【車中泊旅】フェリー「さんふらわあ」初体験！愛車で北海道クルマ旅の前に、ホテル並みの船内を大満喫しちゃったよ！

雄大な自然の中どこまでも続く道、豊富な温泉や食のスポット。クルマ旅の醍醐味が詰まった北海道はぜひとも愛車でめぐりたい。

しかし、北海道へは陸路のルートがなく、フェリーで海を渡ることになる。陸路に比べて時間がかかる船旅は、退屈しないか、ストレスを感じないか、ビギナーには少々不安。

自分で道程をコントロールできるクルマ旅の愛好者ほど、そう感じるかもしれない。

そこで、首都圏からアクセスがよいルートで知られる大型フェリーの「さんふらわあ」を乗船体験した。

「さんふらわあ」は茨城県の大洗港と北海道の苫小牧港を結ぶフェリー。夕方便と深夜便があり、発着時間や予算などを考慮して選べる。

今回乗船したのは館内設備が充実の夕方便。客室は多彩な個室が用意され、和室や洋室、オーシャンビュー重視など好みで選択。ペットと宿泊できる部屋や専用バルコニー付きの豪華な部屋も。

さらに開放感あふれるパブリックスペース、バイキングスタイルの食事、海が眺められる展望浴場&サウナなど、船内はまさに「動くホテル」。約18時間の航行は快適至極、あっという間に過ぎてしまった。

船の予約はWEBまたは電話で。WEB予約なら運賃が割引になる「さんふらわあWEB初夏割」（7月19日まで）、高速料金がお得な「ドラ割『HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす×さんふらわあ乗り継ぎプラン』」を活用できるのもうれしい。

この夏は愛車とともに、「さんふらわあ」で北海道へ行こう！

愛車と一緒にいざ出発！

乗船日は時間に余裕をもってフェリーターミナルへ。乗船手続きを行ったらフェリーの乗船口前で待機する。

下船時に迷わないよう、駐車したデッキのフロアカードをとっておこう。

船の旅を満喫できる「さんふらわあ」3つの魅力

「さんふらわあ」なら快適な船内でゆったり過ごせて、食事やお風呂も大満足。船上から始まる北海道の旅を満喫しよう！

①和洋の客室と船内はホテル並みの快適空間

客室は人数や用途、予算のほか「スーペリアオーシャンビュー（和室）」「スーペリアインサイド（洋室）」など好みの部屋スタイルから選択できる。

青畳風の床や木目を生かした落ち着きのある和室では、窓を開けると海が目の前に。

ホテルを思わせる洋室の快適さも抜群。個室でゆったりと過ごすことができる。

シャワー・トイレ完備の個室にはアメニティを用意。高品質でセンスのいいアイテムに気分が上がる！

2層吹き抜け構造のラウンジのあるパブリックスペース。テーブルやスツールがゆったりと配置され、大きな窓越しに海を眺めながらくつろげる。

遊具を備えたキッズスペースやドッグランなども完備。天気がいい日は展望デッキからの景観もぜひ楽しみたい。

②海を望む展望浴場&サウナで心も体もリラックス！

海に面した展望浴場も注目。湯船につかると目線の位置に海面があり、どこまでも大海原の景観が広がる。

入浴時間は23時まで（苫小牧発は22時まで）。広い湯船につかってリラックスしよう。翌朝は6時30分から入れるので、海を眺めながらの朝湯も気持ちいい。

現在（2024年5月取材時）、“女子旅応援キャンペーン”で女性浴場内にシャンプーバイキングやスキンケアセットなどを設置。船旅で「キレイ」もゲット！

無料で利用できるサウナからも海を眺望し、ひと味違う「ととのい」体験を満喫！

③夕食と朝食はメニュー多彩なバイキング！

バイキングは和洋の総菜や麺類など多彩なメニューがそろい、ドリンクバーが付く。夕食＋朝食のセット券を購入するのがお得。

11時30分からの喫茶・軽食タイムには、フードやドリンクの単品をオーダーできる。

開放的なレストランで食事が楽しめる。海を眺めるなら窓際のカウンタ―席などがおすすめ。

夕食はデザートもそろい、別料金のアルコールには北海道限定ビール「サッポロクラシック」も。ひと足先に北海道の味を楽しもう！

写真、文：土倉朋子、飯野高之（エディトルーム・カノン）　
協力：商船三井さんふらわあ
初出：カーネル2024年7月号vol.67