「こんなキャンピングカーがあれば、きっと楽しいだろうなぁ!」
当編集部員が「ジャパンキャンピングカーショー」で思わず手を打った注目モデルを紹介! 今回は、地球丸発行の車中泊専門誌『カーネル』編集部と、超ニッチなカーライフ誌『軽トラ生活』編集部のコラボレポートですよ。

カーネル編集部・オオハシの注目モデル1

TripTop(トリップトップ)/RVランド•コンセプト

画像1: TripTop(トリップトップ)/RVランド•コンセプト

今回のジャパンキャンピングカーショーで、私、オオハシの心を鷲掴みにした一台! 昨年マイナーチェンジしたシープ・ラングラー・アンリミテッドにポップアップルーフを搭載。参考出品とは思えないスタイリングの完成度にシビれました! 

ラングラーの走破性や居住性については、もはやここで改めて説明する必要はないでしょう。4WD性能、ユーティリティ性に加えて、シンプルかつ無骨なボディデザインが人気を集めている輸入クロスカントリーモデル。もともと根強いファンを有しつつ、さらに、いま人気が再燃しており、流行のバンライフにもピッタリ! 現在注目を集めているのも頷けます。
そんな人気車に、さらにポップアップルーフ! アウトドア+車中泊の旅には、まさに最強の組み合わせでしょ!?

画像2: TripTop(トリップトップ)/RVランド•コンセプト

リアから見ても、違和感のないグッドスタイル。2列目シートをたためば、広大なラゲッジスペースが出現! 車内に嫁と娘、ポップアップルーフに自分と息子が就寝……なんて想像も楽しいですね。
さらにルーフトップの上部には、THULE製のルーフキャリアシステムも装着できるため、ルーフを閉めて走行するときには自転車なども載せられそう。

画像3: TripTop(トリップトップ)/RVランド•コンセプト

ちなみにこのモデル、スタイル全体がまとまり過ぎているので、車両+ポップアップルーフのパッケージで販売するのかと思いきや……。じつはラングラー専用のポップアップルーフ「キット」として、2019年の夏頃に発売予定とのこと。大掛かりな切断加工や取り付け技術を必要としないボルトオン構造のため、手軽に装着できるのも大きな特徴のひとつかも。
ひょっとしたら、発売となった2019年の夏以降、ルーフトップ付きラングラーが急増する可能性も大!? それぐらい、本当にカッコいいと感じてしまいました。

カーネル編集部・オオハシの注目モデル2

TentCar(テントカー)/トイファクトリー

画像1: TentCar(テントカー)/トイファクトリー

2018年にフルモデルチェンジが施されて、4代目が登場したスズキ/ジムニー。爆発的な人気が現在も続いており、納車まで半年とか、一年かかるなんてウワサがチラホラ。そんなジムニーをトイファクトリーが手掛けると、こんな世界観を演出してくれるという好例! 見ているだけでアウトドア・フィールドにいるかのような空気がたまらないですよね。

画像2: TentCar(テントカー)/トイファクトリー

「テントカー」と題されているジムニーだけあって、コンセプトはずばりキャンプ。テントの代わりに車中泊する!ということなのですが、そうなると気になるのがジムニーの寝心地ですよね。どうしても、軽のクロスカントリーモデルは室内のスペース効率がポイントとなります。
そんな不満を解消すべくトイファクトリーが用意したひとつの答えが、この「テントカー」というわけです。

しかし! この「テントカー」も、先に紹介したラングラー同様に車両の販売ではありません。じつは……車内で使用しているベッドキットのことなのです。もう少し正確に書くと「コンフォートフルフラットベッドキット」!を、つまりはトイファクトリーが新発売するというわけです。キャンピングカーでも実績のあるクッション材を、パイピング縫製加工した厚さ60mmのコンフォートマットは、軽自動車で寝ていることを忘れるほどの寝心地を実現してくれそう。
ちなみにお値段は、フルサイズ(1,840×1,290mm)で9万8000円(税別)、ハーフサイズ(1,840×645mm)で4万9800円(税別)。

カーネル編集部・オオハシの注目モデル3

CREA 5.3X Evolution Wtire(クレア5.3Xエボルーション ダブルタイヤ)/ナッツRV

画像1: CREA 5.3X Evolution Wtire(クレア5.3Xエボルーション ダブルタイヤ)/ナッツRV

最後に、キャンピングカーの王道を一台。この写真をパッ見て、「あれ、キャブコンで人気のクレアだよね。なんか変わったの?」と思った方。ぜひ、次の写真を見てほしい。大きな大きな変更点がボデイの下に隠されているのです。

画像2: CREA 5.3X Evolution Wtire(クレア5.3Xエボルーション ダブルタイヤ)/ナッツRV

ハイ、これが答えです! ワイドトレッドのダブルタイヤを採用した新型カムロードがベースになっているのが、この「クレア5.3Xエボルーション ダブルタイヤ」なのです。このダブルタイヤ化により、許容加重を大幅に増やすことができ、より安全かつ快適にキャンピングカーをドライブすることが可能となります。さすが、すごいことをやってくれますね、ナッツRVは!
キャンピングカーショー期間中は、つねにトヨタ担当者の方もナッツブースに常駐。すごい熱の入れようでした! ちなみに価格は839万6400円〜(税別)。まさに夢のキャンピングカー……いつかはオーナーになりたいなぁ(笑)。

