長年「リチウムイオン電池」に携わるメーカー、オンリースタイル
オンリースタイルがリチウムイオン電池を扱い始めたのは2011年のこと。まだ、リチウムイオン電池が一般的になる前から、その先見性で取り扱いをスタート。
当時はまだ情報も少なく、同社ではテストを繰り返し、そのポテンシャルを引き出すための研究を続けてきたという。
10年以上の歴史のなかで大切にしてきたことは安全性。高出力、高耐久などの基本的は性能はもちろんのこと、その性能をどのようにして安全かつ快適に使用できるのか、試行錯誤の連続だったという。
この過程で生まれたのが、外部からの衝撃を軽減する強靭なケースの採用。コストはかかってしまうが、安全を最優先に考えた結果だ。
また、負荷テストを経てその重要性を感じたのが、バッテリー電圧を常時監視し、異常時に電気経路を遮断するバッテリーセーバーだった。
徹底した製品のブラッシュアップを繰り返しその品質が認められ、現在ではキャンピングカービルダーでの採用も広まっている。
長年リチウムイオン電池を取り扱い、使用パターンも蓄積され、ユーザーの起こしやすい使い方のミスに対しても、事前に対処できる体制まで完成した。
コンパクト&機能性アップの新バッテリーが2022年春に登場
オンリースタイルの最新バッテリーが2022年の春に登場する。ボディサイズ、重量を抑えてこれまでどおりのパワーを誇るモデル。
同社ではセルを自社でひとつずつチェックして、自社工場でバッテリーを製造している。輸入品を扱っている商社ではなく、自社製品としてリチウムイオンバッテリーを扱っているメーカーなのだ。だからこそ、その品質管理は徹底している。
今回はセルの小型化に成功したので、ボディサイズが小さくなっているが、さらに安全性を考えて、バッテリーセーバーを内蔵することにした。これも、ユーザーのことを考えると妥協できないポイントだという。
容量はそのままでサイズダウン
左側が以前のモデルで右側が新しいバッテリーのサイズ。その小ささがわかるだろう。現在、モックアップを作り、さらなるコンパクト化を追求している。
高性能バッテリーセーバーを内蔵
電圧、温度をモニターして、過放電を防ぐバッテリーセーバーを内蔵。回路を遮断するリレーは安価な電子式ではなくて、あえて機械式を採用した。
安全性を追求した新ターミナル端子採用
ターミナル形状を変更して、ケーブル設置のしやすさを向上させている。端子部分には振動にも強くワンタッチ装着できるカバーが取り付けられる。
頑丈なケースで安全性を高める
外部からの衝撃を考えて、厚みのあるスチールケースを採用。これまでもレンタル事業などの過酷な環境下でも耐えてきた実績のあるケースなのだ。
リチウムイオン電池のレンタル事業も!
オンリースタイルではリチウムイオン電池のレンタル事業を行っている。これまで発電機を利用していたイベントや工事現場などで、リチウムイオン電池の優位性を発揮している。
企業向けのレンタルがほとんどだが、その性能からリピート利用も多い。最近ではワクチン用冷蔵庫のバックアップ電源としても利用されているという。現場からその信頼性の高さが証明されているのがわかる。
ジャパンキャンピングカーショー2022 ブースY-12
オンリースタイル
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