愛犬・ペコとハイエースのバンコンで車中泊やキャンプを楽しむINUTABI夫妻。おふたりに、愛犬と“夏のクルマ旅”を楽しむための対策や、おすすめのアイテムを聞いた!
INUTABI夫妻 プロフィール
YouTubeチャンネル『海辺と、犬と。~湘南で、旅するように暮らす日々。~』を運営。愛犬・ペコと一緒に、レクビィ・プラスLV+1で車中泊に出かけたり、海辺の街を訪ねる様子を発信中!
暑さと上手に付き合って、犬連れ旅を楽しんで!
「そもそも、夏の犬連れ旅は難易度が少し高めなんです」
犬は汗をかきづらく、放熱しにくいため、人よりも暑さが苦手。熱中症になると手遅れになる場合もあるという。
「暑さが苦手な犬との夏旅は、最初に“無理をさせない旅のプラン”を組んでほしいですね。特に、初めて夏に犬連れ旅をするときには、獣医師さんが監修しているような犬の暑さ対策情報も、あわせて読んでおくと安心ですね」
また、旅先で犬と散歩をしたいという人も多い。しかし、真夏に犬を歩かせられる時間はかなり短い。
「散歩は、基本的には朝と夕方以降がいいです。日中は風通しのいい日陰や木陰はアリですが、その場合も地面が熱くなっていないか必ず触ってみる。
日ごろから犬を歩かせる前に、自分で地面を触る癖をつけておくと安心です。少しでも熱く感じたら、スリングやカートがいいですね」
定期的に水を飲ませたり、湿度が高すぎる場所に行かないなど、必要な対策はほかにも多くあるが、一番の注意点は“気温が高くなる日中は車内で犬を留守番させない”こと。
エアコン未使用の車内はかなり高温になる。犬の生死にも関わるため特に注意が必要だ。
「注意点は多いですが、犬もずっとお留守番ではつまらない。暑さと上手に付き合いながら、ときどき旅に連れ出してあげたいですね」
犬連れ車中泊旅、ここに注意!
◎犬は暑さが苦手! 無理をさせない旅プランを
◎歩かせる前に地面を触って熱さをチェック
◎脱水症状に注意してこまめに水分補給
◎日中暑い車内での留守番はNG
おすすめ旅プラン
◎軽井沢など、標高1000m以上の高原へ
◎河川沿いや湖畔のキャンプ場でSUPなど水遊び
◎早朝や夕方に海遊びをして、日中は犬連れカフェへ
◎連泊ならペット可のホテルの利用も
INUTABI流・猛暑をしのぐ! おすすめアイテム8
①犬用帽子
熱中症や脱水症状の予防に!
人が暑いときに帽子をかぶるように、ワンコにも暑いときにかぶれる「犬用の帽子」がある。帽子をかぶることでワンコの頭に直射日光が当たらず、熱中症予防になる。
最近は頭を振っても落ちないような、ひも付きの帽子もリリースされているので、日中連れて歩くときは帽子をかぶらせるのがおすすめ。
「先日買ったわが家の帽子は愛犬ペコの名前入りです♡」。ペコもお気に入りの様子。
②カートもしくはスリング
地面が熱いときに必要!
散歩前に地面を触って少しでも熱さを感じた場合は、ワンコを無理に歩かせず、カートやスリングを使用する。
スリングがあれば抱っこして一緒に散歩ができるし、カートであれば、抱っこが難しい大きいワンコや、複数匹の場合でも散歩が可能。靴を履くのが大丈夫なワンコなら、靴もおすすめ!
③クルマ用網戸
車内に風を通せば涼しい
クルマの窓やリアゲートに取り付けて使う、クルマ用網戸(ウインドーバグネットなど)も便利。装着して窓やドアを開ければ、車内に風が通り、涼しく感じる。
標高の高い場所や朝晩なら、冷房よりも涼しさを感じられることも多い。キャンプ場など、比較的安全な場所での使用がおすすめ。蚊帳としての効果もあり。
④SUP&犬用マリングッズ
水遊びを一緒に楽しむ
夏は海や湖畔で、ざぶざぶ水をかぶるのがいちばん涼しい! SUPなら、ワンコも人間と一緒に涼しさを感じながら遊ぶことができる。
ワンコとSUPをする場合はSUP用アイテムとあわせて、犬用のラッシュガードやライフジャケットを準備しよう。ワンコをSUP上に乗せて、ときどき水をかけながら遊んでみて!
⑤濡れてもいいワンコウエア
暑い日は霧吹き&水浴び!
濡れても大丈夫なワンコウエアは、暑さ対策にも最適。暑いときに水を垂らしてあげたり、霧吹きなどで水をかけることができる。
夏の時期はウエアに加え、濡れても問題ないハーネスとリードに替えておくと安心。そのほか、首を冷やすアイテムなどもあるが、冷えすぎることもあるので注意が必要。
⑥小型扇風機
手軽に暑さをしのぐなら
手軽に暑さをしのぐのなら、小型扇風機がおすすめ。散歩中に暑さを感じたとき、カバンから取り出してすぐに涼める。
USB充電式の小型扇風機とモバイルバッテリーをセットで持ち歩けば、充電が切れても大丈夫。クリップ式なら、犬用カートに取り付け可能。INUTABI家は大型扇風機を車載している。