100円ショップ「ダイソー」のランタン&ライト8商品をインプレッション。100均ランタン、ライトの使い勝手を車中泊目線で検証。各ランタン、ライトの特徴、スペックを紹介のほか、イチオシ、推奨ランタンなど検証結果を紹介。

100円だからこそ、各商品の性能差を軽視してはダメ!

画像: 100円だからこそ、各商品の性能差を軽視してはダメ!

※こちらの記事は『カーネル 2018年秋号 vol.41』から抜粋、再編集したものです。

初期の100円ショップは、安かろう悪かろうを地でいく商品ばかりだったのが、昨今では評価激変。100円でここまでスゴいの!?と、たまげる商品が並んでいる。車中泊に活用できる商品群も同様で、機能性も使い勝手も大満足な商品が多い。

100円ショップはいくつもあるが、今回はおなじみ「ダイソー」の商品に絞って探してみた。

商品の選択と比較は「車中泊に求められる機能性を満たしているか」のみを基準にした。家庭内使用でいくら優秀でも、車中泊に向いているとは限らない。

また、デザイン性も完全無視。どんなにカッコ悪くても機能性が高ければいいと割り切ることで、使いやすい商品が見えてくる。なお、掲載は100円+税の商品に限定した。

<今回の調査項目>
●機能は確保されているか
●汎用性は高いか
●使い捨てにならないか
●カンタンに使えるか
●安っぽさは少ないか

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No.31114 3LED プッシュライトミニ

画像: No.31114 3LED プッシュライトミニ

緊急時にパッと操作可能

カバーを押すとON / OFFを切り換えられる据え置きランプで、夜間の緊急灯に便利。ドームのような形状に反して光の直進性が高めで、常時点灯の室内灯としてはイマイチか。
スペック:3LED、連続30h、単3×3

画像: カバーの内側はディンプル加工されているが、光の拡散性は低い

カバーの内側はディンプル加工されているが、光の拡散性は低い

画像: カバーを押す位置によって操作感が変わるのが気になった

カバーを押す位置によって操作感が変わるのが気になった

D011 S プッシュライト(3SMD)No.1

画像: D011 S プッシュライト(3SMD)No.1

コンパクトサイズで便利。光も上質

ファミレスの店員呼び出しボタンのようなコンパクトサイズ。すりガラス状のドームを押すだけで使え、散光性がバツグンに高いので、常夜灯やくつろぎ灯としても最適だ。
スペック:3SMD、連続7〜8h、単4×3

画像: 発光面積は小さくても、光が放射状に展開されるので扱いやすい

発光面積は小さくても、光が放射状に展開されるので扱いやすい

D011 2WAYランタン No.3

画像: D011 2WAYランタン No.3

明るさ重視ならコレ!

明るい、スポットランプ付き、光の拡散性が高い、まぶしくないという、ほぼカンペキに近い商品。これが108円で買えるなんて! つくりがやや華奢なので丁寧に扱いたい。
スペック:12LED+1LED、連続4.5〜5h、単3×3

画像: 発光面積が広いため影ができにくく、車内全体を明るく照らせる

発光面積が広いため影ができにくく、車内全体を明るく照らせる

画像: スポットランプ点灯時。それほど明るくないが十分に実用的。連続28〜30h点灯可能

スポットランプ点灯時。それほど明るくないが十分に実用的。連続28〜30h点灯可能

No.31069 ミニパワーランタン

画像: No.31069 ミニパワーランタン

S字フックなどにかけて常夜灯に

次に紹介する「No.31099」の商品と直接対決する商品だが、ランタン側の光の拡散性にやや不満あり。単3電池使用のわりに、連続点灯時間もライバルより短めなのも気に入らない。
スペック:4LED+1LED、連続10h、単3×3

画像: 発光部が奥まった位置にあるため、左右への拡散性はイマイチ

発光部が奥まった位置にあるため、左右への拡散性はイマイチ

画像: スポット側はまずまずの実用性。ボディには大型のフックが付く

スポット側はまずまずの実用性。ボディには大型のフックが付く

No.31099 3SMD&1LED ミニパワーランタン

画像: No.31099 3SMD&1LED ミニパワーランタン

小型でも光量十分

先に紹介した「D011 2WAYランタン No.3」では大きすぎるというならこちらを。子どもでも握れるサイズながら、拡散性の高い明るい光を放つ。電池交換時に精密ドライバーが必要なのは面倒くさい。
スペック:3SMD+1LED、連続12h、単4×3

画像: 発光面積が広いSMDを使用するため、明るさも拡散性も◎

発光面積が広いSMDを使用するため、明るさも拡散性も◎

画像: スポット側は光束が集中するタイプ。外歩きには力不足か

スポット側は光束が集中するタイプ。外歩きには力不足か

D106 プッシュライト4LED No.2

画像: D106 プッシュライト4LED No.2

マグネットでクルマにポン

細長い透明カバーを、ピアノの鍵盤のように押すとLEDが点灯。光束がビーム状でかなりまぶしく、懐中電灯に近いイメージのわりに、明るさバツグンということはなかった。
スペック:4LED、連続50〜60h、単4×3

画像: 配光は完全にビーム状。ランタンとしては使いづらい

配光は完全にビーム状。ランタンとしては使いづらい

画像: 背面のマグネットで金属部に装着可能。吸着力はやや弱めか

背面のマグネットで金属部に装着可能。吸着力はやや弱めか

D011 2LED マルチライトNo.5

画像: D011 2LED マルチライトNo.5

汎用性を高めるフック付き

ケース背面にマグネットと、折たたみ収納可能なフックが用意され、車内の高い位置にひっかけておける。光の拡散性がないので、非常灯またはラゲッジ灯向けか。
スペック:2LED、連続20〜24時間、単4×3

画像: 反射板サイズは十分だが、ほとんど役に立っていない印象だった

反射板サイズは十分だが、ほとんど役に立っていない印象だった

No.31056 LEDランタン

画像: No.31056 LEDランタン

柔らかな光が周囲に拡散

食事中などに便利な360度配光ランタン。明るさはそれなりだが光の質がまろやかで、長時間使用しても目が疲れない。ただし懐中電灯としては不向き。
スペック:1LED、連続12h、単4×3

画像: 1LEDなのにこの散光性能。光源を直接見てもまぶしくない

1LEDなのにこの散光性能。光源を直接見てもまぶしくない

検証結果 イチオシ&推奨ランタンはコレだ!

今回、使用してみた8商品のなかから、車中泊用ランタンとして「イチオシ」の商品、次点となる「推奨」3商品を発表!

イチオシ!

画像: イチオシ!

D011 2WAYランタン No.3

推奨!

画像1: 推奨!

D011 S プッシュライト(3SMD)No.1

画像2: 推奨!

No.31099 3SMD&1LED ミニパワーランタン

画像3: 推奨!

No.31056 LEDランタン

まとめ

車内で常夜灯や緊急灯として使うなら、据え置き型で光の拡散性が高いランタンがベスト。というわけで、オススメなのは上記の4商品!

写真/糠野 伸 文/辻村多佳志

※こちらの記事は『カーネル 2018年秋号 vol.41』から抜粋、再編集したものです。

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