テントを張るか、クルマで寝るか? 状況によって変えるスタイル
まるみのキャンプ さん
かっこいいキャンプに憧れつつ、等身大の様子を動画で紹介しているソロキャンプ女子YouTuber。『まるみのキャンプ』随時更新中。
なぜ今のスタイルになった?
「ちょうど2年前、仕事を辞めたしソロキャンプをしよう!と思って」と、きっかけを話してくれたまるみさん。
さまざまなYouTubeを参考にしたそうですが、失敗に関する動画が少なかったそう。そこで、失敗も含めた自分の実体験を動画で紹介すれば、これからソロキャンプを始める人の参考になるはず、とYouTubeで『まるみのキャンプ』チャンネルをスタート。
車中泊キャンプをする理由……それは、無料キャンプ場で“安心して(!?)”お酒を飲みたかったから! つまり防犯目的で始めたのがきっかけとのこと。
「あの秘密基地感が好きなんです。クルマは移動するためのものなのに“そこで寝る”という非日常感が、テント泊とは違った魅力ですね」
初めて行くキャンプ場は、まず現地で安全性を調査。そして、ペグの刺さり具合などを見極めるとのこと。
その結果、防犯面に問題がなければ「カッコいいロースタイルのテント泊」にしたり、「設営をがんばりたくないから車中泊」など、その日のテーマ、気分、天候によって、スタイルを変更。これが、まるみ流車中泊キャンプの特徴なんですよ。
どんな楽しみ方をしていますか?
「キャンプでは、焚き火をすることが多いです。せっかくキャンプに来ているから、日常生活ではできない“火”を楽しんでいます」
たまにある焚き火料理での失敗もYouTube動画では、「まぁ、いっか」のひと言。そんなポジティブさと大らかさが『まるみのキャンプ』の人気のひとつかも!
おすすめアイテムは何?
まるみさんにも、車中泊キャンプでおすすめアイテムを質問。
「ひとつはプロジェクターです。プロジェクターを野外で使っているときは、イヤホンで音を聴いていました。車内だと、もちろん音が漏れないようにしつつ、そこまで気にせず楽しめます。キャンプで映画観賞できるのって至福の時間です」
よく騒音が問題になるが、車中泊ならば、その心配も少なく、そしてコントロールしやすい。
2点目はカーサイドタープ。「カーサイドタープは、タープ下はリビング、車内は寝室という1LDKのような感覚でスペースが使えます。車内で調理や食事をすると匂いがついてしまうので、外で調理や食事をして、寝るときだけ車内でという使い方ができるんです」
まるみさんが、使っているカーサイドタープは、折りたたみ傘のように開き、ペグを打つだけなので設営&撤収がとても楽だという。
YouTubeどおり、気さくでほがらかなまるみさん。昨年は、なんと無人島や沖縄でキャンプをしたとのこと。いまは「北海道へフェリーで行き、キャンプ旅を画策中」とますますアクティブ! まるみさんの車中泊キャンプの進化も見逃せませんね。
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聞き手 まるなな
軽キャンピングカー・テントむしで北海道を拠点に自由に旅する軽キャン女子。極寒の冬でも車中泊を楽しむツワモノ。YouTube『まるななちゃんネル』は随時更新!
文:まるなな
出典:カーネル2022年5月号vol.54