車内にベッドをDIYした車中泊仕様車を紹介。成功の秘訣は、車内快眠にあり! 車中泊専門誌『カーネル』に登場した“車中泊の達人”のなかから、「これぞ技あり!」なベッドをDIYしたオーナーたちを紹介! ベッド作りの参考にどうぞ!

デザインを統一し、ビルダーにも負けないクオリティにDIYしたハイエース

キャンピングカーを製作・販売するプロのビルダーにも負けないクオリティを実現。設計から施工まで、市販の部材だけでこの品質を実現しているというから驚きだ。愛車はトヨタ・ハイエース スーパーGL。

荷室に設けられたベッドの寸法は、幅1,100×長さ1,950mmと広大。右側はギャレーとなっており、上排水タンクはもちろん、エンゲルの冷蔵庫まで中に収まっている。家具表面の木目はシートを使用。

ベッドのマット部分を立ち上げれば、シートとして使うこともできる。テーブルは取り外し式で、脚が左右に備わっており、それも折りたたみが可能だ。

ベンチシートにマットを挟んで、一緒に収納できる。床下のボックスも折りたたんで格納可能。

軽商用ミニキャブバンに床下収納付きベッドをDIY

「車中泊を楽しむためのDIYが好き」というこちらのオーナーの愛車は、三菱・ミニキャブバン。軽の商用モデルだ。

ベッドスペースは、後席を倒して高さ調節をし、それと繋がるようにフラットな土台を施工。コンパネとマットレスを合成皮革で包み、ベッド部を製作している。市販のベッドキットよりもリーズナブルに作れる、お手軽テクだ。

床下には収納スペースがあり、高さは140mmで、400×900mmのふたつの空間がある。

軽自動車アトレーでも3人就寝できる、自作の2段ベッド仕様!

愛車はダイハツ・アトレー カスタムターボRSリミテッド4WD。軽自動車という限られた空間を最大限に活用し、ベッドをDIYしている。

ベッドは2段式になっており、全長サイズは1,700mm。材料は厚さ12mmの合板とアルミ製のレコフレームを採用し、前後に4本、裏側は1本のフレームで支えている。床の合板はノブボルトで固定。床面にはタイル状のマットをセット。

ベッドの裏側に左右のフレームを渡して、剛性を上げているのもポイント。上段は体重約70kgのオーナーが寝ても、ビクともしない頑丈な作りだ。

写真/青山勝己、佐藤正巳
文/野里卓也、カーネル編集部

※こちらの記事は車中泊専門誌『カーネル』の内容を一部抜粋、再編集したものです。

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