GARVY6月号(2022年5月発売)では「車中泊キャンプ」を大特集! 車中泊キャンプを楽しむみなさんや、そのテクニックを紹介しています。こちらでは、特集に掲載したVANCAMP JAPANの代表・小濱潤平さんの記事のなかから、野外リビングの作り方を紹介!
教えてくれたのは……

小濱潤平さん
VANCAMP JAPAN代表の小濱さん。新しいキャンプスタイルを探しているときに知ったバンライフカルチャーがきっかけで、車中泊キャンプをスタート。手軽なバンキャンプスタイルを発信中。
愛車は2001年式 三菱デリカスペースギア ロングG ハイルーフ。小濵さんのバンキャンプ・リビングの基本はタープを利用すること。フィールドに合わせて3種類のタープを使い分けているという。
タープを接続してサイトを展開。車内もリビングスペースとなる

クルマの周りにタープが広げられ、その下にリビングを展開している小濱さんのキャンプサイト。クルマの中と外がボーダレスにつながっているような光景が広がっている。
テントキャンプの場合は、テントの中がキャンプサイトでリビングの一部となることは少ないが、車中泊キャンプだと、車内スペースも有効に使うことが、快適なリビングの秘訣となるのだ。

キャンプサイトでの位置決めは、クルマを平坦な場所に置いて、風の向きを考えること。車内は自作ベッドなどで平坦にしてあるので、地面の凸凹を気にするというよりは水平を気にするだけだ。
場合によってはレベラーという踏み台のようなもので水平にすることもできるので、テントキャンプよりは気を使うことはないだろう。
また、風上にクルマを置いておけば、風よけにもなるし、風下のドアを開けることで、風の影響を受けることも少ない。

車中泊キャンプではタープなどの屋根をクルマにつなげることが多い。これは車内を行き来することが多いからともいえるだろう。
小濱さんの場合はタープを3種類持っていて、その場に合わせてチョイスしている。バリエーションはドーム型の骨組みが入ったカーサイドタープ、クルマ専用のタープ、アウトドア用のタープだ。
車中泊キャンプで難しいのが、荷物を持ってきたクルマもリビングスペースとして利用する事。
セッティングが終わった後は、車内にスペースがあり、いつでも就寝できる状態にしておきたい。そのためにも、荷物はコンパクトになり、整理整頓しやすいようにボックスなどを有効に活用している。