【概要】雑貨でおしゃれな車中泊仕様にしているオーナーに聞いた5つのコツ。雑貨カスタムする際の注意点も紹介。

センス抜群! 雑貨でおしゃれな車中泊インテリアのコツ

画像: センス抜群! 雑貨でおしゃれな車中泊インテリアのコツ

車中泊インテリアのおしゃれな雑貨カスタムは、オーナーのこだわりポイントが隠されている。ちょっとしたポイントを押さえるだけで、カスタムの完成度レベルが数段アップすることも。

そこで、オーナーに雑貨カスタムのポイントを聞いてみた。さらに、カスタムするなら押さえておきたい注意ポイントもチェック。各ポイントを確認して、車中泊インテリアの雑貨カスタムに挑戦してみよう!

CHECK 1 お気に入りの雑貨を飾ってみる

画像: mieさんの車中泊インテリア。

mieさんの車中泊インテリア。

雑貨カスタムの最大のポイントは、最初から車内全体をカスタムしようとしないこと。普段の生活のなかで心地よく感じられる小物をさりげなく車内に飾っていく。

画像: 宮本芽依さんの雑貨カスタム。

宮本芽依さんの雑貨カスタム。

mieさんはお気に入りのハンドメイド作家の小物を車内に飾っている。また、宮本芽依さんのように、縦に伸びる観葉植物を飾って、車内の縦に伸びるテクスチャーを強調したり、小さな雑貨でも効果は大きい。

CHECK 2 車内の雰囲気に合わせてカスタマイズ

画像1: CHECK 2 車内の雰囲気に合わせてカスタマイズ

雑貨にちょっと手を加えるだけで、アイテムが出す雰囲気が大きく変わる。ライトなどはレザーでカバーすると、ナチュラルなテイストが強くなって、ウッド系のインテリアにピッタリ。

画像2: CHECK 2 車内の雰囲気に合わせてカスタマイズ

また、ワインの木箱などを使って棚を作れば、難しいと思っていたおしゃれな家具作りも手軽にできる。

CHECK 3 余計なものを見せない工夫

画像1: CHECK 3 余計なものを見せない工夫

カスタムが進んでくると、もともとのクルマの設備が目立ってきてしまう。例えば、クルマのプラスティックパーツが目立っているなど。そんなときは見せない工夫をしてみよう。

画像2: CHECK 3 余計なものを見せない工夫

運転に支障が出ないように、が大原則だが、停車後、運転席とリアスペースの間に壁を設置するのは効果的だ。

また、寝具などのキャンプグッズは見えない場所に収納してしまうのもいい。このように、クルマらしさを減らしていくことで、カスタム完成度に大きな差が出てくることになる。

CHECK 4 荷物や家具の固定はしっかりと

画像1: CHECK 4 荷物や家具の固定はしっかりと

クルマの走行中は振動も大きく、車内に載せている小物が大きく揺れることもある。特に曲がり角やコンビニエンスストアから道路に出るときの段差など、片方に荷重がかかったり、クルマが大きく傾いたりすることが多く、カスタムした家具が倒れてしまうこともある。

そこで気になるのが家具などの固定方法。mieさんの場合はクルマに最初から付いていたリアのハンドル部分と家具を、ヒモでしっかりと固定している。

画像2: CHECK 4 荷物や家具の固定はしっかりと

宮本さんの場合は床に板を張ったので、システムキッチンを住宅と同じようにビスで固定している。

画像3: CHECK 4 荷物や家具の固定はしっかりと

雑貨の小物が多い場合は、棚として使っているケースを倒して、その中に小物を入れて、ケース自体が動かないようにクッションなどで固定している。

CHECK 5 ユーティリティナットを活用しよう

画像1: CHECK 5 ユーティリティナットを活用しよう

クルマにはオプションパーツなどを取り付けるナットが壁に埋め込まれている。特に軽自動車に多く、ユーティリティナットと呼ばれている。このネジ穴を使って、家具を固定できるのだ。

またホームセンターなどで上記のようなパーツを買ってくれば、簡単にアンカーポイントやフックとして利用できる金具が取り付けられる。

画像2: CHECK 5 ユーティリティナットを活用しよう

ネジのサイズは規格があって、例えば、ダイハツハイゼットの場合はM6のナットが採用されている。自分のクルマに採用されているナットサイズを調べておくと、カスタムもしやすくなるだろう。

雑貨でカスタムする車中泊インテリアの注意点

雑貨カスタムをする上で、注意しなければいけないルールがある。車検などの法的な規制にも関わる大切なこと。安心・安全にクルマに乗るためにも、ルールを確認しておこう。

車内には難燃素材を使用

画像: 車内には難燃素材を使用

内装素材の難燃性について法規上のルールが定められている。クルマを作る上での基準だが、カスタムなどをすると、車検を通せなくなることがある。

木材の場合は3mm以上の厚みがあれば、難燃性のチェックから除外されることになるが、生地類は注意が必要だ。車内のカーテンなどは、火気が燃え移ることもあるので、難燃性素材を選ぶのが安全。

車両重量も考えてカスタム

画像: 車両重量も考えてカスタム

重さに関してもルールがある。軽自動車の場合は50kg、普通自動車の場合は100kg以上重量が増えた場合は、車検証の表記を変えなければならない。なぜなら、クルマの安全に関わることだから。

クルマは重さ+積載重量を考えて、その性能が担保されている。重量が増えるとブレーキの効きも悪くなるのでカスタムもほどほどに。

写真:中里慎一郎、逢坂 聡 
文:渡辺圭史 
出典:カーネル2022年9月号vol.56 

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