【概要】車中泊を楽しんでいる5人に聞いた車中泊の快眠術。軽キャンピングカー編と家庭用アイテムを活用編の2カテゴリを紹介。

こんにちは! まるななです。

私、まるななは軽キャンピングカー「テントむし」に乗り、北海道各地を旅している「軽キャン女子」。車中泊歴10年以上ですが、いまだ車中泊で「いかに快適に寝られるか」の答えを探し求めています。

今回は、カーネル2022年11月号vol.57の巻頭特集「車中泊・快眠の秘密100人100答」で、まるななが取材したオーナーさんのなかから、まるななが特に注目したテクニックを紹介する企画の第2弾!

今回は「軽キャンピングカー」「家庭用アイテム活用」をピックアップし、誌面には掲載しきれなかったこぼれ話、まるななが注目したポイントを加えて、あらためて紹介したいと思います!

軽キャンピングカー編

MYSミスティック・ミニポップビー/おじまるさん

画像1: MYSミスティック・ミニポップビー/おじまるさん

〈おじまるさんコメント〉

車中泊で快適に寝るために、なるべく平らな場所に駐車をしています。平らな場所がないときは、頭側が高くなるように駐車。

また、騒音の多いところは避けて車中泊場所を選定。車中泊アイテムは季節に合わせた掛け布団を使用し、枕も快適なものを用意しています(なるべく家と同じ環境にする)。

冬の車中泊のコツ
・運転席側からの冷気を遮断するためにカーテンを閉める。
・あたたかい寝具を使う。キャンプで使っているダウン素材の寝袋を使用。
・窓にカーテンや断熱材を施す。
・やっぱりFFヒーターは快適。

画像2: MYSミスティック・ミニポップビー/おじまるさん

夏の車中泊のコツ
・なるべく標高の高い場所に行く。
・換気、扇風機、スポットクーラーなどを活用する。トランスクールEC3を4年間使っているが、体に冷風を当てると涼しい。
・天井に設置されたキャンピンカー用のファン(ファンタスティックファン)は、とても換気能力が高く、窓を開けてファンを回すとかなり快適。

https://twitter.com/ojimaru_camp

【まるなな注目ポイント!】

キャンピングカー用ファンやFFヒーターというような、キャンピングカーならでは設備を活かして快適環境を整えていますね。私、まるななも北海道在住なので、FFヒーターは必須アイテムです。

インディアナRV・インディ727/競!バンライフ

画像1: インディアナRV・インディ727/競!バンライフ

〈競!バンライフさんコメント〉

・あえてトイレから遠い場所で車中泊(人通りや会話の音で目が覚めてしまうため)。
・夏は日の出の方向を考えて、朝に日陰になる場所に駐車する。
・なるべく寝袋を使わない→家と同じ環境にすることで、家の就寝環境をクルマで再現。
・「蒸気でホットアイマスク」→開けてそのまま使えるので車中泊向き。疲れが取れて、香りでも癒やされる。

マットレスにはこだわっています。5個くらい買って、ようやく今のものにたどり着きました。寝心地や大きさは使ってみないとわからないことが多いので、多少むだになっても何回も買い替えて、理想のモノを使っています。

画像2: インディアナRV・インディ727/競!バンライフ

寝床は快適かつ必要最小限!を追求すると、このT字型マットレスになりました。足の部分はマットレスがなくても快眠できます。2分割できるので、収納力が高いのも魅力です。

https://www.instagram.com/kei_vanlife/

【まるなな注目ポイント!】

夏は日の出の方角まで考慮して駐車しているとのこと。方角を確認できるスマホアプリ、便利ですよね。

軽キャンピングカーに乗っていても、意外とマットが重要! 実は私もマットを敷いています。寝やすいだけでなく、汚れ防止や洗濯しやすいというメリットもありますね。

家庭用アイテム活用編

ジープ ラングラーアンリミテッド/土田健太、直美、匠真さん

画像1: ジープ ラングラーアンリミテッド/土田健太、直美、匠真さん

〈土田さんコメント〉

土田家の車中泊は、釣りをベースとした野営スタイル。釣りは早朝行動が多いので寝不足にならないよう、寝具は日常と同じものを使うのが土田家流の車中泊快眠術。

まず野営スタイルということもあり、駐車場所はしっかりとクマの痕跡をチェックした後、車体の水平を確保できる地形を探します。車内はガーランドライトとベアボーンズのミニエジソンランタンLEDを使用。あたたかみのある電球色は安心感があります。このふたつは車中泊の快眠で特に重要。

