スモールサイズの“秘密基地”は、車中泊旅も普段使いも快適!
手軽にキャンピングカーの魅力を味わえる、軽自動車ベースの「軽キャンパー」が人気を集めている。
軽キャンパーの最大の魅力は、一般的なキャンピングカーと比べると車両価格がリーズナブルで、税金・保険・消耗部品などの維持費も安価なこと。
コンパクトサイズの軽自動車がベースのため機動性に優れており、運転に自信のないドライバーでもストレスフリーで乗り回せる。
今回紹介する東和モータース販売の「インディ108」は、軽トラックのリアに居住スペースをドッキングしたキャブコンタイプの軽キャンパー。気軽に自由な旅を楽しみたい人には、これ以上ない最高の相棒と言えるだろう。
キャブコンタイプの軽キャンパーにはボディサイズが大きい普通車8ナンバー登録のモデルも存在するが、インディ108は軽自動車8ナンバー登録のキャンピングカー。高速道路料金や自動車税など、ランニングコストの安さが魅力だ。
ベース車両は、2021年12月にマイナーチェンジされたダイハツ・ハイゼットトラック。
フロントキャビンと居住用シェルが一体化したエクステリアは、都市部にもフィールドにも違和感なく溶け込むスマートなデザインが特徴となっている。
7色からチョイスできるエクステリアカラーで、自分好みのキャンピングカーに仕上げられるのもポイントだ。
ポップアップルーフを採用して全高を低く抑えたのも、インディ108のこだわりのひとつだ。
一般的には「キャンピングカー=大きい」というイメージだが、このクルマは全長3390×全幅1470×全高1990mmのコンパクトサイズ。
都市部に多い全高制限付きの自走式立体駐車場にも入庫でき、買い物や子どもの送迎などの普段使いもストレスなくこなせる。
軽自動車とは思えないほど、開放感あふれるインテリア。走行充電式サブバッテリーシステムやLED照明、断熱性に優れたアクリル2重窓など、快適な車内生活をサポートする標準装備も充実している。
リアマットをシート形状にアレンジして2列目の後ろ向きシートと組み合わせれば、テーブルを挟んで4名がくつろげる快適なプライベートスペースに早変わり!
ポップアップルーフをオープンすることで広々とした生活空間を実現でき、ソロ、夫婦、小さな子どものいるファミリーまで、幅広い層のユーザーに対応する。
左サイドのキッチンには、13Lの給水・排水タンクを備えたシンクが装備されている。クルマの外にフォーセット(水栓)を引っ張り出せば、屋外シャワーとしても使用可能。ペットの足を洗ったり、キャンプギアを洗ったりと、様々なシーンで活躍する。
軽自動車規格のキャンピングカーでありながら、4人分のベッドスペースが確保されているのもポイントだ。
フラットに展開した2列目シートとリアマットで構成したフロアベッドは、大人2名が就寝できる1900×1130/1000mmの広々サイズ。
ポップアップルーフ部分にも2100×1170mmのベッドが完備され、2つのベッドを組み合わせることで最大4名が就寝できる。
狭い道でもスイスイ走れて、ファーストカーとしても使用可能。クルマを止めれば自分だけのプライベート空間を確保でき、クルマ旅、アウトドア、ホビー、テレワークなど、様々な用途で活用できる。
軽自動車8ナンバー登録のキャブコン「インディ108」は、キャンピングカーの魅力を手軽に味わえるスモールサイズの“秘密基地”だ。
【DATA】インディ108
ベース車:ダイハツ ハイゼットトラック
乗車定員:4名
就寝定員:4名
標準装備:キッチンギャレー、小型シンク(ステンレス)、給排水タンク(各13L)、カセットコンロ、サブバッテリー(80A)、走行充電システム、室内ACコンセントほか
価格:392万9200円~
【問】東和モータース販売
文:岩田一成
執筆者・岩田一成プロフィール
キャンピングカーライフ研究家/ライター。新車のキャンピングカーを3台乗り継ぎ、家族と一緒に1000泊以上のキャンプ・クルマ旅を経験。雑誌、書籍、新聞、WEB、イベント、テレビ、ラジオなど、様々な形でキャンピングカーの魅力を発信している。著書「人生を10倍豊かにする至福のキャンピングカー入門」(グラフィス刊)。