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【概要】TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)の焚き火台「焚火台マクライト」のレビュー。実際に使用し、その使い心地をインプレッション。

ここ数年のキャンプブームで一気に種類が増えた焚き火台。数あるモデルのなかで、キャンプ雑誌・GARVY編集スタッフが「前から気になっていた!」という焚き火台をインプレッション! はたして、その使い心地は⁉

編集スタッフ・高梨達徳が気になっていた焚き火台は……

TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) 焚火台マクライト
選んだ理由→火加減が調整しやすく、持ち運びに便利な焚き火台を探していたから

ULだけど料理が楽しめる、火力調整可能な焚き火台!

基本的に自分のキャンプスタイルは、バイクで出かけるソロキャンプがメインなので、焚き火台は小さくまとまるギアをこれまで選んできた。

ただ、コンパクトさだけを優先すると、料理などで火力の調整が難しく、扱いにくいものが多くて、結局、ストーブを出して調理することも多々。

ソロキャンプならそれでもよかったが、ここ最近のキャンプブームで初心者の友人たちと出かける機会も増えたので、複数人で使える焚き火台を探していたのだ。

そこで見つけたのが、昨年の秋に予約販売を開始したトウキョウクラフト(TOKYO CRAFTS)の焚き火台マクライト。

ゴトクを除けば794gと軽量で薄型ながら火床が広く、複数人での使用が可能らしい。ということで、早速使ってみた。

実際に広げてみると、たしかに小さくはない。そして安定感が抜群だ。この手のウルトラライト(UL)系は、足が棒状のものが多いけれど、こちらは設置面積が長い鉄板型。そして組み立てが簡単なのもポイントが高い。

いざ薪を並べて点火してみると、サイドのスリットから風がガンガン入るので、燃焼効率がすごくいい。調理もしてみたが、これがまた使いやすいようにできている。

ゴトクは高さ調整が可能で、本体側面のパネルに設置すれば火床に近く、スタンドに設置すると遠火になる。この機能と合わせて焚き火の火加減を調整すれば、トロ火から強火までの調理ができるじゃないか!

ゴトクにはコッヘルなど、小さいものなら2個置くことも可能なので、主食とおかずを同時に調理することもできた。

ゴトクは耐荷重が7kgまでなので、ダッチオーブンの使用は無理だけれど、スキレットなら重量次第で使えるものもありそう。

ということで、キャンプでは料理を楽しむ自分と相性のいい焚き火台だった。

マクライトのよかった点

ゴトクは2段階の高さ調整が可能

ゴトクの設置場所を変えることで、遠火と近火の2段階の高さに対応。焚き火料理でも火力の調節がしやすい。コッヘルとメスティンが同時に使える2コンロスタイルだ。

燃焼効率のいいスリット

サイドには、しっかり空気を取り込めるスリットを配置。火床との組み合わせがよく、空気の取り入れ量が多く燃焼効率はバツグン。ガンガン薪を投入したくなる仕様だ。

後片付けが楽々!

パーツ点数の少ないマクライトは、片付けも楽ちん。残った炭を集めやすいので、灰も捨てやすい。パーツはすべてステンレス製なので、掃除や洗浄しやすいことも高ポイント。