キャンピングカーが大垣市民の「心強い」味方に
現在、全国各地の地方自治体と災害協定や包括協定を締結している日本RV協会。2024年7月17日、岐阜県大垣市と「災害時等におけるキャンピングカー等の提供に関する協定」を締結した。
これは今後、大垣市が被災もしくは災害発生のおそれがある場合、円滑な災害応急対策を実施するために、日本RV協会が手配したキャンピングカーが駆けつけるというもの。
貸し出されたキャンピングカーは、被災地の復旧・復興支援を行う職員が車中泊するために利用される。
締結式後、実際にキャンピングカーを見て、車内に乗り込んだ石田市長。
「使わないことが一番なのですが、有事の際にキャンピングカーは心強いと感じました。活用はいろいろできると思います。使用に関しては今後、議論していきたいと思います」と語ってくれた。
大垣市民の「心強い」味方として、緊急時にキャンピングカーが駆けつける!
大垣市・日本RV協会「災害時等におけるキャンピングカー等の提供に関する協定」締結式
締結式に参加した大垣市の石田 仁市長(中央)、豊田富士人副市長(右からふたり目)、立松明憲副市長(右)と、日本RV協会の荒木賢治会長(左からふたり目)、そして災害対策部の百田雅人部長(左)。
締結式での調印を終えた石田市長(右)と荒木会長(左)。今後、大垣市が被災した際、市民を支援するために日本RV協会からキャンピングカーが貸し出される。
協定締結式が行われた大垣市役所。締結式のあとには歓談の時間もあり、キャンピングカー業界の災害時支援の取り組みも詳しく紹介された。
大垣市役所前にキャンピングカーを展示。石田市長をはじめとする大垣市の関係者がキャンピングカーに乗り込み、使用時の疑問を質問していた。
なんと豊田副市長はキャンピングカーオーナー! エアコンなどの快適装備の有益性はすでに実感しており、自身もくるま旅を楽しむひとり。今後は日本一周に挑戦したいとのこと。
写真、文:大橋保之(カーネル編集部)
初出:カーネル2024年9月号vol.68