画像2: ジープ ラングラーアンリミテッド/土田健太、直美、匠真さん

日除けは車種専用設計のサンシェードを使い、遮光のほかに保温目的としても重要な役目を果たしています。

車内の空間を確保するために、車外にロッドホルダーやランタンフックなど多様な自作アイテムを取り付けて、快眠車中泊野営スタイルを成立させています。

https://www.instagram.com/tutianjiantai530/

【まるなな注目ポイント!】

ファミリーで野営スタイル車中泊というめずらしいパターンの土田ファミリー。日常と同じ寝具を使うことにより、快適性アップ。窓には、車種専用設計のサンシェードを使用とのこと。シェードは銀マットなどで自作もできますが、専用品は日除けだけでなく断熱にも効果的なので、まるななもおすすめの車中泊グッズのひとつです。

トヨタ・ハイエース(標準ボディ・標準ルーフ)/なかチャンネルさん

画像1: トヨタ・ハイエース(標準ボディ・標準ルーフ)/なかチャンネルさん

〈なかチャンネルさんコメント〉

車中泊の快眠ポイントはマットレス! ハイエースのすばらしいところは、広大なベッドスペース。
ベッドキットを使い、ダブルベッドサイズの幅140cmのスペースが確保できます。

画像2: トヨタ・ハイエース(標準ボディ・標準ルーフ)/なかチャンネルさん

もともとベッドキットには、4cmのウレタン素材が入っていますが、快眠のためにはニトリのマットレス(低反発、メッシュ構造)を2枚重ねて、最後に敷きパッドで完成です。

これで自宅以上の快眠環境を構築しています! 基本、マットレスは敷いたままなので、除湿シートも念のため。

低反発マットレスは冷えると反発しなくなり硬くなるので、高反発の方がいいかもしれません。

https://naka-channel.com/

【まるなな注目ポイント!】

家庭用のニトリのマットレスを使用し、自宅同様の寝心地を確保。結露防止のため、除湿シートを敷くのもいますぐ真似したいテクニックですね。

そして、低反発マットレスって寒くなると硬くなること知っていましたか? 北国にお住まいの方はベッドマットを自作するときに参考にしてみてください。

バンショップミカミ・テントむし/まるなな

画像: バンショップミカミ・テントむし/まるなな

まるななのイチオシ快眠アイテムは、ホームセンターカインズの長座布団。

幅68×長さ120cmを2枚使用しています。幅68cmってクルマのシートサイズにピッタリで「車中泊用に作ったんですか?」と思うほど。

硬さもお好みで3種類から選べるうえに、長さも120cmと190cmの2種類。用途に合わせて選べるのもうれしいです。マットの詳細は、別の記事でも見れるので、ぜひチェックしてみてください!

 * * *

たかが車中泊、されど車中泊。本当に人それぞれの快眠術があり、どのテクニックも参考になりますね。

きっと、これで満足することなく、さらに快適性を追求していくと、来年あたりにはまた違う快眠術が聞けるかもしれませんね! いい快眠グッズがあれば、ぜひ教えてくださいね!

では、まるななでした!

まるなな プロフィール

画像: まるなな プロフィール

2017年に中古で購入した軽キャンピングカー「テントむし」でキャンプ、登山、車中泊を楽しんでいる「軽キャン女子まるなな」です。 北海道札幌育ちの道産子が各地を旅し、キャンプ・登山・グルメや温泉などの様子をYouTube『まるななちゃんネル』とブログ『まるななブログ』にて配信中。 キャンピングカーショーやキャンプイベントにゲストとして参加、Yahoo!クリエーターズでの執筆、テレビ・新聞・雑誌などで活躍の幅を広げています。

文:まるなな 
出典:カーネル2022年11月号vol.57 

This article is a sponsored article by
''.