【概要】車中泊雑誌『カーネル』USAブランチによる「CES 2024」レポート②。EVブランド・ボリンジャーモーターズやミューレンテクノロジーズ、ジャクリのデモカーなどを紹介。

Bollinger Motors

画像1: Bollinger Motors

いち早くリリースされたSUVとピックアップモデル

ボリンジャーモーターズは、2015年にニューヨークで誕生したEVブランド。ここに紹介するのはその代表的な2台のオフロードモデル。

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ベースとなるのはクラシックなフェイスのSUVタイプ・B1で、10〜20インチの車高調整機能をもつサスペンションや、Hi/Lo切り替え式の2モータードライブトレインなどクラス最強レベルのパワーとトルクを備えたモデル。

画像3: Bollinger Motors
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そのB1をベースにホイールベースを延長し、4人が快適に移動でき、なんと全長5m近い長尺物をベッドから室内に収納できる搭載能力を加えたのがピックアップスタイルのB2。

クラシックな装いながら、最新テクノロジーが注入されたボリンジャーモーターズのB1とB2。オフロードファンの理想が詰まった魅力的なモデルだ。

画像5: Bollinger Motors

ボリンジャーB1&B2はヘビーデューティー感を全面に押し出したオフロードビークル。SUVとピックアップトラックスタイルで、用途に合わせた使い方ができるが、パワートレインなどの基本メカニズムは共通。

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長尺物を室内に搭載できるB2は日々の使い勝手において、新しいクルマとの付き合い方を提案。

Mullen Technologies

画像: 世界各国のEV関連企業に技術提供をしてきたミューレンだが、自社ブランドとして新しいセダンFIVEを開発し提案。

世界各国のEV関連企業に技術提供をしてきたミューレンだが、自社ブランドとして新しいセダンFIVEを開発し提案。

先進のEV技術を世界の関連企業とシェア

ミューレンテクノロジーズは、上記ボリンジャーとも技術提携をするEV関連企業で、国を超えてさまざまなブランドにテクノロジーを提供している。

画像: Mullen Technologies

特に自社ブランドではコマーシャル車両(トラックなどの商用車)を積極的にリリース。日本のミニバンサイズに相当する商用バンから、貨物トラックまでラインアップも幅広い。

画像: 基本はEV化による社会貢献度の高い輸送関連トラックなどの開発をベースとしている企業だ。

基本はEV化による社会貢献度の高い輸送関連トラックなどの開発をベースとしている企業だ。

ほかのEVブランド同様に、電動車両を通じて、持続可能なモビリティソリューションを提供し、EVの普及により、環境への影響を軽減、クリーンエネルギー利用の促進がスローガンだ。さらに自社開発した乗用車モデルFIVEの展開にも期待したい。

Jackery

画像1: Jackery

さらに進化を続けるポータブル電源の雄

携帯可能な電源ソリューションやポータブル電源製品を提供するジャクリ。愛用している読者も多いと思うが、アウトドアやキャンプ、車中泊には欠かせないポータブル電源の最有力ブランドのひとつで、特にソーラーパネルを活用した蓄電技術に優れている。

画像2: Jackery

今回は車中泊時にジャクリのソーラー技術を効率よく生かせる、ソーラーパネルとルーフテントが組み合わされた新しいアイテムが紹介されていた。

ルーフテントにソーラーバッテリーを取り付けたのではなく、ソーラーパネルのベースにテントを使ったという表現が相応しい新製品。ポータブル電源のノウハウをベースに、さらに効率のいいソーラー発電機能をさまざまなモデルに搭載中という印象を受けた。

画像3: Jackery

デモカーはフォードのF-150で、ルーフトップに装着されたソーラー付きテントだけでなく、ジャクリの複数の電源製品が装着された仕様で、来場者の注目を浴びていた。

写真、文:Yusuke Makino, June(カーネルUSAブランチ) 
初出:カーネル2024年3月号vol.65 

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