キャネルと一緒に北海道と群馬へクルマ旅!
今回はキャネルと一緒にいろいろ旅に出たので、スペシャルバージョンでお送りする同連載。なぜなら、群馬県みなかみ市、そして北海道南西部で開催された「キャンプジャパン」のツアーに参加したから。まさか自走で北海道・札幌を往復するとは……。しかも47歳にして挑戦するとは思わなかった。
思い起こせば約20年前。当時の車中泊カーの代名詞、マツダ・ボンゴフレンディで宗谷岬まで行った以来かも。これで我が社のキャネルは、北九州から東京まで走り、そして札幌から函館(フェリーを乗り継いで)、さらに青森から東京まで走行したことになる。
つまり、本州縦断を達成! なんてことを考えたら、ちょっと誇らしく思えてきた。まだまだ一緒にいろいろ旅に出たいので、頼むぜ、キャネル!
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【今回キャネルで旅した場所】
群馬県みなかみ町近辺
「バルちゃんツアーイベントinみなかみ」が開催された地域。車中泊地であった「TONETOキャンピングフィールド水上」を中心に走行した。ツアー最後は、温泉旅館があった新潟県湯沢町まで足を延ばした。往復で約450kmの旅だった。
北海道南西部
「ユーチューバーと巡る北の大地」が開催された北海道南西部。メインエリアとなる洞爺湖町には初めてお邪魔しました。フェリーも使用したので、道中すべてを走ったわけではない。それでも1700kmに近い走行距離となった。
群馬県みなかみ町近辺を旅した「バルちゃんツアー」に参加!
ということで、まず振り返るのは通称「バルちゃんツアー」。
車中泊をしたのはオートキャンプ場だったので、緑に囲まれた好条件のなか、ぐっすり眠ることができた。後席は背もたれを逆にして、お座敷仕様で仕事に対応。寝るときはテーブルを外すだけ。
完全に背もたれまでフラットにしたほうが、広く後部は活用できる。しかし、運転席が狭くなり、移動時に支障をきたすこともある。キャンプ場から温泉へ移動したり、道の駅で買い物をすることも想定すると、いちいち運転席のセッティングを変えるのは面倒。
ということで、オオハシのお気に入りは、常時お座敷仕様。運転席には干渉させない。うん、だいぶ、自分のスタイルが固まってきたなぁ。
そして、初めてのチャレンジは、外部電源の使用。サブバッテリーの容量は十分だったが、やはり外部電源があると心強い。車内ライトやPCの電源、スマホの充電と、サブバッテリーの残量を気にすることなく使用できる。
しかし、使っていて疑問に思ったこと。まずは充電時間。あまりスピードは早くない、かも⁉ スマホがぜんぜん満充電にならない。うーむ。
そして、気になった点がもうひとつ。外部電源とクルマを繋ぐコードの収納だ。これまで使ったことがなかったので、ずっと新品のまま、ビニール袋に入っていた。
しかし、今回のようにキャンプ場で使用すると、砂や泥が付いてしまう。そんなときに汚れをふき取る、専用のウエスなどがあったほうがよさそう。さらにコードを収納するトートバッグか巾着袋などがあれば、車内はよりスッキリする。
次回、そんな小物収納にチャレンジしても面白い。例えば、車内で保管しておきたいマスクの予備とか、消毒用のウエットタオルとか……。そろそろ車内アレンジにも挑戦してみようかな。
2泊3日はあっという間。最終日の朝、移動のために外部電源を外すとき、スイッチのレバーを見てびっくり。なんと「切」になっている⁉
スイッチのオンオフが逆だった……。つまり、スマホの充電が遅いわけではなく、アダプターを差していたコンセントに電気が流れていなかったのだ……。キャネルよ、疑ってゴメン。けれど快眠することはでき、キャネルとの仲が深まったと思い込んでいる、オオハシであった。
船旅にも大興奮! 北海道南西部を旅した「NO密くるま旅」
「さあ、ひさしぶりにカーフェリーに乗れるぞ!」と意気込んでいた北海道出張前。スケジュールも決まり、東京発の時間も決定。そんな話を、出発前日に編集部でしていたら、衝撃の事実をトドロキ(弊社スタッフ)から聞くことになる。
「出発時間より、1時間から1時間半前には港に着いてないと……」
えーー! そうだったけ? ぎりぎりまで予定を入れてしまったよ。確かにクルマを積んだりする時間も必要だからね。本当にフェリーに乗るがひさしぶりだったので、乗船手続きのことは失念していた。
そんなこんなで、なんとか無事に仙台港に到着。今度は受け付けに車検証を持っていくのを忘れる。なんだ、このドタバタは! と思いながらも、フェリー内はゆったり過ごせたのでよかった。少し酔っちゃったけどね。でも楽しかったです。
さて、苫小牧に到着したら、札幌に向かい、キャンピングカーショーで3日間お仕事。その間はビジネスホテルで宿泊。その後、キャンピングカーショーが終了したら、今度はキャンプジャパンのくるま旅ツアーに参加するため、仁木町に向けて出発した。ここからが、車中泊トリップのスタートとなる。
初日の車中泊は、ニセコからほど近い「真狩焚き火キャンプ場」。外部電源などが完備されている車中泊スペースがある。「今回は、みなかみでの失敗を繰り返さないぞ。スイッチをしっかりと確認して……」
簡単に充電スタート。ヨシ! たあいもないことでガッツポーズが出てしまい、少し恥ずかしかった。とはいえ、こうして初の外部電源をつなげることに成功(!?)
キャンピングカーショーで使った荷物が、後部座席を占拠していたので、この日はルーフで就寝。こういう時、ルーフがあると、荷物の載せかえをしなくていいので、とても便利。
しかし、事件は翌朝起きた。朝食後、クルマに乗って、さあ出発というとき、緊急の電話が鳴った。大切なクライアントからのアクシデントがあったという内容。夢中になって話をしていたら、すっかり忘れてしまったのだ。外部電源をつないだままだったということを……。
電話が終わり、アクセルオン! まわりからクラクションの音がやたら聞こえたが、自分のことだとは、まったく思わず。
「バギッ!」
まわりのみんながせっかく知らせてくれていたのに(涙)。皆さん、すいません!
結局、初の外部電源接続で喜んだ翌日、コードを切ってしまい、使えなくなってしまったという今回の失敗談。読者の皆さんはくれぐれも気をつけてくださいね。
「キャンピングカーあるあるだから」と慰めていただいたが、ショックは薄れることなく数時間は立ち直れず。小さなミスだからこそ、少し気をつければ、何も起こらなかったのになぁ。強く反省。
とはいえ、その後は大きな事故もなく、無事に北海道ツアーは終了。最後に、函館でラッキーピエロにも行けたし、楽しく「北の大地」を堪能したクルマ旅となった。
いやいや、まだ終わっていなかった。最終日は安全運転で東北道をひたすら南下。到着時、トリップメーターは1600㎞を余裕で超えていた。キャネル、お疲れ様でした。
北海道で食べた「旨いもの」
写真/さいば☆しん、カーネル編集部
出典/カーネル vol.47 2020秋号
※本記事は『カーネル vol.47 2020秋号』に掲載された記事を抜粋したものです
※記事中の開催イベントレポートについては本誌をご覧ください
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