【概要】DIYや快適アイデアで、クルマ旅を楽しむ「車中泊の達人」を紹介。今回は趣味の釣りを楽しむために、スズキの商用軽バン・エブリイで車中泊旅を楽しむ達人です。
※車中泊専門誌『カーネル』掲載の記事からピックアップしています。

車中泊の達人プロフィール

画像: スズキ エブリイ JOIN 2016年式。

スズキ エブリイ JOIN 2016年式。

萩原さん

愛車:スズキ エブリイ JOIN 2016年式
愛車の購入理由:まず釣りを楽しみたい! そして子どもが大きくなったため、夫婦ふたりで過ごせるサイズを! ということで軽自動車の情報を収集。商用モデルではスズキ・エブリイがクラストップの車内サイズを誇ることが判明。それ以外ではAGSを搭載していることも購入の決め手になったという。

●車中泊歴:30年(空白期間はアリ)
●主な車中泊スポット:釣り場で前日泊が主。神奈川県の三浦にいきつけの船宿があり
●これから行ってみたい車中泊:普段は車中泊ユーザーのネット動画を見て楽しんでいるそうで、ご飯の温め方などを参考にしているという。オフ会参加してみたいとのこと。

エブリイ×車中泊の注目ポイント① 市販ベッドキット+床下収納で、快適な車中泊仕様に

画像: 全長サイズは168cmで、身長170cmの萩原さんでもギリギリ寝られるベッド。ちなみに幅120cmも必要十分。

全長サイズは168cmで、身長170cmの萩原さんでもギリギリ寝られるベッド。ちなみに幅120cmも必要十分。

軽商用モデルではクラストップの車内サイズを誇るエブリイ。同モデルを車中泊仕様にして楽しんでいる萩原さん、実は奥さんの後押しもあって購入を決めたのだとか。

釣りを楽しむのは自分だけ! しかし、奥さんへのサービスとして、東京都内へ食事や買い物に出かける際にも頻繁に使用。そんなときにも、ゆったりくつろげるため、活躍するのだという。

ベッドはイレクターパイプでの自作も一考。ときどき後席を使うこともあるそうで、後席を犠牲にしないHYOGのベットキットを気にいって購入。ふだんは、後席が使用可能なハーフサイズにしている。

ベッドメイキングは5分もかからず完成!

画像1: ベッドメイキングは5分もかからず完成!

車内ベッドはフレームとボードのシンプルなキットを使用。ベッドメイキングは5分もかからないそうだ。ベッド展開の手順を見てみよう。

まずは後席を床下に収納する。

画像2: ベッドメイキングは5分もかからず完成!

フレームをリアから差し込む。

画像3: ベッドメイキングは5分もかからず完成!

後席の上にもフレームを差し込む。前後が連結する構造だ。

画像4: ベッドメイキングは5分もかからず完成!

ボードを設置して完成。購入当初、前のフレームがうまく設置できず悩んでいたが……。フレームの脚をスライドドアのステップに設置することで無事に解決したとか!

画像5: ベッドメイキングは5分もかからず完成!

ちなみに寝床となるマットの全長が長いので、フロントシートとベッドの隙間に余分な部分を折り込んで使っている。このスタイルだとずれることもない。

床下の収納スペースに釣り道具を積み込む

画像1: 床下の収納スペースに釣り道具を積み込む

床の高さは300mmから400mmに調整が可能。ある程度の高さが確保されていることで、釣り道具はもちろん、かさばるチェアなども収まる。

画像2: 床下の収納スペースに釣り道具を積み込む

左のコンソールボックス下にはバッテリーを収納している。

ロッドは天井収納へ

画像: ロッドは天井収納へ

天井収納にはクレトム製のインテリアバーを装着。ロッドケースは、大型の設計図を収める収納ケースを流用。リールは外しており、使う分だけロッドを収納して、内部で動かないようにしている。

エブリイ×車中泊の注目ポイント② コンパクトなサブバッテリー! アイテムも電化で徹底!

画像: ベッドキットのフレームに干渉しないように、リア左側に設置された収納棚。電源まわりのスイッチも備えられている。

ベッドキットのフレームに干渉しないように、リア左側に設置された収納棚。電源まわりのスイッチも備えられている。

「綿密に計算して高さをギリギリに調整した」という収納を兼ねたバッテリースペース。模様が好きということで、OSB合板を使ったDIYで製作。殺風景(!?)な軽商用車内において、デザインの重要なアクセントになっている。

車中泊を楽しむ際のマナーを気にするそうで、「現場では静かにすること。まわりに迷惑をかけないこと」をモットーに楽しんでいる。

いっぽう、車内で燃料を使って食事をとることに躊躇があり、調理道具はすべて電気製品で統一しているのが特徴。電気でも十分に食事を楽しめるとのこと。

リア左側にバッテリーと収納を集中レイアウト

画像1: リア左側にバッテリーと収納を集中レイアウト
画像2: リア左側にバッテリーと収納を集中レイアウト

網棚を活用した収納。電気ケトルや炊飯器などは、ベルクロで留めている。

画像3: リア左側にバッテリーと収納を集中レイアウト

電源まわり。電気の接続には必ず圧着工具を使用。経験上、それが一番確実なのだという。

細長いサイズのバッテリー

画像1: 細長いサイズのバッテリー

コンソールにはネット通販で購入した6連スイッチを装備。5A/10A/15A、ブレーカーが付く。ゴムキャップが付いていたがよく外れるので割愛。USB充電とDCソケット2口なども装備。

画像2: 細長いサイズのバッテリー

細長い収納寸法に合致したバッテリー。ディープサイクルのGV1270AGM。ゴルフカート用で、これまでのディープサイクルバッテリー+アイソレーターより満足のいく充電が得られているとか。

画像3: 細長いサイズのバッテリー

現在の収納兼サブバッテリースペースを設置する前は、コンテナボックスでバッテリーを収納。床下に収まるサイズだったが、内部がゴチャゴチャだったという。

10Wのソーラーパネルを使用

画像: 10Wのソーラーパネルを使用

ネット通販で購入したソーラーパネル。チャージャーコントラーラーとアイソレーターを介して、サブバッテリーに充電を行っている。今後は50Wモデルへの変更を考えているそうだ。

オール電化にこだわり!

画像: オール電化にこだわり!

萩原さんは車内での気体、液体燃料はいっさい使わず、炊飯器や電気ケトル、ストーブはオール電化で統一している。

理由を聞くと「釣り場は火気禁止になっている場所が多い。そして、火を使っている人たちを反面教師にしているから……」とのこと。

写真左の4点セットは電気ストーブで100V・250W。クッカーも付属している。

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