【概要】バンライフ仕様の軽バン・エブリイのオーナー・三沢真実さんの愛車を紹介。積載力抜群のエブリイは、仕事や車中泊キャンプに大活躍。レトロなヨーロピアンテイストの外観とウッディでセンス抜群の車内に注目だ。

こだわりの内外装で、軽バン・エブリイがバンライフ仕様に!

かわいらしいキャンプ道具があふれるインテリア。車内は車中泊とキャンプの融合した心地よい空気が漂っている。

この車のオーナーは、“キャンプのある暮らし”をテーマに、ライフスタイルを発信するクリエイターズユニット「キャンモック」三沢真実さん。

オーナー:三沢真実さん
キャンプのある暮らしをテーマにライフスタイルを発信するクリエイターズユニット「キャンモック」代表。キャンプしながら無理・無駄なく続ける、持続可能なSDGs防災キャンプを提唱。
SOTOBIRAで「アリとおかあさんの車旅」を好評連載中!

三沢さんはキャンプを軸にした撮影、スタイリング、イベント企画運営などを行っているので、仕事では荷物をたくさん運ぶことが多い。

そんなとき、この車が活躍してくれる。さらに、子どもとのキャンプ旅行では、この車が大切な時間を過ごすための欠かせない存在となった。

1800×1200mm程度の小さな空間だが、子どもとカードゲームをしたり、楽しい会話を繰り広げたりする大切な場所だ。

子どもと寄り添うように眠りにつく夜。お互いの存在を確認しあえる距離感もいい。子どもはここで一緒に過ごす時間をいつも楽しみにしているという。

ベース車両はスズキのエブリイ。以前はミニバンに乗っていたが、このフロントマスクのデザインを目にしてから、このスタイルのクルマに乗りたくなってしまったという。

そして、新車を購入して、神奈川県相模原市のモデストカーズで販売されている架装キットを装着した。

効率的に利用できるラゲッジスペースは三沢さんのこだわり。荷物がたくさん載せられるように、棚などの出っ張りをなくし、広い空間を確保した。

それでいて、インテリアのウッディなテイストを強く感じる、木材で包み込んだような空間を生み出しているのが特徴ともいえる。

室内はなるべく広く使えるように作っている。天井付近にも出っ張りがなく、広々とした印象。

圧倒的な完成度の高さ。細部を見ても、仕上がりの美しさが宿っている。それもそのはず、この車は、ウッディなキャンプギアを展開し、バンライフ車両を製造する「シエルブルー」が手がけた車なのだ。

室内はあえて華美な装飾を避けて、シンプルに仕上げている。それは、オーナーの三沢さんが、自身で手を加える余白が残されていたとも。

また、セカンドシートを展開すれば、いざというときには、4名乗車ができるということも、車作りの条件だった。

いざとなったら、セカンドシートを出して、4人乗車も可能だ。セカンドシートは折りたたんで、荷室フロアよりも下の位置に収納する仕様。収納時も出っ張りができないので、室内を有効に利用できる。

フロアには木質パネルを使って、セカンドシートは折りたたんで収納できるようになっている。シートを収納しているときは、凹凸のないフラットなフロアが現れる。

壁と天井には木の無垢材を使用。壁の立ち上がりから、きれいに木材が並んでいる。

両サイドから立ち上がった木のパネルは、曲線を描いて天井部分へ、そしてリアからフロントへときれいにつながっている。天井とサイドの接合部は加工が難しいのだが、違和感がない。

天井の中央にはLEDライトを2つ組み込んだ。必要最小限の明かりで、もともと付いていたラゲッジライト部分にスイッチがあり、あまり主張していないのもいい。

ふだんは天井のフックにかけたLEDランタンだけで、長い夜を過ごしている。

親子で車中泊キャンプに行くことも多いという。そのときは室内にキャンプ用のコットを2つ置いて、フラットな床を作る。偶然にも、コットのサイズがクルマの荷室と同じサイズだった。

寝るときはコットを2つセットして、マットとラグを敷き詰めている。コットの下は収納スペースに。上部に収納はないが、コット下には、たくさんの荷物が入るので便利だ。

さらに収納ボックスを置いてテーブルとして使っている。

少し大きめの小物はリスのトランクカーゴ30ℓに入れている。天板を自作して、フタを反転させればテーブルとして使える仕様。

基本的な構造は車として完成しているが、車内で生活するための設備はほとんどが三沢さんのキャンプ道具。用途や気分に合わせて自由に変化するインテリアが、フリーなスタイルを演出している。