NV200ベースの車中泊カーが社有車が配備され、ついに「翼」を得た!?
一応、クルマ雑誌の端くれという気持ちをもって製作している『カーネル』。しかし、新たに編集部を立ち上げてから社有車をもつ余裕はなく、これまでの取材では、公共交通機関、自家用車、レンタカー、そしてカメラマンの機材車でまかなってきた。
しかし、「ふだん、どれくらい取材で車中泊をするんですか?」と聞かれることも多くなってきたこの頃。これはマズイ!
そんな状況を見かねて声をかけていただいたのが、日本最大のキャンピングカー・メーカーであるナッツさん。「キャネルを使いなよ」という温かいお言葉をいただいたので、ピックアップに行ってきましたよ、福岡まで。ナッツさんの本社&工場は、福岡県にあるのだ。
NV200ベースの「キャネル」で福岡から東京まで車中泊旅
まず往路は飛行機にてアプローチ。寝袋などの車中泊ギアをパンパンにバッグにパッキング。空港からは、飛行機→地下鉄→バスと乗り継いで、その日キャンピングカーショーが開催されていたマリンメッセ福岡へ。ここに、キャネルを運んでもらえる段取りになっていたのだ。
「まだかな、まだかな」。ソワソワしながらキャンピングカーショーの取材&あいさつへ。そして昼食後、ついに連絡が入る。
「キャネル、来たよ!」。
会場裏の駐車場へ足早に向かう。そこには、積載車から降ろされたピカピカのキャネルが、待っていてくれた。鍵を受け取り、一連の説明を受けて出発準備。ナビでルート確認をすると、休憩なしでドライブ! 1000㎞オーバーの道のりと表示される。
予想はしていたが、さすがに長い。少しでも早く出発して、余裕をもって運転したい! ということで、会場を早々にあとにして、いざ東京に向けて出発。だが、急いで車両を準備してもらったため、ETCがまだセットアップされておらず、結局、高速道路にのったのは夕方前に。
「焦る必要はない。いまは土曜日の夕方。月曜日の11時に打ち合わせがあるが、それに間に合えばいい」。自問自答。はやる気持ちをクールダウン。そうそう! 安全運転が一番だからね。
「あ、でも各地の名産は食べたいな。一般道に降りる余裕はないかな。途中、実家に少し寄れたらいいな」。ソロドライブは独り言が増える。これ、「ロングドライブあるある」じゃないだろうか(自分だけ!?)。
いやー、さすがにアラフィフにもなって、こんな過酷な(でも楽しい)ドライブをすることになろうとは、想像していなかった(笑)。
結局、横浜市の自宅に到着したのは、日曜日の深夜。日付が変わって3時ごろ。会社には翌朝向かうことに。SNSにお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました!
福岡~東京1095kmの車中泊旅グルメ
今回の車旅で立ち寄った、SAPAグルメを紹介!
福岡県・古賀SA
マリンメッセ福岡を夕方に出発して、最初に入ったSA。インフォのお姉さんに勧められて食べた「四元豚の炙り豚丼(中盛り)」は1100円。
山口県・佐波川SA
シャワー&仮眠で立ち寄ったSA。前の古賀SAで買った人生初の「佐世保バーガー」をほお張る。750円でチョイ高めだがボリュームはある。
広島県・宮島SA
朝起きて少しドライブ。朝食で立ち寄った宮島 SAにて「カキフライ定食」1400円でパワーチャージ! このあと「焼がき」も食べてカキ三昧。
岡山県・吉備SA
食べ過ぎて食欲がわかず、軽食で済ませることに。なぜか岡山名物のきびだんごではなく「黄金餅」2個パック440円に手が伸びた。
愛知県・刈谷PA
温泉施設「かきつばた」の食堂がお休みで、名古屋メシがまったく食べられず。代替えで食べた担々麺・餃子セットは価格チェック漏れ…… 。
神奈川県・足柄SA
この旅の最後の晩餐は、950円の「富士川倍 もりそば」。これを食べたら、いったん自宅に戻り、荷物を置いたあと、『カーネル』編集部へ。
写真・文/大橋保之(カーネル編集部)
出典/カーネルvol.44 2020冬号
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