由としては、厚み80mmのベッドを穴あけ加工不要で装着でき、簡単かつ広大なベッドスペースが実現できること。

さらにハニカム構造を採用し、軽量化を実現しているのも人気の要因のひとつだろう。全国5店舗で購入可能だ。

問:ALPINE STYLE

文:大橋保之(カーネル) 
初出:カーネル2023年3月号vol.59