「実は知らなかった」「いまさら聞けない」車中泊旅の素朴な疑問にお答えする連載企画。車中泊の基本にもどって解説します! 車中泊初心者のかたは参考に、ベテランのかたはおさらいがてら、CHECK!

【答え】定番の対策を「連動して行うこと」が最善策

大渋滞の上手な回避方法はありますか? という質問は多い。しかし、裏技はない。次に挙げる定番の対策を「連動して行うこと」が最善策だ。

1) 一気に長距離を走らない移動型の旅を

画像1: 【答え】定番の対策を「連動して行うこと」が最善策

連休を利用して遠出をする場合、目的地周辺に少しでも長く滞在したいもの。しかし、そのためには往復する日に長距離を走らなければならない。

これを無理せず、行きに2日、帰りにも2日と、「寄り道先」を決めて、1日の走行距離を短くするのがポイント。

2)地元ラジオをこまめに聞いて、情報収集

画像2: 【答え】定番の対策を「連動して行うこと」が最善策

警戒すべきは「事故渋滞」。自然渋滞だけなら「10kmあたり約1時間のプラス」 という読みができる。が、厄介なのは事故渋滞。旅先では地元ラジオ(FM放送が便利)をなるべく聞いて情報収集を。

定期的に交通情報を流してくれるラジオは、事故渋滞や交通規制をいち早く知るのに有効な媒体だ。

3)高速道路は早朝に走る

画像3: 【答え】定番の対策を「連動して行うこと」が最善策

早起きして早朝の空いている時間に走れるのは、せいぜい2〜3時間ほどで、距離にすれば最大でも200km程度。そこからは渋滞が始まる時間だが、午前9時になれば観光地の施設やお店は営業開始時間となる。

渋滞が始まる時間までに距離をかせぎ、そこからは初日の観光に切り替えるという方法がおすすめだ。

4)サービスエリアで仮眠の車中泊

画像4: 【答え】定番の対策を「連動して行うこと」が最善策

時間をムダなく活用するには、道の駅よりも高速道路の休憩施設で、移動の中継ぎ車中泊(仮眠)をするのが一番。これはまさに、車中泊の旅ならではのメリットだ。

また、ハイウェイオアシスなど、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアから直接出入りできる施設もある。渋滞時に見学するのも手。

裏技はないが、定番の対策を連動すれば楽になる!

これらを組み合わせ、連動させることで渋滞はかなり楽になる。なお、大渋滞ゾーンは大都市圏から100kmくらいまで。ここを渋滞のない深夜〜早朝にクリアできれば、かなり楽になるが、居眠り運転や、冬期の路面凍結などには十分注意してほしい。

※当記事は車中泊専門誌『カーネルvol.35』(地球丸刊、稲垣朝則著)の内容を一部抜粋、再編集したものです。

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