【概要】ミニカー化されたキャンピングカーや車中泊カーの紹介。

数カ月前の話。中央道のSAに立ち寄ったとき、ガチャコーナーを探索。ミスティックのレジストロ・クコのミニカーが販売されているとの情報を得て、ぜひとも購入したくなったからだ。どれほどのクオリティなのか気になって、深夜にもかかわらず探しまわってしまった。

何を隠そう車中泊専門誌『カーネル』編集長のオオハシは、10年以上前にミニカー専門誌の副編集長を務め、3年前にはミニ四駆の専門誌を製作した経験をもつホビー好き。

実は以前より、キャンピングカーのミニカーやラジコンを製品化できないか、企画をあたためてきた。愛車のミニカーを収集し、ラジコンで遊びたいオーナーって、けっこういると思うんだけどなぁ……と、いまでも確信がある。

以前に本誌でも紹介した「テーブルキャンプ」シリーズ(ヒコセブン)も、モンベルやコールマンのキャンプアイテムを精密にモデル化。同じスケールの1/43ミニカーと組み合わせれば、車中泊キャンプのシチュエーションを再現できる。

ということで、ホビー企画を考えていた矢先、ミニカー専門誌時代にお世話になっていたミニカーメーカー・国際貿易の矢田社長より一報をいただいた。なんとサイドオーニングが装着できるRV車のミニカーが、いくつか販売されているという。

その名も「BM CREATIONS(ビーエム・クリエイションズ)」シリーズ。

今回撮影用にお借りしたのはその一部で、三菱・初代パジェロの1/ 64 スケールで製品化している。

オオハシがミニカー専門誌を製作していたころは、そんなモデルはなかったはず。時代は流れているんだなぁと実感。今回は、そんな車中泊カー&キャンピングカー、アウトドア関連のホビーをいくつか紹介したい。(たぶん次号に続く……はず)

今後さまざまな車種展開に期待!
ダイキャスト製BM CREATIONS

現在主流となっている1/64スケールのダイキャスト製ミニカー。装着・変更できるパーツが付属しており楽しめる。サイドオーニングもそのひとつだが、今回、装着を試みるも残念ながら失敗……(説明書もなかった。※言い訳です)。次こそは完成品を紹介したい。今後のラインアップも期待大だ。ジオラマ用の台座も別売であり。

1/64スケール BM CREATIONS 三菱 1st Genパジェロ1983
2420円

カーネル1月号の表紙になった
トミカ・テントむしもあり!

大人から子どもまで多くのファンがいるトミカで、バンショップミカミ・テントむしが1/64スケールでモデル化されている。

カーネル2023年1月号vol.58の表紙と同じカラーで、今回紹介しているのは表紙にも登場した、まるななさんの私物。オーナーが愛車のミニカーを所有しているなんて、まさにこの企画を体現している!

ガチャで購入できるプラ製の
ミスティック・レジストロ・クコ

ミスティック本社のある山梨近郊のSAPAで発売されていた1/64スケールのプラスティック製レジストロ・クコ。ほかのミニカーに連結も可能で、ミニフィギュアも2体付属。ドアや天井が開閉するギミックもある。

マニアックな車種選択に思えるが、キャンピングカー好きの企画として好感がもてる。組み立てが必要だが、それも楽しい。

関西出張で見つけた
レゴとトミカのカロ・ビー

オオハシが大阪出張で見つけたキャンピングカーのホビー2点。レゴ シティシリーズはホリデーキャンピングカーを発売。90ピースでダイニングテーブルや簡易キッチンなどまで再現可能。

カロ・ビーは、トヨタ系ディーラーのトヨタカローラ滋賀が独自販売するタウンエースベースのキャブコンをトミカで再現。関西ならではといえるかも!?

1/43ミニカーにぴったりの
ヒコセブンのテーブルキャンプ

テーブルキャンプは、「クルマ」ではなく「キャンプギア」をミニチュア化。

ポイントは、クルマ同様に実際にあるキャンプギアを精密にスケールダウンしていること。1/43スケールのミニカーと組み合わせれば、バンキャンプのサイトをテーブルの上で楽しめる。現在はモンベル、コールマンが製品化されている。

1/43ハイエースは
オオハシの私物コレクション

オオハシがミニカー雑誌の副編集長時代にコレクションしたハイエースシリーズ。1/43スケールの京商ダイキャスト製で、実際にあるブランドがボディをラッピングした「コマーシャルバン」をミニカー化しているのがポイント。

並べてディスプレイすればインテリアとしても写真映えする。キャンピングカーのミニカーもこんな楽しみ方をしたい。

写真:松木雄一ほか 
文:大橋保之 
初出:カーネル2023年1月号vol.58