【概要】ユニフレームの焚き火台「ファイアグリル」をキャンプ雑誌『GARVY』編集スタッフが解説。1998年に発売されたロングセラー、そしてベストセラーのキャンプギアで、キャンパーから絶大な支持を得ている一品。製品の特徴や注目ポイント、歴史、スペック関連製品などを紹介。

みんな大好きユニフレームの「ファイアグリル」

画像1: みんな大好きユニフレームの「ファイアグリル」

ユニフレームの焚き火台「ファイアグリル」も、スノーピーク「焚火台」同様、誕生から20年超えのロングセラーモデルだ。

この間、改良などのマイナーチェンジはなく、発売当時の姿のまま、多くのキャンパーに愛用されている。

なんと同社のなかで毎年、出荷金額が不動の一位! 年間数万台を出荷しているという(詳しい数字は秘密とのこと)

画像2: みんな大好きユニフレームの「ファイアグリル」

さてこの「ファイアグリル」、“壊れない焚き火台”との呼び声が高い。

本体の炉のステンレス材は薄く、軽量にもかかわらず、ゆがみ知らず。GARVY編集部でも多くのスタッフによって使い込まれていたが、変形していなかった。

画像: ベコベコが気になる人は裏返して使うか、スペアパーツ「ファイアグリル用ロストル」(1500円・税込)を手に入れよう。

ベコベコが気になる人は裏返して使うか、スペアパーツ「ファイアグリル用ロストル」(1500円・税込)を手に入れよう。

いっぽう、ロストルは熱でベコベコに変形するけれど、使用には問題なし。使用歴20年以上のキャンパーも多いと聞く。

画像: セット内容は本体の炉、ロストル、焼き網、スタンド。収納ケースは付属しない。

セット内容は本体の炉、ロストル、焼き網、スタンド。収納ケースは付属しない。

構成パーツが炉、脚、ロストルの3点+焼き網とシンプルなのもいい。脚の開き方だけ、ほんの少し慣れが必要だけれど、全体的には軽量で組み立てやすく、収納もコンパクトで快適。

そしてシンプルながらも、焚き火台の各所にギミックを搭載しているのがユニフレームならでは。

画像: トライポッドのように使える「FGポットハンガー」6900円(税込)。10インチまでのダッチオーブンを吊るすことができる。

トライポッドのように使える「FGポットハンガー」6900円(税込)。10インチまでのダッチオーブンを吊るすことができる。

まず、目からウロコだったのが、脚の穴を使った吊り下げギアの「FG ポットハンガー」と「FG ハンガー」。

画像: まさかこの「穴」を活用するとは……!

まさかこの「穴」を活用するとは……!

ファイアグリルの脚は、強度、加工、重量を考慮してパイプを採用しており、爪との接合個所に穴があいている。これはただ単に構造上、そうなっているだけだったのだが、ユニフレームはこの穴を活用しようと考えた。

画像: トングなどを掛けられる「FGハンガー」1900円(税込)。

トングなどを掛けられる「FGハンガー」1900円(税込)。

「普通にトライポッドを作ってもつまらないし、せっかく活用できる穴があったので作ってみました。見た目がスッキリしたほか、地面まで脚がない分、軽量化にもつながっています」と担当者。 

画像: 焼き網や鉄板は、炉の上部に突き出た爪部分に載せる仕様。こうすることで、炉の四隅から炭を出し入れしやすいし、網の四隅は食材の保温スペースになる。

焼き網や鉄板は、炉の上部に突き出た爪部分に載せる仕様。こうすることで、炉の四隅から炭を出し入れしやすいし、網の四隅は食材の保温スペースになる。

調理で使う際、焼き網や鉄板を炉に対して斜めに置く構造も独特で、これにより、炭の出し入れもしやすくなっている。

こうしたユニフレームならではの機能が盛り込まれ、使いやすく、軽量でコンパクト、故障も少ないのにこの価格。間違いなくコスパ最強の焚き火台だと思う。

【注目ポイント1】
変形を防ぎ、空気を取り込むこの隙間、じつは重要なのだ!

画像: 【注目ポイント1】 変形を防ぎ、空気を取り込むこの隙間、じつは重要なのだ!

コンセプトは「コンパクトで軽量な焚き火台」。軽量化=使用鋼材を薄くすることなので、薄くても壊れない設計にしているという。

「熱によるゆがみは必ず発生するので、それを前提に“ゆがみを逃がす”方法をとっています。炉の角のスリットは、ゆがみ防止と空気取り込みのふたつの役割です」(ユニフレーム担当者)

【注目ポイント2】
本体は薄くて軽量だけれど、ダッチオーブンの使用OK

画像: 【注目ポイント2】 本体は薄くて軽量だけれど、ダッチオーブンの使用OK

スリムな見た目なので、ダッチオーブンなど重いものはNG なのかな……と思う人も多いようで、問い合わせがよくあるという。

けれどそんな見た目に反して、分散耐荷重は約20kg! ダッチオーブンの使用も問題なくできる。

【注目ポイント3】
炉にすべての付属品が収まるコンパクトな収納システム

画像: 【注目ポイント3】 炉にすべての付属品が収まるコンパクトな収納システム

付属品を炉の中に収納できるだけではなく、2台をひとまとめに重ねて収納もできる(上の写真)。ただし、焼き網が少し浮くので、持ち運びの際は収納ケースに入れたり、ベルトでまとめるなどの工夫が必要。

脚(スタンド)の開き方はコツが必要

画像1: 脚(スタンド)の開き方はコツが必要

4本の脚は収束金具でまとめられていて、開く向きと順番が決まっている。最初に収束金具の矢印シール正面に見た状態で、爪が上にくるように持ち、手前の脚を矢印方向に倒す。

画像2: 脚(スタンド)の開き方はコツが必要

あとは上のイラストの順番で倒していけばOK だ。

画像3: 脚(スタンド)の開き方はコツが必要

脚の開きかたを間違えると、爪が下向きにセットされてしまう。

ユニフレーム「ファイアグリル」の歴史

画像: ユニフレーム「ファイアグリル」の歴史

製品データ

画像1: 製品データ

価格:7500円(税込)

使用時サイズ:約43×43× H33(網高)cm
重量:約2.7kg
炉・ロストル材質:ステンレス

画像2: 製品データ

炉の深さは浅めの約7.5cm。一般的な薪(写真の薪の全長は約40cm)が炉に収まるサイズ。

画像3: 製品データ

本体の収納サイズは約38×38×7cm。収納ケースはオプションで、サイズは約43×40.5×10cm。1900円(税込)。

シリーズ、関連製品

画像1: シリーズ、関連製品

コンパクトサイズの「ファイアグリルsolo」4900円(税込)はソロキャンパーに人気。

画像2: シリーズ、関連製品

こちらは2021年の新製品、「ファイアグリル フッ素鉄板」(5000円・税込)。自宅用のフライパンによく使われている焦げ付かない加工なので、焼きそばやお好み焼きなどの調理が断然ラク! ファイアグリルの調理の幅を広げるアイテムだ。

※こちらの記事はキャンプ雑誌『GARVY(ガルヴィ)』2021年6月号巻頭特集内「ロングセラーにはワケがある! 超定番焚き火台5モデルに迫る!」からの転載記事(抜粋、再編集あり)になります。

【問】新越ワークス

写真:中里慎一郎 
出典:GARVY2021年6月号 
編集制作:カーネル

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