軽トラ生活編集部・カワゾエの注目モデル1

テントむし/バンショップミカミ

画像1: テントむし/バンショップミカミ

会場にはたくさんの軽トラキャンパーが出展されていましたが、どれも多くの人だかりを集めていたのが印象的でした。出展者に聞くと、「購入されるのは、定年前後の方が多いですが、最近は若いファミリー層も増えてきました」とのこと。軽トラサイズなら、普段の取り回しもよく、ファーストカーとして使われる例も増えてきているそうです。私が担当している『軽トラック生活』では、DIY軽トラキャンパーをたくさん紹介していますが、ビルダー製作の軽トラキャンパーは、クオリティの高さはもちろん、4人乗れるのが大きな魅力と感じました。

画像2: テントむし/バンショップミカミ

軽トラキャンパーはミニマムがゆえに、決して広くはないキャビンをいかに開放的にするかが各社の腕の見せどころ。軽トラは荷台が高いので、必然的に天井が低くなることもあって、ポップアップルーフで天井高と開放感、そして居住スペースを拡張するのが常套手段といえます。バンショップミカミの「テントむし」も、当然ポップアップルールを装備していますが、それに加えてリアウインドウを文字どおり「開放」することで、ほかにはない開放感を実現しています。リア全体を開閉するオプションもあるそうで、「せっかく自然豊かな場所で車中泊をするなら、自然を存分に楽しみたい。でも、極力快適に」なんてワガママな願望を、「テントむし」なら叶えてくれそうです。

画像3: テントむし/バンショップミカミ

軽トラキャンパーのキャビンは、ボディから一切はみ出すことなく、地上高2.5m以下というルールのもとで製作されているので、限られたスペースをいかに有効に使うかがキモ。多くの軽トラキャンパーもレイアウトを多彩に変更可能ですが、「テントむし」はそのバリエーションが多い。キャビンをフルフラットにして、ポップアップルーフを上げて床板を置けば、大人4人が就寝できます。

ポップアップルーフの分だけ天井高が増し、大きなリアハッチとも相まって開放感が増大。リアハッチにオーニングを付けたり、タープを張ったりするとより快適そうです。ミニマムな空間ではあるものの、流しや冷蔵庫も装備しており、オプションも豊富に準備されています。

画像4: テントむし/バンショップミカミ

運転席と助手席のドアの上には、さりげなく雨どいも付属。窓には網戸もあり、使い勝手を考え抜いたつくり込みもサスガ! DIY軽トラキャンパーばかりを目にしてきた身としては、参考になる工夫がいっぱいで新鮮でした。ちなみに、いまオーダーすると納車は1年半先とのことでした。

軽トラ生活編集部・カワゾエの注目モデル2

Registro(レジストロ)/MYSミスティック

画像1: Registro(レジストロ)/MYSミスティック

今回のイベントは、「ミニマムなキャビンサイズ」という軽トラキャンパーの宿命を、軽自動車枠を超えることで脱した軽トラキャンパーも目につきました。MYSミスティックの「Registro(レジストロ)」もそんな一台。軽トラックに普通車キャブコンと同等のキャビンを取り付けていますが、その見た目は意外と自然にまとまっており、最初パッと見た際は、キャビンが大きいことにも気づかなかったほど。サイドミラーは車幅に併せて張り出されており、MYSミステックの方によると「このサイズまでなら、奥様も問題なく運転できて喜ばれています」とのこと。

画像2: Registro(レジストロ)/MYSミスティック

後方から見ると、キャブコンにしか見えない!? キャビンにはもちろん断熱材が使われていますが、ロケットの先端にも使われている、高い遮熱と断熱性を誇るガイナ塗装を採用。より高い快適性を実現しているそうです。「夏でも車内は日陰のように涼しいです」と説明されましたが、本当だとしたらスゴイ! 入り口側にオーニングがあるのも便利。

画像3: Registro(レジストロ)/MYSミスティック

キャビン内部はこの広さ。通常の軽トラキャンパーにはない余裕の空間。乗車定員は5名、4人の就寝が可能とのこと。これなら普通の居室として快適に過ごせそうです。

画像4: Registro(レジストロ)/MYSミスティック

キッチン周りも、実際に料理が可能なスペースになっています。ミニマムなスペースに機能を詰め込んだ軽トラキャンパーも魅力的ですが、やはり広いほうが快適性やユーティリティの実力は断然上!と教えられた感じ。ベースとなる軽トラは非力なノンターボのみなので、キャビンの重さが走りに与える影響が気になりますが、キャンパーとしての高い快適性には大いに惹かれたモデルでした。

VAN LIFEをイメージしたモデルも紹介!【ジャパンキャンピングカーショー2019】編集部員レポートその1はこちらから!

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