2024年5月4〜5日、強い日差しが降り注ぎ、真夏のような2日間となった岐阜県大垣市のかみいしづ緑の村公園で、5回目を迎えたイベント「バンジャム」が開催された。
バンライフ的なカーライフとキャンプを融合した新しいスタイルを提案するバンキャンプジャパンが主催。地元の大垣市もバックアップしていて、たくさんの来場者が訪れた。
広大な会場はマーケットエリア、プレイエリア、キャンプエリアに分かれ、40を超えるショップ、そして、バンキャンプスタイルのクルマ40台弱が展示されている。
バンキャンプに興味がある来場者が訪れ、実際に使われているオーナー車両に興味を示していた様子だった。
このイベントではオーナーが実際に使っているリアルなバンキャンプ車両が、体験型美術館のようなインスタレーションスタイルで展示されているのが特徴。
1台ごとのクルマが展示車両となっていて、さらに、バンキャンプ車両が集まることで、独特の空間を作り出し、その雰囲気を体験するのが目的とされている。
バンフィールドと名付けられたキャンプエリアには、オリジナリティあふれるクルマが独特の世界観を繰り広げている。唯一無二のクルマたちがこれだけの数集まるのは、バンジャムならではといえるだろう。
約400台収容できる駐車場には、イベントにやってきた来場者のクルマがあふれていた。地元の大垣市もブースを出展してイベントを盛り上げている。
バンキャンプの独特の世界と地元の自治体がタッグを組んで、新しい世界を生み出そうとする瞬間を味わえるイベントだった。
センス抜群!バンキャンパーたちの車内インテリア!
車内インテリアはもちろん、サイト作りもクルマ自体もカッコいい5台を紹介しよう。
ゆっぴーさん/ジムニー
リアゲートでコーヒーを淹れていたゆっぴーさん。以前からキャンプを楽しんでいて、次のクルマを探すとき、4人乗りできる! とジムニーをセレクト。
ウッディな空間にこだわりの小物が並ぶ。特にフロントパネルの作り込みがお気に入りだとか。
マリモファミリーさん/ハイエース
フルオーダーメイドキャンピングカー製作のRenovan Japanで理想のクルマをゲット。ウッドを使いながらも明るいイメージのインテリアが完成した。
旅をしながら、お気に入りのウッドフレームウインドウからさまざまな景色を眺めたいという。
リナさん/バネット
前回のバンジャムでは見学者だったが、今年は自分のクルマで参加。レンタル工具で自作したインテリアにかわいらしいファブリックでデコレーション。
ドイツ出身のリナさんの目標は、のんびりと各地をめぐり、日本らしい旅を楽しむこと。
梶原さん/ハイエース
朝の早い釣りのために作ったクルマの中は、落ち着いた空間が広がるリラックススペース。外にはなんと露天風呂まである。
焚き火でお湯を循環できるようになっていて、雪中キャンプのときに入る露天風呂が最高に気持ちいいという。
西畑さん/エブリイ
ハンドメイドのアイテムがあふれている西畑さんのクルマは、独特の雰囲気が漂っている。
クルマの上にはウッドで作ったカフェスペースが!? カーサイドタープに軍幕を使うなど、アイデア満載。
細部の作り込みにもこだわりを感じる。
イベント名:VANJAM vol.5 in かみいしづ
開催日:2024年5月4日(土)~5日(日)
会場:かみいしづ緑の村公園(岐阜県大垣市)
写真・文:渡辺圭史
初出:カーネル2024年7月号vol.67