こんにちは! まるななです。
私、まるななは軽キャンピングカー「テントむし」に乗り、北海道各地を旅している「軽キャン女子」。車中泊歴10年以上ですが、いまだ車中泊で「いかに快適に寝られるか」の答えを探し求めています。
今回は、カーネル2022年11月号vol.57の巻頭特集「車中泊・快眠の秘密100人100答」で、まるななが取材したオーナーさんのなかから、まるななが特に注目した「DIYで快眠を手に入れた」3名をピックアップ。
誌面には掲載しきれなかったこぼれ話、まるななが注目したポイントを加えて、あらためて紹介したいと思います!
日産・プレサージュU31/Forestさん
Forestさんコメント
車中泊で快眠するためには、最低限「肩からお尻までを完全にフラットにする」ことが重要だと思います。
車内のベッドは、助手席とセカンドシートを倒したシートの上に、コンパネで作った60×90cmのベッドボード2枚置いているだけ。このコンパネも、以前DIYした二段ベッドの材料を流用したものです。
https://www.instagram.com/moment_inforest
【まるなな注目ポイント!】
以前は、プレサージュに2段ベッドをDIYし、家族4人で車中泊していたというForestさんが行き着いた快適なベッドは、なんと2枚の板を置くだけ! 設営&撤収も簡単、シートがすぐに戻せるシンプルさがポイント高いです。
ホンダ・N-VAN /Kihirocampさん
Kihirocampさんコメント
快眠のコツは「常設ベッド」で、いつでもすぐ眠れる場所があること!
以前は、寝るたびにベッド展開をしていましたが、荷物を移動する作業がつらくて。N-VANに乗り換えたとき、思い切ってベッドやテーブルを常設し、おひとりさま専用車にしました。でも、あえて作り込みすぎない、シンプルシックな内装がこだわりです。
ベッドは普段からイスやソファーとして使用。MGR CustomsのN-VAN用ベッドキットを約20cmかさ上げし、モンベルの「U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 150」を敷いています。
ベッドキットは天板の一部を取り外すことにより、掘りこたつのように足を下ろせ、疲れにくいのが自慢です。
就寝時は、寝袋・スノーピークの「セパレートオフトン」をクッションの中から引っ張り出すだけ。ウォッシャブルダウンモデルで、真冬も暖かく、ほぼ熟睡できています。
それでも足もとが冷える場合は、「ナルゲンボトル」を湯たんぽに。翌日にも温かい飲みものなどにムダなく転用できるので重宝しています。
キャンプや旅はもちろん、普段は仕事用書斎に、空き時間はカフェに、休前日はバーに(笑)、翌朝が早いときは前泊ホテルにと、N-VANは自分らしく自由に人生を楽しむ選択肢を広げてくれる、頼れる相棒です。
https://www.instagram.com/kihirocamp
【まるなな注目ポイント!】
わかります! 最終的に行き着くのが「常設ベッド」と「座ったときに足が下ろせること」なんですよね。眠いときにベッド展開するのは面倒だし、長時間作業する場合、お座敷モードだと足がツライ!
市販のベッドキッドを20cmかさ上げし、デメリットを見事に克服とは、Kihirocampさんの発想がすばらしいです。
「ナルゲンボトル」は熱湯を入れてもOKなので、湯たんぽ代わりにでき、使った水もむだにならないのがいいですよね。ベッド以外でも、今すぐに真似したいテクニックがたくさんありますね!
日産・NV350キャラバン/クレヨンぶろぐさん
クレヨンぶろぐさんコメント
私のイチオシ快眠グッズは、市販のマットレスを加工して作ったベッドマット。
ベッド下収納のサイズに合わせて分割カット、手作りレザーカバーを装着。薄いマットですが高反発なので底つき感がなく、長い旅路を支える快適な睡眠環境を実現しています。
また、車中泊で駐車する場所は、大型車からなるべく離れること。あえてトイレから離れた所に駐車することで、エンジンや人の出入りによる音を最小限に。
傾斜がある場合は、車体の前後が傾くように駐車し、頭部が高くなるよう意識。極力、左右の傾きを回避し、就寝時に違和感がないよう工夫しています。
https://twitter.com/crayonblog1990
【まるなな注目ポイント!】
愛車をDIYして、車中泊で日本一周する26歳のクレヨンぶろぐさん。
さすが毎日クルマで寝泊まりするだけあり、ベッドマットを自作するこだわりよう。また、日中はそのベッドマットの一部を取り外して背もたれにするという工夫をし、起きている時でも快適に。その工夫がすてきです!
文:まるなな
出典:カーネル2022年11月号vol.57