特番ゲストは白竜さん、オドオド民生とどう接する?
「ルール上、遠くに行けない設定だったのに九州! うれしさがありました」
「絶メシロード 出張編」記者会見で、そう喜びを語ったのは主人公・須田民生役の濱津隆之さんだ。
ご存じのとおり、「絶メシロード」は民生が絶滅してしまいそうな絶品メシを求め、週末1泊の車中泊旅に出るドラマ。
週末1泊・お小遣いでの小さな冒険を描いた物語なので、必然的に関東甲信越が中心なのだが、今回は出張にかこつけて、佐賀県をレンタカーで車中泊旅するという。
「絶メシ」特番で気になるのはゲストだろう。初回特番のゲストは、車中泊マスターである鏑木勉を演じた山本耕史さん。
先日最終回を迎えたシーズン2でも鏑木が“ノーマルさん”(民生のこと)と再会する物語があり、もはや準レギュラー化している。
そして気になる「絶メシロード 出張編」のゲストは、佐賀県・伊万里市出身の白竜さんだ。
“Vシネの帝王”とも称される強面の白竜さんが、おどおど姿が愛らしいと評判の民生とどうからみ、物語が展開していくのか? グルメとともにこうした関係性も楽しみだ。
もっとも民生を演じる濱津さんは「初共演の白竜さんはよく笑ってらっしゃる、やわらかくてやさしい方でした」。
一方、白竜さんも「佐賀に行くドラマだとはわかったけれど、内容がまったくわかりませんでした。車中泊、絶メシなんていう言葉は初めて聞いたことだし。わからないまま台本を読んだのですが、雰囲気がおもしろくて濱津さんと共演できるのも楽しみでした」と互いの印象を教えてくれた。
また、アウトローな役柄が多く、まず笑うシーンがない白竜さんは、常々そのイメージを壊してくれるといいなと思っていたそうで、「絶メシロード」に出演できたことはプロデューサーに感謝しているとも。もしやニコニコ顔の白竜さんが見られるのか?
撮影中に出会った人はキャラ濃いめ
ドラマの撮影というと大勢のスタッフが取り巻き、人払いをするイメージだが、「絶メシ」撮影は民生の雰囲気のとおりアットホームだ。
佐賀での撮影でも気軽にいろいろな人が声をかけてきたそうで、濱津さんは「ある店で撮影していると隣のお肉屋さんの店長らしき人が近寄ってきて、話しかけてくるんです。サングラスをかけていて“あんちゃん、あれ持っていけ、これ持っていけ”って」となんだか民生を思わせるエピソードを披露。
佐賀ロケでは店の人としかふれあえなかったそうだが、それでもやさしい人が多いと思ったという。
ちなみにお肉屋さんからは「最終的にハムと冷凍佐賀牛をいただきました。冷凍だし飛行機で帰らなくちゃいけないので佐賀牛は実家に送ってもらい、ハムは翌日の弁当に入れてもらって、みんなでいただきました」と濱津さん。
白竜さんも「撮影を見に来た人から話しかけられて、同じ高校に通っていた人と会えました。だれだれの友だちっていう人が結構いて、そうしたつながりが見つかることがあったのが面白かったね」と佐賀出身ならではの思い出を披露してくれた。
ちなみに、「絶メシロード 出張編」は晴天続き。これまではどこに行っても曇っていて絶景が見えず、実際の景色にあわせて台本を変更していたそうだが、今回は絶景に次ぐ絶景だったとか。これも注目ポイントだ。
佐賀の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」とのコラボ企画も
記者会見では佐賀県の山口祥義(よしのり)知事も登場し、「民生の奥さんがいい味を出していますよね。旦那を送り出しながらも愛しているのがわかります」と絶メシに注目していると告白。
また、佐賀では「後世に残したい店」を認定しており、「絶メシロード」に登場してもおかしくない店がいくつも登録されているともアピール。
佐賀の魅力が詰まった「絶メシロード 出張編」を参考に、車中泊旅をするなら「後世に残したい店」にも訪れてもいいかもしれない。
なお、3月10日より、民生がめぐった絶メシの店、スタッフおすすめの絶メシ店、絶景スポットをめぐると、「佐賀県×絶メシロード」有田焼オリジナルどんぶりがもらえる「聖地巡礼キャンペーン」を実施。
コラボ公式サイトにはすでに聖地巡礼マップが掲載されていて、そのうちドラマに登場する2店舗とその他1店舗をめぐり、絶メシを味わってスタンプをもらう。
引き渡し場所は2カ所あり、引き渡し場所ごとに先着10名がどんぶりを受け取れるので、放送後は車中泊しながら絶メシ旅へ出発だ!
木ドラ24「絶メシロード 出張編」
放送日時:2023年3月2日(前編)、3月9日(後編)2週連続 深夜0時30分~
放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
出演:濱津隆之、酒井若菜、白竜
キャンペーンの詳細は「佐賀県×絶メシロード コラボ公式サイト」へ!
文:大森弘恵