【概要】車中泊キャンプの基本を紹介。車中泊、キャンプとの違いや車中泊キャンプのメリットや注意点など。
車中泊の効率のよさにキャンプの楽しさをプラスする

「車中泊キャンプって、通常の車中泊と何が違うの?」と思っている人も、少なからずいるだろう。
そもそも車中泊は「クルマで寝る」こと。食事や調理を行ったとしても、「車内」で完結するのが基本となる。

逆にいえば、いくらテントを張らずにクルマで寝ても、車外にテーブルを出し、タープを張って、料理や食事を行い、さらに焚き火まで楽しんだとしたら、それは「車中泊」を超えた+αの楽しみといえる。「車中泊キャンプ」スタイルがそれだ。
大きなポイントは、車中泊の効率のよさと高い安全性に、キャンプの魅力をミックスできることだろう。

クルマに、テーブル、イス、焚き火台のみというシンプルなスタイルなら、車内で寝ることによって、テントの準備や撤収の手間が省ける。しかもクルマはロックできるので安心して寝られる。
それに付け加えて、焚き火や野外料理も楽しめるのだから、確かに人気を集めるのも頷ける。

もちろん注意点もある。まずは「場所」が限られること。いま車中泊界隈で問題になっているのは、禁止場所でのキャンプ行為だ。
さらに、キャンプをすることによって、サッと寝て、サッと移動できる車中泊の長所が、スポイルされることもある。
とはいえ、楽しみ方さえ間違えなければ、車中泊キャンプが秘めている可能性はとても大きい。多種多彩なスタイルに進化していくはず。