DIYした折りたたみ式テーブルは脱着式で取り外し可能
テーブルの高さは森さんにピッタリ。天板の奥には小さなカウンターが付いていて、小物を載せられるようになっている。小さなテーブルではスペースを効果的に使える構造ともいえるだろう。
リアサイドに取り付けられたテーブルは折りたたみ式のL字アングルを使って、使わないときはテーブルトップを倒しておくことができる。普段はテーブル下にポータブルバッテリーを置き、天板を出した状態。
テーブル全体はボディに引っ掛けてあるだけなので、完全に撤去することもできる。
ピクチャーフレームとなったアンティークな飾り窓
リアサイドウインドウに取り付けられた窓枠が車内の印象を大きく変える。まるで山小屋の中から外を眺めているようだ。リネンのカーテンが雰囲気を出している。
窓枠は簡単に取り外すことができる。リアサイドウインドウのフチ部分がガラスを押さえるようになっていて、そのくぼみにうまくハマるように設計されている。
窓枠をとめているのは強力な磁石。木に接着剤で取り付けてある。枠自体の重量も軽いので、走行中に外れることもない。
リアサイドのキャビネットは右側が本棚になっている。木の棚を作って、アイアンバーを取り付けた。小物のハンガーとしても利用できる。
4名乗車もできて、簡単に車中泊レイアウトへ
シートはアウトドアライフスタイルショップ「7th E-Life」のオーダーメイド。天井のフロント側にフックを取り付け、カーテンや小物を掛けている。
オーダーしたシートカバーはレザーとコーデュロイ生地を組み合わせてある。こうすることで滑りにくく、寒い時期でも温かみのあるシートが完成した。
セカンドシートを倒して、フロアのボードを置けば、簡単に車中泊できるレイアウトに。いざというときに4名乗車できることも大切なポイントだった。
床下には板を支える根太という角材が入っている。その間の隙間を収納スペースとして活用。フロアシートがちょうどいい目隠しに。
※当記事はカーネル 2022 冬号 vol.52・巻頭特集の内容を一部抜粋、再構成したものになります
写真:落合明人
文:渡辺圭史
出典:カーネル 2022 冬号 vol.52