【概要】車中泊雑誌『カーネル』USAブランチによる「CES 2024」レポート⑤。電動モーターサイクルやタイヤ―チェンジャー、電動パワーソースなどの出展企業の紹介。

VERGE

安全とファンライドを追求した最新技術満載の電動モト

画像1: VERGE

世界にはいくつかの本格的な電動モーターサイクルブランドがあるが、ヴァージはなかでもユニークなブランド。

電動モトのメカニズムの要となるモーターを後輪にインホイールモーターとしてビルトインすることで、センターハブのない未来的なデザインを実現している。

画像2: VERGE

ブレンボのブレーキとオーリンズのサスペンションを備えるスーパーバイク級の仕様ながら、車体には6つのカメラを備え、衝突回避アラーム機能やクルーズコントロール機能などの最新のクルマのテクノロジーも取り入れられているのが興味深い。

モーターが後輪に組み込まれることでメインフレーム内部の大半はバッテリーにすることができ、航続距離はなんと400kmに迫る。

画像3: VERGE

バランスのとれたネイキッドバイクというスタイルを醸し出すヴァージの電動モーターサイクル。特にリアスイングアームが長く設定されホイールベースが長いことからも、快適なクルージングを楽しむことがイメージできる。

画像4: VERGE

スポークのないリアホイールのデザインが、ひと目で新時代の乗り物であることを感じさせる。電動モデルならでの安全装備にも注目したい。

HORWIN

巨大な市場をバックボーンに進化を続けるスクーターブランド

画像1: HORWIN

中国の電動スクーターブランド、ホーウィン。実用的な小型モデルを中心にリリースするが、ショーモデルとしてAKIRAバイク風のフューチャーなデザインのケーススタディモデルも展示。

画像2: HORWIN

新型SENMENTI 0も展示され、気になるお値段は$16,800とプライスタグもなかなか立派。

画像3: HORWIN

中国で大きな市場規模をもつスクーターカテゴリー。そんななかでも細かい車種設定で多くのユーザーから支持されるホーウィン。ハイグレードな新シリーズもヒットとなるか!?

HUNTER

すべての乗り物に欠かせない、タイヤの性能を引き出すブランド

画像1: HUNTER

ハンターはアメリカのタイヤ業界において特にタイヤチェンジャーで大きなシェアを誇る。またアライメントテスターもその精度の高さと年々進化する技術力で大きな信頼を得ているブランドだ。

画像2: HUNTER

CESに出展中の企業のなかではかなりアナログ的な製品が中心だが、高精度なセンサーを使ったアライメントテスターやホイールバランサーの精度には定評がある。

画像3: HUNTER

またコンシューマー向けには具体的なサポートやサービス体制をアピールしていた。

SCALAR PERFORMANCE

EVパワーを積極的に取り込み、モータースポーツを活性化

画像1: SCALAR PERFORMANCE

カナダに本拠地を置くスカラー・パフォーマンスは、モータースポーツ用の電動パワーソースの提供を続ける企業。

EVに改装されたクルマを使った、アマチュア向けのツーリングカーレースを開催するなどして、革新的な技術開発に取り組んでいる。

画像2: SCALAR PERFORMANCE

GR86をベースにエンジンを電動パワーソースにスワップ。EV特有の大きな立ち上がりトルクに対応させるために各パートの剛性を上げたりと、イコールコンディションで行うレースカー製作のノウハウを提供する。

TELLUS POWER GREEN

あらゆる充電環境を整備し、EVユーザーをサポート

南カリフォルニアに本拠地を持つテルアス・パワー・グリーン社は、EVの充電環境に関するありとあらゆる技術開発の提供や、公共のEV充電インフラを整備する企業。

すでに北米だけでなく、南米、ヨーロッパ、中東などにAC/DC を合わせ16万機以上のチャージャーを設置した経験をもち、そのノウハウにより、世の中の充電インフラを整えている。

画像: TELLUS POWER GREEN

EVの充電規格は世界で統一されておらず、まだまだ技術的にも過渡期だといえる。そんななか、世界の充電インフラを整備しながら安定したチャージングソリューションを提供しているのがテルアス・パワー・グリーンだ。

写真、文:Yusuke Makino, June(カーネルUSAブランチ) 
初出:カーネル2024年3月号vol.65 

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