1月17日で阪神・淡路大震災から24年。その後も、東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨など、大きな自然災害は絶えません。
家には戻れない、でもクルマはなんとか使える……。

そんなとき、「車中泊避難」の準備があれば、きっと心強い味方になってくれるはず。ここでは、被災時にクルマに準備しておきたい車中泊グッズとその使い方を紹介します。

防寒&着替え用の衣類を圧縮袋に詰めて、クルマに積んでおく

圧縮袋などを活用して緊急用の衣類を入れておけば、汚さず、そしてかさ張らずに車載しておくことが可能。普段あまり使用しないラゲッジ下の収納スペースなどのような、小スペースに積んでおくことができ、日常の荷物の出し入れの流れで、クルマから下ろしてしまうことも少ない。
被災時、このような予備の衣類があると、緊急時の着替えや防寒で使用できるだけでなく、余った衣類は下記のようにシートの段差を解消する際にも使えます。
ただし、注意してほしいのは、成長期の子どもや乳児などが家族にいる場合。体の大きさにあった衣類でないと、せっかく準備していても着れなければ意味がない。1~2年(例えば車検時など)に衣類のサイズをチェックして入れ替えるなど、「衣替え」とともに、積んでおく衣類の「メンテナンス」もお忘れなく。

画像: できれば、家族の人数×救援物資が届くまでの3日分の衣類を準備。冬は防寒、夏は着替えとして使用できるように、3月と9月に衣替えをしたい。

できれば、家族の人数×救援物資が届くまでの3日分の衣類を準備。冬は防寒、夏は着替えとして使用できるように、3月と9月に衣替えをしたい。

就寝時はタオルや毛布を活用して、「フラット」を心がける

震災などの緊急時に車中泊を行う場合、自分のクルマがラゲッジで寝られるタイプか、シートでしか寝られないタイプかで、就寝人数や快適さは大きく変わります。まずはマイカーのシートアレンジを事前に復習しておくことが大切。そのシートアレンジによって、何人まで車中泊できるかが把握できます。被災時、誰が車中泊で、誰が避難所へ行くのか?などのシミュレーションは、やはり事前に行っておくべき。
また、一般車のシートやラゲッジは、最近の一部の「車中泊仕様」をうたったモデル以外、基本的には「就寝時の快適性」は考慮されていません。シートやラゲッジを最大限に倒しても、思った以上に凹凸があるもの。そのまま寝ると、体に負担がかかってしまうこともしばしば。そこで、タオルや毛布、そして上記のように保管していた衣類などを使い、へこみやすき間を埋めると、ぐっと快適になるはずです。

画像: 積んでおくタオルや毛布は、衣類同様、圧縮袋に入れておくと、汚れず、コンパクトに保管可能。

積んでおくタオルや毛布は、衣類同様、圧縮袋に入れておくと、汚れず、コンパクトに保管可能。

タオルや衣類は、窓の目隠しとしてもおすすめ

窓に目隠しをすることは、プライバシーを確保できるだけでなく、防犯面においても非常に重要。車内のグリップにロープを渡し、大きめのタオルや上着をかけて洗濯ばさみなどで留めるだけで、簡易的な目隠しに。窓にタオルを挟むなどの方法もあります。
車内が外から見えないというだけで、就寝時のリラックス度は大きく変わります。避難時、すべての窓をふさぐことが無理な場合は、人通りの多い側面のみでも構いません。「外からよく見えない」=プライバシーの確保が少なからずできるはず。特に女性や小さな子どもがいる家族は、着替えや授乳などを車内で行えるだけで、心の余裕が生まれることも。
さらに、仮設トイレが避難所に準備されるまでに多少の時間がかかります。目隠しさえしていれば、簡易トイレを車内で使用することもできます。

画像: 洗濯ひもや洗濯ばさみなども、車載しておきたいおすすめグッズ。

洗濯ひもや洗濯ばさみなども、車載しておきたいおすすめグッズ。

水分と非常食の準備もしっかりと

避難生活のなかで、食料や水が避難所に届くまでの期間を考えて、非常食と水の準備も必須。準備する水分は、スポーツ飲料や栄養ドリンクなどよりも、ペットボトルの「水」がベスト。非常食を調理したり、ケガの傷口を流したり,顔や手を洗ったりするなど、汎用性が高いからです。
そして、熊本地震で大きな注目を集めたエコノミークラス症候群。その予防のひとつとしても、水分は欠かせません。避難中の女性のなかには、トイレ状況を考えて、水分摂取を抑える人も少なくありませんが、これは非常に危険です。もちろん、不便な避難生活のなかで潤沢に水があるとは限らないので、水分摂取するペースを考えたうえで、水と非常食の数量を計算し、しっかりと準備しておきたいところです。

画像: 保管しておく水や非常食は、家族の人数分×救援物資が届くまでの3日分を目安に。水も非常食も消費権限があるので注意したい。

保管しておく水や非常食は、家族の人数分×救援物資が届くまでの3日分を目安に。水も非常食も消費権限があるので注意したい。

工具などは常備しておく

ふだんからクルマの中に工具を積んでおくことができれば、非常時の様々な状況に対応可能になります。工具といっても、ペンチやドライバー、カッター、ひも、ガムテープなど、家にあるもので大丈夫。それだけでも、あるとないとでは大違いですよ。

画像: 工具などのほかに、乾電池で動くラジオ、ヘッドライト、乾電池の予備、ライターなどもあると便利。

工具などのほかに、乾電池で動くラジオ、ヘッドライト、乾電池の予備、ライターなどもあると便利。

代用トイレも考えておく

車内にトイレが確保できれば、安心感はぐっと上がります。写真のようなしっかりした簡易トイレがあればベターですが、量販店などで購入できる使い捨てトイレのほうが保管するスペースは小さく、便利な場合もあります。車内スペースや家族構成なども考えて準備したいところです。
また、市販のトイレが準備できなかった場合、手軽に自作することも可能。バケツや段ボール箱にビニール袋をかぶせて、子ども用紙おむつか新聞紙を丸めたものを入れれば用は足せます。

画像: 3付属の液体や袋などを準備しておけば何度も使える簡易トイレ。ただし、クルマに積んでおくと場所をとる。使い捨てトイレのほうがコンパクトではあるが、その場合も家族の人数×救援が来るまでの3日間を考えて準備したい。

3付属の液体や袋などを準備しておけば何度も使える簡易トイレ。ただし、クルマに積んでおくと場所をとる。使い捨てトイレのほうがコンパクトではあるが、その場合も家族の人数×救援が来るまでの3日間を考えて準備したい。

荷物の移動を面倒くさがらない

おすすめグッズというわけではないが、少しでも体をリラックスして寝るためのテクニックをひとつ。荷室や後部座席の荷物を一時的にでも車外などに置ける場合は、寝る前に荷物を移動し、体を横にできる就寝用のスペースをできるだけ広く確保すること。移動は手間だが、その手間を惜しまないことで、体への負担を段違いに減らすことができます。

画像: 緊急時には心強いキャンプ道具。車内で寝る際は外に出すことも考えたい。

緊急時には心強いキャンプ道具。車内で寝る際は外に出すことも考えたい。

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