車中泊女子がクルマ旅を楽しみながら、さまざまな旬の魚を釣って、おいしく食べるまでを紹介します!
今回は、なんとスペシャル企画を展開。富山でホタルイカすくいにチャレンジしてきましたよ。
チャレンジしたのは…さおりんご(左)&森 風美(右)
さおりんごは、軽キャンピングカーのステージ21・リゾートデュオバンビーノJr.に乗り、OLをしながら釣りやキャンプを趣味にYouTubeで発信している車中泊女子。
今回の相棒として同行したのが森風美。テレビや雑誌、イベントなどで活躍するキャンプ女子。アウトドアWEBメディア『なちゅガール』編集長であり、アウトドア・コーディネイターとしても活躍。
車中泊の相棒は…ダイレクトカーズ リトリート ナロー
ハイエースがベースのバンコンタイプのキャンピングカー。「アメリカンVAN LIFE」をヒントに、レトロおしゃれに仕上げられたインテリアが魅力!
富山県でホタルイカすくい!
こんにちは! さおりんごです。今回は特別編ということで、釣りではなく、ホタルイカすくいに富山県に行ってきました!
ホタルイカすくいとは、毎年2月下旬から5月ごろまで、ホタルイカが産卵のために富山湾の海岸付近にやってきて、そのまま海岸に打ち上げられてしまう現象(ホタルイカの身投げ)があり、そのホタルイカをすくって捕ることです。
近年、SNSなどでホタルイカすくいの投稿もよく見かけるようになり、ずっと行ってみたいと思っていました。
しかし、埼玉県在住の私にはなかなか遠く、さらにホタルイカはいつ湧くかわからないハードルの高さ。あれ? でも、車中泊なら行けるのでは? と気がついた私。
さっそく下調べをして、新月、気温をチェック。あとは雰囲気(笑)で仲よしの森風美ちゃんをお誘い。移動基地には、ダイレクトカーズにハイエースベースのリトリート ナローをお借りしました!
まずは富山湾にある釣り具屋さんに行って、情報収集をしよう! と、いくつかのサービスエリアで遊びながら約6時間。フィッシャーズ富山店さんへお邪魔しました!
かなりの大型店舗で、釣りやホタルイカの情報も掲示板に貼ってあるほど。さらに、店員さんが詳しく道具やポイント、情報収集のSNSまで教えてくれました。
買い物も終えて、せっかく富山県に来ているのだからと、おいしい海鮮が食べられるお店を検索。お昼ごはんは贅沢しちゃいました♡ しかし満足してはいけないのです! まだ本番はこれから!
地元の釣り具屋さんは心強い味方! フィッシャーズ富山店
お店の人から話を聞いていると、常連のお客さんも一緒になって「今日はどこに湧きそうか?」などといった、場所やアドバイスをたくさんくれました。皆さん親切で温かかったです。
一番買いたかったのは、写真左上の「イカの沖漬け醤油」。ニンニク味も売っていたので、ふたつも買っちゃいました!
右下はイルカ型のフィッシュグリップ! かわいいので、今回はお留守番となってしまった同連載のいつもの相方・えみちゃんにおそろいでお土産に♡
きときとの魚を食べて夜への英気を養う
どれもこれも本当においしかったです! 左から、ホタルイカの天ぷら、海鮮丼(がんどぶり、スズキの昆布締め、サワラ、真鯛、黒鯛、甘エビ)、海鮮パフェ、白エビの刺し身。あら汁は平日のサービスで付いてくるそうです。
海鮮パフェなんて、きれいだし、かわいいしで最高でした。次回来たら何食べようかなぁ、なんて考えちゃう。
水橋食堂 漁夫
平日の少し遅めのお昼時に行きましたが、外まで多くのお客さんが並んでいました。大人気なので、時間に余裕をもって行くといいかも。
勝負は深夜2時以降! 車中泊だからこそラン&ガンで楽しめる
腹ごしらえが済んだ私たちは、夜の本番(すくうのは深夜)に向けて、仮眠をしておきたい! ということで、スーパーにて夜ごはんを買い出し。その後、キャンプ場へ。
今回はまだオープン前でしたが、特別な許可をいただき、滑川海浜公園オートキャンプ場にお邪魔させていただきました!
目の前の海ではホタルイカすくいもできて、ロケーションも最高! きれいでオシャレ。自信をもっておすすめできる、すてきなキャンプ場でした。
埼玉から深夜の移動だったので、キャンプ場に着いたころには眠気が襲ってきました。さっそくそのまま仮眠です。
車中泊ができるって、すぐにどこでも寝られるってことなのですよね。時間が不規則な旅にこそ、本領発揮だなぁと、ありがたみを感じながら眠りについたのでした。
仮眠から目が覚めたら、もう日が暮れていました。ここで風美ちゃんがゲン担ぎに「簡単カツ丼」をサクッと時短で、おいしく作ってくれました。
リトリートのリアハッチ部を引き出すと、キッチンスペースとしても使うことができるのです。便利!
クルマのいろいろな機能を見るのは本当に楽しくて、「ホタルイカすくいはまだだけど、クルマも楽しめて、旅も楽しめて、すでにけっこうな満足感があるよねー」。
ホタルイカが捕れなかったときのために、言い訳のような会話をする私たち(笑)。
後片づけをして、釣り具屋さんで教えてもらった情報サイトをチェック。まずチャレンジする海岸を決め、途中仮眠をとれるようにスペースを考えて荷物を詰め込み、いざ出発!
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果たして、ホタルイカはすくえるのか? そもそもホタルイカが湧くのか……? 後編へ!
写真:逢坂 聡
文:さおりんご
撮影協力:ダイレクトカーズ、滑川海浜公園オートキャンプ場
初出:カーネル2023年7月号vol.61